大洗の中でも観光客の多い商店街などからは離れ、住宅街の中にある、やや見つけにくいお店。 住宅の1階を改装して客席とキッチンにしたような造りで、門構えは普通の民家のように見えてしまいますが、営業しているときは電光掲示板に案内が出ているので、玄関をくぐって入ってみましょう。
基本的に純和食のお店で、メニューに載っている品数そのものはそれほど多くありませんが、それとは別に「本日のおすすめ」料理が店内掲示されているので、それも参考にしながら料理を注文するといいと思います。
こちらのお料理はどれもおいしいですが、特に味付けが素晴らしいです。 加えてだしにもこだわっておられるようで、みそ汁なんかも非常においしい……。
行くと必ず注文してしまうだし巻き玉子は、卵にまとめきれなかった分のだしが皿に溜まっているほどだしの割合の多い本格派。 これは焼くのに相当な技術が要ると思うのですが、焦げひとつなく美しい黄金色。食感もふわっふわです。 だしの風味と適度な塩味で、まるで明石焼きのような味。
大洗らしい海産物料理もオススメで、お刺身はもちろんのこと、煮魚の味付けも素晴らしく、思わずご飯をもらって、残った煮汁にまぶして食べたくなるほど。
揚げ物類もおいしく、おすすめメニューにメヒカリの唐揚げなどあろうものなら迷わず頼んでおくのがいいでしょう。サクサク感と、ホロホロ崩れる白身の旨味が最高です。 ふぐの唐揚げも、骨まわりの食べにくい部分が揚げられて出てくるのですが、これをしゃぶるようにして食べるのが何ともいえません。 夏に頂いた岩がきのフライは、衣厚めでカキの旨味をしっかり閉じ込めると同時に、パン粉は細かめのものを使っていてカキのジューシーな食感を邪魔にしないよう配慮されており、こちらも絶品でした。 (*大洗の岩がきは冬でなく夏が旬です)
そばも店で手打ちされており、一度にたくさん仕込めないためか切らしていることもけっこうあるうえ、もりのみ(かけはない)なのですが、ゆでた後 氷水で締めているようで、冷え冷えで素晴らしい歯ごたえとのど越し。 ダシのおいしさはつゆにもあらわれていて、そばを飲み込んだあとに濃厚な鰹節の風味が残ります。
また、純和風の店にしては異質ながら、ラーメンも用意されています。 かつおと昆布の一番だしをベースにしているというスープは非常にあっさりしており、飲みのシメに最高です。 しかし、上に乗った煮豚のジューシーさや、多めに振られたブラックペッパーの刺激がほど良く効いており、物足りない味ということは一切なく、トッピングされた茎わかめが最後まで麺にからみつき、ホロホロとしたいい食感を演出してくれます。
他にもお茶漬けなんかもあるのですが、とにかくそばとラーメンのどっちもが抜群においしくて、大抵シメはどっちかを頼んでしまいますね……。
ちなみに予約すれば3000~5000円程度でコースも組んでもらえます。 (席のみの予約でも、飛び込みでいった時に出てくるお通しより豪華めの前菜を用意してくれていたり、さりげない気遣いをいただけます)
予約といえば、冬期には大洗名物のあんこう鍋も頂けますが、こちらも通常メニューにはなく予約のみになります。 シーズン中は飛び込みでも あんこう鍋を注文できる店は多く、予約なんて面倒くさい…… と思うかもしれませんが、そこは何を注文してもおいしい なかむら。あんこう鍋も絶品であります。
一見すると よくある、あん肝を練り込んだ味噌味のスープ、いわゆるどぶ汁風のあんこう鍋なのですが、驚くべきなのはその圧倒的な柚子風味。 あくまで香りのアクセントとして柚子を加えている店はけっこうありますが、なかむらのあんこう鍋は もはや柚子味噌味といってもいいほど柚子の香りが溶け込んでいます。
また鍋を注文すると、煮込まれていない状態の鍋が出てきて客席で火を付け、煮えてきたら食べるというお店が大半ですが、なかむらではすでに煮込まれた状態で出てきます。 それ自体は他の店でも無いことはないのですが、なかむらではかなりじっくりと煮られているらしく、白菜などはすでにとろける柔らかさに、豆腐や白滝までじっくりとアンキモ風味のダシが染みこんでいます……。
〆の雑炊も、いったん鍋を下げてお店側で調理してもらえ、茶碗蒸しをほぐしたような絶妙の卵の柔らかな固まり具合。 かなり濃厚なスープのはずなのですが、最後まで香る柚子が重苦しさを感じさせず、爽やかに食べ終えさせてくれます。
ちなみに...
Read more5 stars for the environment and 4 stars for the food . The food is probably very good but only to realize Anko is not the type fish for me. It worthes to try as it is famous in Japan. 5000 yen + tax for the course. Normally you need to reserve for the course, the chef provides for us even we just waked in without any reservations. Thank you . They have this evening course with Sashimi and Tempura, 1800 yen, might be good. We were the only customers yesterday (Saturday) , felt the impact from COVID, hope business will return...
Read more※口コミの写真を拝見する限り、昨年は6000円で提供されているコースが内容は変わらず8000円に値上がりしたようです。鮟鱇料理が食べられれば他はいらなかったので単品希望でしたが、予約の際電話で8000円のコースのみとのことでした。
初来店。外観は一般の住宅なので本当にここであっているかな?と不安になりながら「こんばんは〜」玄関を開けます。応答がないのでますます不安になりながら下駄箱からスリッパに履き替え、自分で靴をしまって店内へ進みます。 暖簾をくぐってみるとお店の方がいらっしゃったのでひと安心。 席に案内されると乾いた刺身と先付けが用意されていました。旬の味とのことですが、冬に季節はずれの空豆。なぜ。お刺身も〆鯖は大好物なのですが私も相方も臭くて食べられず残してしまいました。 肝心な鮟鱇ですが、相当自信があるらしく、他店で鮟鱇を食べたことがあるのか?臭くて食べられなかったでしょ?他所は仕事しっかりしてないからだよ、大味でごまかしてる。うちのはまったく臭みないでしょ?と語られ他を落とす発言に食べる前から気分が悪い。客は私たちだけで、雰囲気を悪くするのが嫌だったので話を合わせてごまかしました。 たしかに臭みはない、しかし比較するにも鮟鱇がほとんど入っていないことに衝撃でした。鍋は煮えた状態で提供され、取り分けようとすくうと鮟鱇がほとんど入ってなく野菜ばかりとれて探すのが大変なほど💦 七つ道具は入ってないし、身も小さい。 あん肝ポン酢はとても美味しかったです。
鮟鱇目当てだと相当コスパ悪いと思います。柳がれいが高いのでコースの価格設定が上がっているのかな?
正直、鮟鱇が好きで大洗でも何軒か食べ歩いてますし、相方も全国食べ歩く食い道楽。 口コミに左右されてはいけないことを身をもって感じました。勉強になったね、と帰りました。もちろん、見送りなし。セルフで下駄箱から靴を...
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