笠森公園は、北側の細長いエリアと、南側の台形っぽい広いエリアの、２つからなっています。 個人的には、遊具がない北側のエリアを気に入っています。夏になるとびっしりとクローバーやオオバコが生える一角や、ネコさんたちが休んでいる日除け棚とベンチがあります。 また、南側エリアの南端には、井戸が設けられています。井戸の近くに設置されている案内板によれば、この一帯は谷戸川の源流地帯であり、水に親しんでもらうために設置したとのこと。 谷戸川は暗渠として公園から南西に伸びて、山野小学校の敷地の西側から姿を表します。 そして、住宅街の中を縫うように流れて、やがて砧公園の真ん中を突っ切り、丸子川、谷沢川と落ち合い、等々力渓谷の南で多摩川へと合流します。 団地のあるところに、かつての川の源流あり。ジプリの千となんとやらは他人事ではないのです。 公園で水遊びしながら、自分たちの暮らす地について考えるのも一興です。