凝った造作の魚介出汁ラーメンです すぐ近くに居酒屋「わや」さんがあるようなので、そこの昼の部でしょうか?そちらにゴマ塩頭の大将がいたらビンゴです 今回はちょっと驚いたので画像多め 玄関のところに本日の出汁の構成が書き付けられており、実物まで置いて期待を煽ります メニューはシンプル、ラーメン(わーめん)単品で1000円、鯛メシとだし巻き玉子のセットだと1350円です 麺はふつう麺、ゆず麺、魚粉麺の3種から選べ、私はふつう麺のうち極細をオーダー(太めの麺との二択のようです)
暑い盛り、お冷が竹製のコップに氷を浮かべて出てきて涼しげです そういえば小さい頃に参加した鮎祭りにて、天然鮎の雑炊が竹筒で供されて香りがすこぶる良かった事を思い出しました ペレット飼育の養殖では再現できない香り✕素材そのままの天然の香り=美味い!という、古き良き時代の体験です 店構えを見たときからすでにワクワクさせるような演出が為されているんですが、それが一貫しているのがわかります
最初になんとカボチャのすり流しがグラスに入って出てきましたよ、なんの出汁で伸ばしてあるのかわかりませんでしたが複雑な味わいです 次に鯛メシ、別皿でラーメンの具?と続いてそれぞれの説明がなされます ゴーヤにレンコンとカボチャのスライスを揚げたチップス、サワラの焼き物に花紫蘇を添えて、普通の湯葉、ソラマメでこしらえた湯葉、アワビ(トコブシ?)の酒蒸しのスライス、ウズラの煮玉子に梅干しなど 塩と柚子胡椒も添えられ、好きなように食べるとよろし、とのこと
そう待つこともなくラーメンが登場、本体に乗っているのはバラ海苔、三つ葉に細かい千切りの白ネギ 塩ラーメンと言っていいと思うのですが、塩味がかなり控え目で旨味も強いけど、煮干し特有のエグみ・苦みばしった乾物感が上回る スープの後では鯛メシのご飯の味がわかりにくく、かろうじて鯛身の甘さや芽ネギの爽やかさは感じました あれもこれも、と色んな組み合わせで味わおうと試しましたが湯葉では弱く、逆に梅干しは強すぎて禁忌でした だし巻き玉子はほんのり温かくジュワっと柔らか、乗せられたカイワレは茎の下半分がピンクで苦味がアクセントに
「ワヤ」という露悪的なネーミングではなく、「和屋」くらいの意味なんでしょうかね 見た目と香り、ちょっとした添えものにも心を砕いた本当に稀有なお店なんですけど、その日の出汁次第で味に振れ幅があるはずです 美味いか不味いか?非常に判断に悩むところですが、ここは中庸の☆3とします メインのラーメンに関しては、私にはほろ苦く感じる一杯でし...
Read more話題の和風ラーメン屋に行ってきました。 平日の昼間で空いていたので厨房前のカウンターに座ると、目の前にはお酒の一升瓶がずらりと並べてありました。お品書きにはお酒の項目はなく、何故に一升瓶を並べているのか?ここは居酒屋かよ!と心の中で突っ込みました。もしかしたらそのお酒を飲みたい人が頼めたかもしれませんが、残念ながら一人車で来たのでお酒を頼むことは当然できません。
お品書きにはラーメンではなく、わーめん単品とおつまみ?のようなサイドメニュー付きの複品の二つのみでした。もちろん気になるので複品のわーめんを頼みました。
先に複品が来て、お魚(カマス幽庵焼きと鰆の西京焼の2品)、お野菜チップス(レンコン、ゴーヤ、カボチャ)、生湯葉(2種類)、ウズラ卵のぬか漬け、アワビの酒蒸し、出汁巻き、梅干し、紅生姜(はじかみ?)そして鯛めしでした。
わーめんはいわゆる柚子塩ラーメンをあっさりかつ魚の出汁をしっかり効かさせたような味で、これはこれで美味しかったです。
それよりも複品は鯛めし以外全て冷たかったです。紅生姜と梅干以外は薄味で、アワビはほとんど味がせず、お品書きを見てアワビと気づいたくらいでした。 わーめんのトッピングとして乗せて食べるならスープの出汁がしっかり効いているのでアリですが、単品そのものをしっかりと味付けされていたら、目の前にあるお酒を頼みたくなったかもしれません(飲酒運転はダメです)。
鯛めしは単品で食べると上品な味で好感がもてました。わーめんのスープを入れて鯛茶漬けみたいに食べることができると勧められたので、残り半分にスープをかけて食べてみると上品さが消えて濃い味のぶっかけ汁みたいになり、これじゃない感がして残念でした。
色々書きましたが、和風ラーメンは出雲では珍しいし胃もたれしなさそうな...
Read more何度か来訪しました。たまに食べたくなっちゃいます。「ラーメンを食べたい」という気持ちの中にも、とんこつラーメン食べたいなあ。醤油ラーメン食べたいなあ。というくくりがあるように、「わやの麺食べたいなあ」という新たな感情のジャンルが確立された感じです。そのくらい唯一無二なんですよね。頻繁では無いけどそんなふとした瞬間が訪れた時に足を運んでいます。
他の方が書きまくっているので今更「懐石料理のようで、、、」云々と語ることは避けますがそんな感じです。ラーメン屋としては見たことの無い斬新なスタイルなのでアイデア勝ちですね。たった1350円で贅沢をした気分になれます。そして味も良いです。ラーメンを食べたあとの独特な罪悪感は皆無で、ハッピーな気持ちで帰路につけます。
あとは接客が非常に良い。全く不快感がなく非の打ち所がない。ラーメン屋であんな完璧な接客は正直見た事がありません。飲食店で店員と話すことが大嫌いな自分ですらそう思うから相当だと思います。
最後に無理やり気になった点をあげるとするならば、ラーメンの上に海苔が乗っていましたが少し自分には多すぎました。スープに海苔の香りを強く感じるようになり、他の出汁の存在感が薄れていたかなと思います。まあ個人的好みの話なので減点ということでもないです。あとは店内で洋楽がシャカシャカ流れていましたが、(音量は正常なのでウルサイということでは無い)料理や店のスタイルを考えたらベタに琴の音色でも流しておいた方がより世界観に没入...
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