長年いつか行きたいと思っていた文学館にようやく今年の秋に行けました。何度も展示物を見てゆっくりと1時間見学しました。偶々ですが没後50年の節目でした。 高速バスが停まる旭ヶ丘バスから徒歩で15分もかからず、文学の森公園内を昇りながら着きました。
展示室入口の初版本一覧展示は、三島の世界感そのままに格調高く美しく、その写真絵葉書を購入しました。 館内撮影禁止で、三島由紀夫の伝記本にも掲載されてた直筆原稿や草稿や写真や掲載雑誌などを中心として、とても保存状態のよい青年時代の出征を見据えた遺書や、直筆原稿展示としては仮面の告白、金閣寺、潮騒、豊穣の海シリーズやエッセイや舞台の原稿などや幼年時代のうさぎとヒヨコの絵などもありました。繊細な原稿が心に響き、ほぼ文学館見学のためにようやく山中湖まで来た甲斐があったと。 施設が老朽化してるためか改善されたら全く違う印象になりそうですが、施設としてはここでしか三島由紀夫の世界を俯瞰できず希少なので。
館内ラストのガラス越しの展示ブースに、生涯最後の作品、天人五衰の最終部分の原稿展示がありますが、見えにくい角度と距離なので見逃さないようにと。 ガラスケースからは距離のある展示品が多く、照明も暗めで全体的には見えにくい印象でしたが、購入した図録で原稿などの再確認ができてよかったと。 有難いタッチパネル閲覧装置もあり、作品に登場する各地域の簡略抜粋検索ができたので、休憩も兼ねて好きな作品の登場地域を検索しました。掲載地域は東京が多いなと。
貴重な文学館ですがアクセスや展示物との距離を考慮すると、ある程度は作品に親しみ評伝資料系の本も読んでから来れると随分感想が違ってくると思います。 気楽に読むのはライトな小説と評論が多いですが、読みやすいのに深く何度も読み返してます。
原稿だけでなく、写真や掲載雑誌や映画ポスターなども多く、洗練された昭和展示館にも見えるので三島作品を知らない人にも勧めたいです。 河口湖以上に落ち着いていて、遊覧船乗り場には白鳥もいた山中湖や近場の忍野八海と一緒に巡るとなおよいかと。
ここで何度もリメイクされている、映画潮騒のロケ地が毎回神島だったことも知りました。 コロナの影響で小さなブース内での特別映像が鑑賞ができないのは残念でしたが、予め知っていたので。 他の口コミで指摘されて気になっていた、外のレプリカのアポロ像のヒビが切なく感じました。 ギリシャ訪問の影響を受けて三島が自宅に作ったアポロ像のレプリカの台座下が、黄道12宮またはホロスコープのモチーフなのも興味深かったです。三島の星座の山羊座もありました。
偶然、豊穣の海展をしてた清水のみほしるべにも行きましたが、これからも各地で三島由紀夫関連の展示開催が増...
Read moreThis is a great museum , but you can not take pictures All the area is surrounded by nature , next to Mishima Museum you can get with the same ticket to another museum If you keep walking there's a very beautiful place where you can see how the comunity work , and you...
Read more三島由紀夫文学館は、山梨県南都留郡山中湖村に位置する文学館で、作家・三島由紀夫の作品や資料を展示しています。以下にその特徴やアクセス情報を紹介します。
特徴 展示内容: 三島由紀夫の直筆原稿、創作メモ、未発表作品、書簡、写真、衣装など約6,000点の資料を展示しています。「仮面の告白」や「潮騒」、「金閣寺」などの手稿も含まれています。
建物の特徴: 外観や中庭は、三島の東京の邸宅をモチーフにしています。1階が展示室、2階が閲覧室となっています。
アクセス情報 住所: 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
営業時間: 10:00~16:30(最終入館は16:00)
休館日: 毎週月曜日・火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日、ゴールデンウィーク期間(4月28日~5月6日)は開館。
料金: 大人500円、高校生・大学生300円、中学生・小学生100円。
交通アクセス: 東富士五湖道路山中湖ICから国道138号を御殿場方面へ約8分。バス利用の場合は、旭日丘バスターミナルから徒歩約15分。
設備情報 駐車場: 無料で50台分あります。
バリアフリー対応: 車椅子対応トイレや車椅子貸し出しがあります。
ミュージアムショップ:...
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