一見すると街中にある神社という赴きではありますが、聖武天皇が朝廷の薬草園に八幡神を勧請したことに始まるとされる、由緒ある神社。 読み方は、「やくえん」ではなく、「やくおん」だそうです。
大和文華館の図録で薬園八幡神社所蔵の八幡神画像を見て、「へぇ~、そういう神社もあるんだ?」とは思ったもののスルー。同日夕方にJR郡山駅から近鉄郡山駅に移動する道すがら、何と左手に薬園八幡神社が鎮座しているではないですか(私は関東の人間であり、郡山には旅行の途中で初めて来たので、土地勘は全くありません)!?スピリチュアルな能力などは皆無なのですが、呼んで下さったのかなという思いで参拝しました(当日はもう遅かったので、翌12月20日参拝)。
御朱印を書いて下さった宮司さんは、とても人当たりの良い方でした。文字は小ぶりながら、繊細で達筆。 全くの予定外でしたが、参拝して良か...
Read more鳥居の横に「国史現在社薬園八幡神社」の石碑が立っている。これは『続日本紀』(巻十七)に、「天平勝宝元年(747)十一月、於南藥園新宮大甞。以因幡爲由機國。美濃爲須岐國。」とあることによる。
大仏造営の宇佐八幡大神が多いに力を発揮し、宇佐から八幡大神を大和に勧請した。その際、平城京の南、当社の北約1kmの梨原の薬園新宮内にお迎えした。それが当社の創建の由緒。後に東大寺へ遷座の際、御神霊の分霊は当社にとどまった。
聖武太上天皇の勅願で、朝廷より奉幣に預かったが、次第に衰え、足利時代末期に当地に遷座した。
所在地:大和郡山市材木町32
アクセス:近鉄大和...
Read more宇佐神宮の神様が、東大寺の鎮守社・手向山八幡宮へ向かう際、平城京へ入る前に郡山の地で休まれたことから、そのご縁で分霊された八幡神社のうちの一社です。
境内は歴史の古さを感じながらも綺麗に管理されており、地元から愛されてる神社に思えます。 東西をお寺に挟まれてるゆえか、少しそれっぽい雰囲気がします。ろうそく(灯明)の10円お供えもあるので、なおさら寺院風味です。
拝殿内部には、様々な絵が数多く飾られています。その他、社殿の細かい意匠や、鉄製の灯籠など、興味が尽きません。 神職の方の応対も丁寧で、とて...
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