Sanpōji Temple — Attraction in Tokyo

石神井公園南側にある大きなお寺で、裏手には、石神井城址と石神井氷川神社があります。 将軍家の御成門があり、移築された勝海舟宅の長屋門があり、8mの観音像があり、四国88か所霊場のお砂踏み場がありと仏教の信仰対象を様々集めながらも周囲の環境の穏やかさから、気品を感じさせるお寺です。

元々は、現在地より1キロ東方の現在の禅定院の位置にあり、豊島氏の祈願寺でしたが、長尾景春の乱で長尾方に付き、関東管領上杉家に反逆した豊島氏は太田道灌により討伐され、石神井城は落城します。 戦いの後、太田道灌は三寶寺を旧石神井城の位置に移転させ、豊島一族の菩提を弔ったそうです。

創建は古く、応永元年(1394年)となります。室町時代初期の南北合一(1392年)がされてから2年後の事でした。 開基は鎌倉大楽寺の大徳幸尊法印で、仏縁を求めてこの地に巡錫し、石神井川の清流を望み、三寶寺池の谷を後ろに、ちょうど亀の甲羅の形をした丘陵の頂点にあたる石神井郷小仲原に、真言密教の道場を建立したと伝えられています。 ちなみに、法印とは僧侶の位階（僧位）の最上位で、僧綱(そうごう)位（僧階）の僧正にあたり、法印大和尚(だいわじょう)位僧正というそうです。

亀頂山の山号は、建立された場所が亀甲のような小高い丘であるところから名付けられ、密乗院の院号は真言密教の教えという意味であります。

先に記載しました通り豊島氏の祈願寺であった当寺ですが、朝廷の勅願寺でもあり、上杉氏の後にこの地を治めた小田原北条氏も寺領を寄進し、度々禁制を与えるなど、三寶寺を大切に扱いました。

天正19年(1591年)、江戸に入った徳川家康もまた三寶寺に寺領10石の朱印地を下賜し、将軍家累代の祈願所と位置付けました。 江戸時代は50余りの末寺を有し、石神井氷川神社や三寶寺池弁財天社、水天宮、道灌ゆかりの愛宕社、稲荷社、石神井神社などの別当寺として江戸近郊屈指の規模を誇りました。 寛永2年(1625年)11月及び正保元年(1644年)3月の2回、3代将軍家光公が狩猟の際に立ち寄り、休息した事に因んで山門を御成門と呼んでいるそうです。

しかしながら明治に入ると廃仏毀釈により寺領は上地され、別当としての神社は分離されました。 間の悪い事に明治7年(1874年)には再度の火災に見舞われたそうです。 以降復旧もままならず、客殿や庫裡は今でも当時緊急で移築された近在の養蚕製糸場の建物を改造した物を使っているのはその名残と言えましょう。 大正3年(1914年)以降、本格的な復旧に着手し、震災や昭和の不況、太平洋戦争などありましたが、目立った戦災もなく戦後に入り復旧工事が進み、徐々に現在の姿になっていったそうです。

このように、明治の火災で昔日の建物の大部分を失ったのですが、御成門は江戸時代の物が保たれ、鐘楼堂も火災後の建築ですが、鐘自体は戦時中の金属供出を免れ、延宝3年(1675年)の物が今でも使われています。

また、地味に注目すべきは稲荷社です。 当寺が火災に遭った時、稲荷社の狐がその級を知らせ、事なきを得たとの事で、こちらも火災には合っていないのでしょう。今は88か所お砂踏み霊場の中にある旧石神井城の土塁の跡に建っているとの事で、三寶寺と石神井城の古い姿を見ることが出来る...

Came across the impressive Sanpōji Temple while out driving on Sunday afternoon... Located in Nerima Ward, close to Shakuji Pond, Sanpōji was originally tied to the powerful Toshima clan, who controlled the area from the now-ruined Shakujii Castle. It became a center of worship for pilgrims, villagers, and buddhist scholars after the clan’s fall during the Edo period. Well worth a visit... 🌸🥇👍😊🌸 #nikon #d700...

三宝寺は東京都練馬区にある真言宗の寺院です。1394年に創建され、豊かな歴史と文化的な価値を持っています。美しい建築と静かな環境で知られ、地域の注目スポットの一つとなっています。西武池袋線の石神井公園駅から徒歩約20分の場所にあり、東京の平和な隠れ家を提供します。

Sanpoji Temple, located in Nerima Ward, Tokyo, is a temple of the Shingon sect. Founded in 1394, it's known for its rich history and cultural significance. The temple is recognized for its architectural beauty and serene environment, making it a notable point of interest in the area. For visitors, it's approximately a 20-minute walk from Shakujiikoen Station on the Seibu Ikebukuro Line, offering a peaceful retreat in the bustling city of Tokyo. For more details, you can visit its...