特別展「創建1200年記念」神護寺「空海と真言密教の始まり」
を我慢しきれず、暑つかった2024/07/19(金)に熱中症の緊急アラート発令中に(地元防災情報発令中)まず1回目の特別展に行って来ました。
都内はかなり日差しも強くて、この日は、中央快速線でお茶の水で乗り換えを待っていたらJR線内の??駅で停止線オーバーでトラブルがあり丁度来た東京行きに急遽乗り換え神田駅から上野へ経路変更しましたのでまいりましたが、上野駅公園改札口前「ecute ueno 」に、どうにか10時30分に到着出来ました。
改札口前の広場には、当日が土曜日なので、沢山の家族連れが多く目立ち、各グループごとに目的館に向け、子供さんが「はしゃぎ」ながら移動を始めていました。
私は、邪魔にならぬ様に、惑わず、いつものルートでトーハクに向かいます。
西洋美術館の入口を入り「ロダンの考える人」と「カレーの市民」前で。自我撮りしてから。
科学博物館前の木立で、強い日差しを避けながら「大噴水」の方向に歩き、国立博物館前の正門前に10:37に到着できました。
ゲートには、かなりの外国人の方が目立ちます。
横断歩道をわたり、早速、係員に前売りのEチケット🎫を見せて、楽々ゲートを通過してから目的館の「平成館」に向かいます。
相変わらず、当日券の販売機前は5、6人の行列が出来ていましたが、さほどの気になる混雑は無さそうでした。
何しろ日差しが強くて痛い位で、平成館の入口付近に着くことが出来て一安心です♪
毎回、この入口付近(右側)には、必ず何人かのアマチュアカメラマンが盛んにシャッターを切っているのですが、今日も三人程の年配の方が盛んに撮影されていました。私は、歩きながら、スマホ📱で流し撮りをして早々と館内に入りました。
エントランスからは、冷房が程良く効いて凄く快適です。
エスカレーターで上る途中、右脇に本特別展の音声ガイドフォンの利用促進のポスターがみえました。
この音声ガイドは、「かたり」に歌手の「さだまさし」さん、「ナビゲーター」は、声優の「沢城みゆき」さんです。(当日¥650現金のみ)
私は、前売りで、「音声ガイド付きEチケット🎫¥2,400」を前日の22時過ぎの締切間近に購入出来ましたので、すんなり入場できるのかと期待していたのですが、残念ながら裏切られました(´;ω;`)
ゲートで、当日借りの女性客がおり「待たされました!!」
年を取って来たので同じ場所で待たされるのは非常に辛いです。
⚠️東博さんにお願いです!
前売り客に速やかな入場が出来る様、来場者の当日入場との仕分、貸し出しをされる係員の方は、スムーズに誘導をお願い致します。特に、責任者は、係員の御指導方を宜しくお願い致します⚠️
さて、今回の特別展示では、注意が必要です。
通期展示物(会期中、最初から最後まで)と前期(展示物により4パターンあり)、また、後期についても(4パターンあり)の展示となりますので、ご注意願います。
貴重な時間を使って効率よく内覧するには、其れなりの事前準備が必要ですね!!
注目は、何と言っても、開始から終了までの通期展示である「神護寺の御本尊の薬師如来立像」です。
①神護寺の御本尊の「薬師如来三尊立像」特に主尊「薬師如来立像」であり、脇仏の「日光菩薩立像」と「月光菩薩立像」。
この御本尊は、先々週の7月4日(木)に京都に行き、三尾の巡礼で神護寺➡︎西明寺➡︎高山寺と歩いて来ましたが、この時は既に、御本尊一行は、日通文化財搬送チームにより手際よく準備され、丁寧に晒しにて囲われて、ミイラのごとく木箱に納められて「京の高雄から、お江戸、上野の森」に出開帳されていました。
それ故に、神護寺金堂では、お顔を拝顔出来ませんでしたので、殊更に感激しました。
また、御本尊と同じく平安時代の「五大虚空蔵菩薩坐像」は、私の干支の念持仏でもあるので、間近で拝できましたので感無量した。
たまらず右旋にて五回御真言を唱えながら奉拝致しました。
特に神護寺の虚空蔵菩薩では、密教金剛界の五躯の各如来が虚空蔵菩薩に変化した形で表現されております。これは空海の弟子の真済が実現し、五体が揃う最古の像です。過去に★色に、色彩されていた。
