勝海舟記念館が、オープンしたというニュースを見たので来てみました。
内容がとても充実していて勝海舟の解説に愛情が滲んで見える良い記念館だなぁと感じました。
歴史で学ぶので勝海舟を知っていたし無血開城など度々ドラマや映画などで見聞きするので良く知った偉人では有るのですが、こうして実際の着用した衣服や直筆の資料を実際に見ると人間味が増してとても身近な人に感じられました。
コチラの記念館は映像資料を見られるコーナーもオススメです。成したことも大掛かりですし数奇な人生を描いてる事もありますが、何より海舟は姿形が好い男なので映像資料がドラマの様でツイツイ時間を忘れて見入ってしまいます。(展示室で見られるものも、講堂で見られるものも10分前後の大作でタイミング良く見られても全て見ようと思ったら結構な時間がかかります)
展示以外に気になったのは建物の外観が重厚で美しくパネル展示によると昭和の初期に建てられた建物(清明文庫部分)だそうですが、天井の装飾に付いて講堂に居た職員の方に、少し質問をした所ワザワザ学芸員を呼んで答えて下さりとても恐縮しました。
学芸員の方は若い方でしたが門外漢の興味に親切に判りやすく答えてくださり、とても楽しい時間を過ごしました。(図録を購入して読んだのですが歴史的経緯は記録に残ってる様ですが、とても凝った意匠が施されてる割に建築自体の出自は、まだ良く解ってないそうです。)若い学芸員さんが、これから建物に付いても調べてみたいと、おっしゃていたので、いつか清明文庫自体の資料集などが出るかもしれないなぁと楽しみです。
新装開館直後に伺ったのも有るかもしれませんが、コチラの警備職員の方から受付、学芸員の方と出会う皆さん良い方で、気持ちよく対応していただいて大変素...
Read more東京は、東の京都である。=東京都。この場所を出てふとそんなことに気付いた。明治維新という革命の中で、それを見届け、後の世までこの街を、都を西郷隆盛とともに守った幕臣勝海舟の記念館。洗足池のほとりにはお墓もある。しかも洗足池の辺りが気に入ったのは西郷隆盛と三度目の交渉に池上本門寺に行く途中とのこと。館内の動画では、江戸を焦土から守れた安堵、喜びもあって、気持ちが高揚していたときに見た景色がよほど美しく感じられたのではないか、ということであった。司馬遼太郎の竜馬がゆく、では大政奉還直後に竜馬が亡くなってしまうため、そこまでしか描かれない。世に住む日々では吉田松陰、高杉晋作が主人公のため、さらにもっと前である。竜馬がゆく、の中ではまるで歴史の妖精のような役割を果たす勝だが、物語のクライマックスではほぼ出てこない。その頃のことも知れるのかなぁと思って行ってみたが、史実のコントラストとでも言うべきか、鳥羽・伏見の戦い、江戸城無血開城にいたる功労が大きすぎたため、その辺りの記載はほぼ無かった。事をなすのに天は役者を配置し、役割を得た人が与えられた幕を演じ切る、幕末はそれが余りにも短期間に主役が切り替わるため、面白いし、分かりやすい。時代の転換期である現代とて、当時は誰も幕府を倒したあとのことを描いていなかったが、勝や竜馬のようにその未来をより描く力が求められているように感じた。ちなみに訪問したのは2020年9月でしたが、蜜になるということで...
Read more東急池上線「洗足池駅」から徒歩8分ほどです。洗足駅から右側からぐるっとまわっていく感じです。中原街道を渡って交番を左折すると、案内多数なので迷うことはないでしょう。尚、その途中に、勝海舟別邸)洗足軒)跡、奥には、勝海舟夫妻の墓があります。
営業時間は大田区勝海舟記念館をご参照ください。料金は、2024年6月現在一般300円、小中学生100円、高齢者(65歳以上)240円となっています。クレジットカード系、交通系マネー系、現金で決済可能です。
滞在時間の目安ですが、刺さる人だと1時間前後、刺さらないひとだと10分だと思います。展示内容は、写真が撮れるもの、撮れないものがあるのでご注意ください。
1Fと2Fに各種資料と解説、映像系がとても秀逸です。映像系は10分程度のものが数本あるので、それを全部みていくと1時間ぐらいかかるかなと思いますね。勝海舟が好きなひとにはとても興味深い内容となっており見ごたえがありました。
またとても小さなミュージアムショップがあり、ちょっとしたお土産が買えます。残念ながら私には刺さるものがなかったの...
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