【Checkポイント】 ■九州の魅力が詰まった自然派イタリアン ■コースの所要時間: 2時間15分
九州の土地の魅力が詰まったイタリアンを堪能出来る小倉の Bekk 。
小倉駅より徒歩10分、大通りから一本入った閑静な場所にある店舗。
外観は白いシンプルな看板が通り沿いに出ていて敷地内に進むと、照明も当たらない壁面に店名が記載された控えめな感じが良い店が現れる。
内観は木で囲われたガラス戸を開けると開放感あり空間が広がる。木の温もりを感じるカウンター6席、個室1部屋。カウンターさらは大きなカウンターキッチンを眺められる。
菅沼康二シェフは京都の名店イルギオットーネで修行を積み、2012年にBisteriaBekkを開業。 2022年に完全リニューアルでBekkをオープン。
九州の恵まれた海、山、土で自然本来の環境で育った素材を生かす九州自然派イタリアンを堪能出来る。 季節の素材に五感を刺激されるイタリアンをいただき、コース後はシェフとグルメ談義に華が咲いた。
■“循環” 海·山·土 ①玉蜀黍冷製の燻製スープ: 冷たくフレッシュな玉蜀黍とほのかな燻製香が閉じ込められたスープ。 ②鱚と自然薯と青のりフリット、雲丹乗せ: 鱚のふわっと感と旨みに青のりの風味が良いフリットは自然薯が入っているのでしっとり。そこに雲丹とスパイスがきいていてメリハリがある。 ③スナップエンドウとチーズフォンデュ:プチットした食感がアクセントにチーズのコクと胡椒のスパイシーさも共に楽しめる。
■冷製フェデリーニ 桃 桃、新玉ねぎ、チーズ、キャビア、桃ソルベ、海老の冷製フェデリーニ。この1皿で甘み、塩み、旨みが上手く纏まっている。チーズが更にまろやかさとフレッシュ感を加えて食べた事ない料理を堪能。
■プロシュート クレソンの新芽 鮎、新蓮根、アボカドクレソンの新芽を合わせた春巻きにふくどめ小牧場サドルバックを乗せて。融点が低く溶け出す脂の上品さが素晴らしいサドルバック。そこに春巻きには季節の鮎にクレソン等、旨みや食感、香りを楽しめる仕立てに。
■胡瓜 メロン 赤いか、鯵、胡瓜のカルパッチョ、馬肉のタルタルには喉黒魚醤乾燥ケッパーで合わせて。 瓜系の爽やかさで夏の暑い日にさっぱりと海の幸をいただける。
■夏野菜 ラザニエッテ 炭火焼きの鰻、玉ねぎを煮詰めたソースを塗りながら焼いて。甘みとコク深いソースでパリパリに焼かれた鰻が美味しい。
■自家製手打ち麺 硬質古代小麦 スパゲッティキタッラ、唐津吉田のフルティカトマトのソース。歯切れの良さと甘みあるフルーツトマトが美味しい。
■炭火焼き 備長炭 杉 炭火焼きをして杉で燻した牛ヒレに赤ワインビネガーエシャロットソース。ヤングコーンひげのサラダ、アスパラソバージュ。 絶妙な火入れでプルプルなヒレは赤身と脂のバランス、香りも良く美味しい。
■炭火焼き鮎とレタスのアーリオオーリオ 追加パスタ。鮎の苦味や旨みがシンプルに引き立たせるオイルパスタでこちらも美味しい。
■北九州產井手浦米 ティラミス お米のまったりしたティラミスにヨーグルトジェラートもコクと爽やかさが良くいただける。
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Read moreBekk(ベック)【福岡・小倉】〜 繊細にして精緻 〜
◆出色の一皿 落花生 ヤリイカ 梨
どの皿も繊細にして精緻なのだが、
その個性を一番感じたのが
最初の前菜のこちら。
”落花生 ヤリイカ 梨”は
ヤリイカと落花生と梨を使った
フェデリーニのごく小さな一皿。
ヤリイカは上品に甘く、
梨の鮮やかな歯ざわりと
落花生のしんなりした口当たりが対照的で、
フェデリーニは
つるっとした食感と細さで静かに寄り添い、
生アーモンドの泡の甘やかな香りと
キャビアの微細な粒感と塩みが
綺麗な抑揚を付加する。
冷たくて鮮やかな美味しさだ。
重なり合う花びらのような
やわらかな多層性が印象的な一皿だった。
◆今回のお品書き
"循環” 海・山・土
アミューズ:カマスのタルタルのタルトレット、 赤ウニ ポレンタ、新銀杏
落花生 ヤリイカ 梨
秋茄子 根セロリ 鰻
プロシュート ブラッティーナ
アニョロッティ・ダル・プリン
自然栽培ミナミノカオリ 古代小麦アインコーン種 鮎 大葉 モロヘイヤのジェノベーゼ
自家製パン オリーブオイル
備長炭 スーゴディ カルネ
北九州産井手浦米 ティラミス ヨーグルトのジェラート イチジク
コーヒー
+瓶ビール1本(を2人で)、グラス・ペアリング3杯
(夜)27000円/人
◆この店の楽しみ方
<プロフ>
地元福岡やイル ギオットーネ 京都本店で修行された
菅沼康二シェフのイタリアン。
当初はBisteria...
Read moreEvery dish was well thought-out and felt complete enough to be a signature. Also the perfect balance was struck between light and fresh with rich and wholesome.
I appreciated the great selection of non-alcoholic options as well as being able to (in advance) request the dinner menu...
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