金剛虚空蔵菩薩(阿閦如来)★黄色、業用虚空蔵菩薩(不空成就如来)★黒色、法界虚空蔵菩薩(大日如来)★白色、蓮華虚空蔵菩薩(阿弥陀如来)★赤色、宝光虚空蔵菩薩。(宝生如来)★青色
平安時代・9世紀(通期展示になります)
以前から興味があった、唐から大切に持ち帰られた、幾多の密教の法典や曼荼羅、法具をまじかに我が眼で見る事が出来る喜びにワクワクしながら、食事も撮るのも忘れて会場を廻りました。
会場は、下記の順に展覧案内がされており、番号🎧(ヘッドホン表示が有る番号を押すとℹ️ガイダンスが始まります。3桁の番号を押すと「さだまさしさんのお話」を聴く事ができました。
会場は、入口から会場ごとに、4区画に区分、構成された配置になっていました。
途中、中央部のミュージアムがありますので休憩、トイレにお土産の物色もできます。途中での飲食は、厳禁になります。
第1会場 序章➡︎A(第1章第1節)➡︎ (第1章第2節)➡︎B➡︎映像で解説する高雄曼荼羅➡︎
➡特設ミュージアムショップ」➡︎🚻➡
第2会場➡︎第2章➡︎C (第3章第1節)➡︎ (第3章第2節)➡︎第4章➡︎D➡︎第5章➡︎E➡︎F➡︎出口
個人的に関心ある、展示物を上げれば
序章 : 紅葉の名勝 高雄
前期出品 1 観楓図屏風 6曲1隻 室町~安土桃山時代 13世紀 狩野秀頼筆 東京国立博物館
❶第1章 神護寺と高雄曼荼羅
第1節 草創期神護寺ー空海ー
前期出品 2 神護寺略記 1巻 南北朝時代 14世紀 京都・神護寺
前期出品 3 弘法大師像 1面 鎌倉時代 14世紀 京都神護寺
後期出品 4 弘法大師像(互御影) 1副 鎌倉時代 13世紀 京都・神護寺
前期出品 5 弘法大師像(互御影) 1副 南北朝時代 14世紀 神奈川・浄光明寺
前期出品 6 真言八祖像 8副 鎌倉時代 13世紀 京都・神護寺
後期出品 7 御請来目録 最澄筆 1巻 平安時代 9世紀 京都・教王護国寺(東寺)
前期出品 8 御請来目録 1巻 平安時代 9世紀 滋賀・宝厳寺
前期出品 9 灌頂歴名 空海筆 1巻 平安時代 弘仁3年(812) 京都・神護寺
10 金銅密教法具(金剛盤・五鈷鈴・五鈷杵)1組 中国唐時代
8~9世紀 京都・教王護国寺(東寺)
後期出品 13 風信帖 空海筆 1巻 平安時代 9世紀 京都・教王護国寺(東寺)
前期出品 23 両界曼荼羅(高雄曼荼羅)前期は、胎蔵界
後期出品 23 両界曼荼羅(高雄曼荼羅)後期は、金剛界
❷第2章 神護寺経と釈迦如来像ー平安貴族の祈りと日意識ー
後期出品 43 釈迦如来像 1副 平安時代 12世紀 京都・神護寺
◎空海が唐から持ち帰られた幾多の密教法典や法具等の目録である「御請来目録」かな。
◎「灌頂歴名」も、初めて日本での灌頂を高雄山寺で開いた時の法会を行う、空海筆の筆書きが特に目を引かれました!
手直しでリアル感のある、空海の筆、現場が灌頂会での出欠の変動や、出席者の位を考えながら空海が差配している情景が、生き生きした字体と黒く塗り潰された参加者等、時間と共に常に動いていることが見てとれます。
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2回目の特別展(後期)は何時にするか今から考えております。
期間:8/14㈬~8/18㈰の5日間
《待ちに待った後期展示物が公開されます。》
⑴ №4 京都神護寺の「弘法大師像」
⑵ №23国宝「高雄曼荼羅金剛界」➡須弥壇西に配置される。
⑶ №13国宝の空海自筆の「風信帖(ふうしんじょう)」
空海➡最澄
⑷ №7国宝 最澄筆の「御請来目録(ごしょうらいもくろく)」
⑸ №14伝教大師筆 尺牘 久隔帖(せきとく きゅうかくじょう)
弘仁4年(813)11月25日に記された現存する、最澄唯一の直筆書簡である。空海のもとにいた愛弟子の泰範(たいはん)に宛てた書状だが、空海へのメッセージともいえる。「理趣釈経(りしゅしゃくきょう)」の借覧を拒絶した空海の書状を受け取ったのちに書かれたものとする説がある。
⑹ 「赤釈迦」と呼ばれる「釈迦如来像」が揃います。