百聞は一見にしかず。ご自身の足で行き、楽しまれることを強くお勧めします。 素敵なお料理の数々、褒め言葉を考えてもそのどれもが凡庸になってしまう気がして、上手く言い表せない。 お料理の美味しさ楽しさ、サービス、雰囲気の良さは、ご自身の足で行かれて体験されるのが1番として、とりあえず忘備録的に2021年6月のランチ3500円のメニュー。
この日は緊急事態宣言中でアルコールはなかったけれども、ノンアルコールのサングリアを注文。色とりどりのフルーツが美しく、細かくダイスカットしたリンゴの食感が楽しい。アルコール無しでも「華やいだ気持ちにさせてくれる」。 ノンアルコールのものでこれだけ楽しいのだから、きっと、と思い、緑茶を注文する。 ボトル入りの冷えたお茶がグラスで供される。少し琥珀がかった色合いで、紹興酒のような旨味、シェリー酒のような味わいがあって、それからすぐに花やかなフルーティーな香りへと変化する。このようなお茶があるのか!注文して良かったと嬉しい驚きがあり、 それならば、と次に宇治のお茶を頼む。 こちらも冷茶で。色合いは黄色みがかり、飲むと出汁のような旨味を感じる。八女茶も旨味が強く後で茶葉を三杯酢で食べたりするけども、それよりも旨味が強い、これで「スープです」と言っても通じるのではなかろうか。アルコール無しのドリンクなのに気分は高揚する。
そうこうするうちに一品目 トマトとじゅんさいに透明なジュレがかけてあり、季節を感じる。透明なジュレが力強いトマトの風味がしてビックリする。どうやって透明に? 最初の一品でグッと惹き込まれる。続いてオードブル6種。鮎最中は、ふうわりと鮎の風味がしてほんのりとほろ苦い。 鴨のスープは、和のテイストを取り入れており、日本をこよなく愛していたという師匠マルケージが食べたら1番喜んだのではないだろうか。こちらのシェフは引出しが多く、ときにフレンチの郷土料理、時に和も取り入れて、そのいずれもか美味いと聞く、スープの下にあった、鴨の旨味を吸ったネギの甘さに、思わず笑けてしまう、旨い。 水タコのカルパッチョはパッションフルーツのソース。上に乗せてあるフェンネルの甘やかな鋭い香りがアクセントになり、グッと面白い味に引き上げている。 ヤングコーンは色合いよく焼いたヤングコーンに細かくダイスカットしたマッシュルームのソース、そして一瞬エディブルフラワーか何かなのかなと思わせるように薄ーくスライスしたマッシュルームがのせられている、その鰹節のように薄くスライスしたマッシュルームがほんのりと森の香りを感じさせ、そこからコーン自体を食べるとコーンの甘さが引き立つ、下にあるマッシュルームのソースも本当にほんのりと優しい味わいで、あくまでもヤングコーンを主役として引き立てている。これは美味い!皮まで食べてしまいたくなる。「皮は食べにくいので」と食前に説明を受けたが、皮まで食べたくなってしまうのはどうやら私だけではないようだ。 トリッパとモッツァレラの春巻きは、パリパリの春巻きのなかからトロリととろけたチーズとモツが。ハチノスを発見し、それだけを単体で食べてみたが、なまぐささが全然ない。上品な味わい。ジャガイモとチョリソーのガレット。ウズラの卵の目玉焼きが乗った可愛らしい見た目に反して、これが1番パンチがある味わい。優しいだけではなくパンチもあるぜ!と軽く主張してるかのようだ。 2種類のパスタ。イカ墨のスパゲティは濃厚で、仔牛のリガトーニはソースにすこーし効かせた柑橘類がさわやか。 イカ墨のパスタは珍しいものではないと思うのだけど、不思議と、どれもこれも美味しいと思った料理の中で、パッと目を瞑って浮かんでくる料理をあげようと思ったら、このイカ墨のパスタと、そしてヤングコーンが浮かんできた。これはこちらのシェフが作るパスタはとても美味いということなのだろうと思う。メインに馬肉の薄切りでチーズを巻きトマトソースで煮込んだもの。馬肉は程よく半生で柔らかく、なまぐささはまるでなく、すこしの鉄みと穏やかな旨味。優しい味わいのトマトソース。 ドルチェ。ジェラートの下のパリパリ。 薔薇のスコーンにラズベリーのクリーム、イチゴやラズベリーを添えたものは、スコーンを割るとほのかーにバラの香りがして、気分が浮き立つ。中に一粒だけゴマが入っていて、それをかむと胡麻の香りがして、嬉しいサプライズにあそび心を感じる。 プリンは、ほろ苦いカラメル、甘やかなエスプレッソプリンはとても滑らかで、上に乗せられた栗の風味も良く、思わず家内と目を見合わせる。こ、これ美味しいねぇ〜! 飲み物はコーヒーをチョイス。 コーヒーも、コーヒーと供される甘い胡桃やピール入りのチョコも美味しかった。
ライブキッチンで美しい料理を作り上げていく様子、それぞれの人がそれぞれのパートを演奏していく、作曲、演奏、指揮をするシェフの姿。そして観客。素晴らしい演奏会か劇を楽しんだかのような2時間半でし...
Read moreインカメラPortaが若きシェフのもとで、新しくスタートしました。 今回は、ランチを食べにうかがいましたが、3300円でスープに撰べる前菜と撰べるメインの3皿で、ワインが手頃にグラスで楽しめます。ネクタイも素敵なギャルソンさんの軽妙な接客で、美味しいワインを気楽に撰べます。どれも良く料理にあった美味しいワインでした。楽しく気軽に絶品のビストロランチが味わえました。 スープは、今日はビシソワーズですが、きちんと作られているのがわかります。 私は、マッシュルームとクレソンのサラダを前菜に頼みましたが、温かくソテーされたマッシュルームとクレソンのしゃきしゃき感と、オイル&ビネガーのドレッシングが最高でした。ここで既に、スパークリングと白ワイン飲み干しちゃうくらい。 ここで、別に生牡蠣があるのに気づき、頼みましたが赤ワインビネガーとエシャロットをかけて、これまた絶品!昼からお酒が進む進む。 メインは、おすすめされた鴨肉のローストのオレンジソース。皮がパリッと焼かれて香ばしく、王道のソースと良く合います。もちろん、美味しいブルゴーニュの赤と共に。 こうして、至福のビストロランチの余韻で、また来るぞと心に誓い席を立ちました。 食べたい方は、オプションでデザートやコーヒーもありましたよ。 まずは、新生Portaに是...
Read moreThis was a gorgeous restaurant that looked exquisite inside and out. The food was also very tasty and beautiful. The staff is friendly. 😊 I can recommend...
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