大津駅からシャトルバスに乗り、十分ほどすると県内で一高い建物に着いた。三十八階建てのびわ湖大津プリンスホテルだ。久しぶりに見上げると、ちょいと首が痛くなる。一年前の忘年会の抽選で当たったペアランチ食事券を、長らく使いそびれていたのだ。ロビーには心地よい水の流れがBGMとなっており、外国人観光客向けのフォトコーナーもある。ザ・ニッポンといった趣だ。エレベーターに乗り、三十七階を押すと、そのうち耳がキーンとなってきた。ドアを出て「レイクビューダイニング・ビオナ」に入ると、窓際の席に案内された。三十七階から見渡す景色は一面の琵琶湖。湖国とはよく言ったものだ。これぞ眼福。「ワールドランチブッフェ」で、世界の料理が食べ放題というのがウリだ。また、シェフが目の前で肉を切ってくれたり、あらかじめ小皿に分けてあったりするので、トングを使うことはなく密になることもない。飲み物を聞かれたので、スパークリングのカヴァをボトルで注文した。やがて、ガラガラとワゴンに乗った銀色のバケツが用意された。氷で冷やされたスパークリングを、うやうやしく開けてくださる。派手な「ポンッ」ではなく、「天使のため息」と呼ばれる「プシュ」の音は、さすがプロの開け方。「ため息」ならぬ「ため粋だ」。これぞ耳福。店の人についでもらえるのは、やはり気分がいい。これでスタンバイOK。フルート型グラスが鳴かぬよう、軽く人差し指同士をくっつけ乾杯っ。さすが一杯目の味わい。絶景をつまみにグビっと飲む。気が付かれたのか、すぐさま二杯目をついでくださる。いい塩梅。これぞ舌福。一杯のスパークリングの泡に大宇宙あり。一口飲むごとに一口を締めくくる。おっと、せっかくブッフェに来たのに、まだ何も食べていない。周りの客はかなりペースが速い。我々も食べねば。お盆を使うのは野暮なので、一品ずつ取って来ることにした。まずは、前菜。「朝恋トマトのカプレーゼ(イタリア)」「エビとサーモンのセビーチェ・南米風(ペルー)」「白菜とスジエビの中国料理風甘酢漬けラーパーツァイ(中国)」。どれも辛めのカヴァによく合う。お次は「麹でマリネしたオーストラリア産グラスフェッドビーフのロースト(オーストラリア)」。シェフが目の前で切ってくださるのがうれしい。肉のジューシーさと相まって、ワサビがピリリとアクセント。グラスが空になるたびに、すかさずついでくださる。目配りがニクいね。そして「高島淡海酢で仕上げたポテトサラダ」「儀平白味噌を効かせた魚介のブイヤベース風(フランス)」。続いて「鶏肉の煮込み・タイ風グリーンカレーソース(タイ)」「ほうれん草とジャガイモのニョッキ・ペスカトーレロッソ(イタリア)」。そして「モツァレラチーズと冬の味覚のパエリア(スペイン)」。「中国料理・李芳のエビマヨ」。デザートは「りんごとみかんのクランブルタルト・安土はちみつがけ」「ダブルベリーケーキ(フランス)」「ベイクドチーズケーキ(アメリカ)」「チョコレートのロールケーキ(フランス)」「バウムクーヘン(ドイツ)」「カフェ香るクッキー(イギリス)」「チアシード入りフルーツミックス」。六皿とは、ちと食べ過ぎたかナ。最後のカヴァもちょうど空になった。締めはブラック珈琲。このように、天空での楽しいひと時だった。...
Read more(2022.6 ランチビュッフェ) 〇結論として、プリンスホテルへの信頼を完全に喪失し、二度と利用しません。 ・実は、食事中は評価を良い方に改めるつもりでした。しかし会計時に問題発生。タイムセール¥3,000で予約したのに消費税込¥3,300で請求された。予約確認メールを確認すると、「合計¥3,000」と表記はあるけど確かに税込とは書いてない。ただし、税別とも書いてない。ただ、敢えて「合計」という記載は税込と誤解させる意図があるとしか思えない。 さらに、公式HPで通常料金を確認したところ、料金欄には「おとな¥3,500」だけで、税込とも別とも書いてない。しかし、さらに下にスクロールしていくと、但し書きで「※料金には、消費税が含まれております。...
Read moreFood was okay. It wasn’t the best but you get your money’s worth. Some are good, some are so-so. What we liked was the dessert, it wasn’t the typical airy cake you get in a buffet. The view was amazing, you can see the lake well. We did a Lake Michigan cruise + lunch...
Read more