遍照院の境内に庚申塔があると聞きお邪魔しました。 結果、計10基の素晴らしい庚申塔を確認しました。 まず庚申塔があるブロックをA~Eの4つに分けます。
【Aブロックに3基】 山門手前の左に3基あります。 右から、①櫛型の庚申塔です。日月、青面金剛立像、ショケラ、邪鬼、三猿で構成されています。左側面に「安永三甲午年正月吉日」(1774)と刻まれています。 真ん中②板碑型の庚申塔です。種子(キリーク)、「奉納庚申供養二世安樂」、台座に三猿で構成されています。正面左右に「貞享元甲子天 十月吉祥日」下部に「願主銘」が刻まれています。 左、③駒型の庚申塔です。日月、青面金剛立像、邪鬼、二鶏、三猿で構成されています。正面左右下部に「納庚申 享保十三甲 七月十一日」(1728)と刻まれています。
【Bブロックに2基】 山門手前の右に2基あります。 右から④舟形光背型の庚申塔です。日月、青面金剛立像、二鶏、三猿で構成されています。正面左右に「享保四己亥天 十二月吉日」(1719)と刻まれています。 左(こちらが駒型特に素晴らしい!)⑤駒型の庚申塔です。日月、青面金剛立像(頭部に蛇)、二童子、邪鬼、三猿、二鶏で構成されています。台座には蓮華と蓮葉の浮彫。右側面に「奉供養庚申」左側面に「享保八卯年五月吉日」(1723)と刻まれています。
【Cブロックに4基】 山門に入りすぐ左の石仏群の中に4基ありました。 手前右から⑥舟形光背型の庚申塔です。種子(カ)、地蔵菩薩立像で構成されています。正面左右に「奉造立庚申供養二世安樂敬白 元禄三庚午年霜月吉日 同行十人」(1690)と刻まれています。 左隣⑦櫛型の庚申塔です。地蔵菩薩立像、三猿で構成されています。正面左右に「奉造立庚申供養二世安樂 元禄十三庚辰霜月吉日 武列神奈川領東子 安村」(1700)と刻まれています。 手前左端⑧舟形光背型の庚申塔です。地蔵菩薩立像で構成されています。正面左右に「奉供養庚申 施主 享保二十乙卯十二月吉辰」(1735)と刻まれています。 ⑧の裏側、⑨駒型の庚申塔です。日月、青面金剛立像、二鶏、三猿で構成されています。正面左右に「造立庚申供養二世安樂 元禄十四辛巳天 十一月吉日」(1701)と刻まれています。
【Dブロックに1基】 山門に入り左の御堂、六地蔵の右から3基目が最後の庚申塔です。⑩丸彫、地蔵菩薩立像の庚申塔です。台座正面に「奉供養造立地蔵尊 庚申講中」、台座左側面に「享保七年壬寅八月吉日」(1722)と刻まれています。
計10基の庚申塔の概要でした。 横浜でもこれだけ庚申塔が密集している場所は他にないのではないでしょうか。また珍しい造形もあり、状態も良く、素晴らしい庚申...
Read more2025/7/15 (再、初回2024/4/12) 山門前両脇に立つ石碑について記す。(山門まで来ないと見れない) 山門左、線路側より、 ①庚申塔 (板状駒型/日月/青面金剛/二鶏/邪鬼/三猿) 「納庚申 享保十三甲七月十一日」 ー1728年建立。
②庚申塔 (板碑型/文字/三猿) 「種字(キリーク) 奉納庚申供養二世安樂 ~貞享元甲子天 十月吉祥日」 ー1684年建立。
③庚申塔 (光背舟形/日月/青面金剛/ショケラ/邪鬼/三猿) 「新宿濱x仲・安永三甲午年正月吉日」 ー1774年建立。
山門右、線路側より、 ④庚申塔 (板状駒型/日月/青面金剛/二鶏/三猿) 「享保四己亥天 十二月吉日」 ー1719年建立。
⑤庚申塔...
Read more遍照院の縁起 密厳山不動寺遍照院(高野山真言宗) 子安通三丁目三八二番地 沿革 当寺はじめ一之宮明神附近にあって、一之宮明神・天神・神明・愛宕など四社の別当を兼帯して安入山と号したが、江戸初期に現在地に移転、山号も改めて密厳山にしたという。『新編武蔵風土記稿』には「開山開基詳ナラズ」とあるが寺伝によると長禄二戊寅年(一四五八)、祐等法印の創立であるとしている。 天明六年七月に、火災によって堂宇・什宝・古記録類に至るまで悉く焼失。再興には数代の努力をかさねたが、明治元年一月七日の神奈川宿の大火で、類焼の厄をまぬがれることができず、山門を残すのみにて再び全焼。 第四四世芳善法印は、明治四二年から翌四三年に堂宇の再興を遂げた。大正一二年九月一日の関東大地震には被害はあったが、倒壊は免がれた。(「神奈川区史」より) 東国八十八ヵ所霊場1...
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