2020年12月訪問 創業30年以上になるお店なので、地元では老舗の部類になる焼肉店です。 産地直送の飛騨牛をウリとしているお店で、生食用牛肉の提供基準が厳しくなっている状況下でユッケを提供されており、これが人気商品の１つでもあります。

お店はホールに若い男性店員さんが1人。 厨房にも人がいるようですが人数は不明。 入口を入って左手に小上がりの座敷、右手にテーブル席が並んでいました。 奥にはソファ席もあるようです。 完全にお店の仕様はグループ向けの焼肉店。 ただ、平日でお客さんはあまり無く、一人でも悠々と利用する事は出来そうです。 テーブル席の頭上には排煙フードがあり、座敷のテーブルは無縁ロースターになって煙が上がらないようになっています。

メニューは焼肉メニューは少し豚肉なども扱ってますが、基本的に牛肉が中心の構成となっています。 ファミリーやグループ向けのセットメニューも扱っているのはお得ですね。 刺身系メニューも置いているというのが個人的に嬉しい要素ではあるのですが、残念ながらこの日はユッケは無いとの事。

カクテキは、少し漬かり具合は浅めな印象でしたが、酸味と辛味はしっかり出ていました。 熟成された旨味がもう少し出ていれば丁度良かったかもしれません。

牛ハラミは、肉自体と脂の旨さ、味付けされたタレの美味しさが相まってバランスの良い味わい。

ホタテの貝柱のバターホイル包焼は、バターの海を漂っている貝柱の破壊力は言うまでも無く悪魔的背徳感のある美味しさ。 出来れば貝ヒモ部分もついてると嬉しいでしょうか。

牛ホルモン焼きは、部位はシマチョウでした。 サクサクっとした食感がありつつ、脂の旨味をしっかり味わえる部位なのでこれもなかなか堪らないメニューです。 甘めのタレによく絡んで美味しいです。

特上カルビは、黒毛和牛を使用した上バラ肉のカルビです。 上質な脂なのでそれほどしつこくは無く食べられますが、肉のサシの入り方にややばらつきがありました。 食べた肉によって印象が異なるためそれがちょっと残念ではありました。

ビビンバは、野菜がしっかり取れるので焼肉の〆としてはとても良いですよね。 カルビ肉がコッテリしていたとしてもビビンバと一緒に食べれば問題ありません。

仕切りで見えないようになってたとはいえ、先客の隣のテーブル席に案内されたため、先客さんが必要以上に大きな声で話しており聞きたくもない仕事の話を聞かされたのはちょっと残念だったかなと思いました。 もっと一人約肉を楽しみたかったですね。 提供条件の難易度が上がったため提供しているお店が限られるようになったユッケを扱っているというのは魅力的なのでそれが提供できない時があるというのは魅力半減と言わざるを得ません。 そういう機会はなるべく減らして欲しいです。