Mabashi Inari Shrine

杉並区阿佐ヶ谷南に鎮座する馬橋稲荷神社は、鎌倉時代末期の創建と伝えられています。 ご祭神は、宇迦之御魂神、大麻等能豆神、伊邪那美、弥都波能売神、菅原道真と、稲荷神社としては多くの神々が祀られていますが、これは、明治40年（1907年）に村内の御嶽神社・白山神社・天神社・水神社を合祀したためです。 馬橋稲荷神社の社名は、天保3年（1832年）に京都白川神祇伯家御役所から、「正一位足穂稲荷大明神」の神号を拝受したものを、その後、昭和40年（1965年）に住居表示改正により馬橋の地名が消えるのを憂い、神社名を「馬橋稲荷神社」としたことによるものです。 境内には、樹齢400年の檜葉の材を使用した高さ8メートルの朱塗りの一の鳥居があります。二の鳥居は石材製で、高さ8mで昇龍・降龍が刻されてあり、龍の巻いた鳥居は品川神社と宿鳳山高円寺境内にある稲荷社と馬橋稲荷神社の3つのみなので東京三鳥居の一つといわれているとのことです。随神門は向かって右に豊磐間戸命、左に奇磐間戸命の神像を祀り、中央天井に直径75センチの開運鈴が吊るしてあり、その大きさは都内最大であるとのことです。 境内社には、厳島神社と稲荷社があります。他にも、小さなお稲荷様のお社がたくさんあります。 御朱印は、社殿右手の授与所にていただけます。初穂料は300円以上、お気持ちでとのことです。