【1933年昭和初期創業80年超の老舗で、割烹旅館として始まり結婚式場もされておられましたが、今は9階建て全席400席の個室の料亭として運営されています。 今回、義母の一周忌法要後の会食で利用させていただきました。】
G.W.期間の祝日11:30頃に大人6名、子供2名で初訪問。 今回案内されたのは、2階の畳敷き和室の椅子席です。
さて、当日の献立は…
■春の会席コース @5,500円
□前菜 桜羊羹、蛍烏賊生姜煮、穴子入り玉子焼き 焼き空豆、花びら百合根
前菜下に敷かれている”薄卵焼き”も含めて、ひと手間かけられています。 味付けが控え目なのが良いですね。
□刺身 鰹、本鮪、鯛
其々二切れずつですが、意外に充分な量。 季節の初鰹が、特に美味しいです。
あしらい一式
大葉、大根のけん等に…薬味として紅たで、青葱、山葵。
□焼物 銀鱈西京漬け焼き
皮も美味しくいただけ、味付けは優しい感じ。 添えられているのは、葉山椒味噌でちょい甘みが強め。
□温鉢 鯛の道明寺蒸し
もち米が素材の”道明寺粉”を柔らかくして、”紅麹”で薄く色付けし、”鯛”をあしらい、”桜”の葉を添えています。 少しとろみをつけた出汁が優しいです。
ここで、アクシデント発生‼︎ 『お飲み物は大丈夫でしょうか?』…と部屋担当の仲居さんが、何度か部屋には来られたのですが… 親戚のお子さま二人組がはしゃいでいたりしたので、時間が経つのが余り気が付かず… 『あれっ⁉︎』と思ったら、”温鉢”が来てから30分以上経っていました(汗)
そうこうしていると…『お待たせしました』と次のお料理が。
△茶碗蒸し
あれっ?”茶碗蒸し”って献立表にないのになぁ?… ”揚物”のみでなく、”ご飯物”と”留椀”も纏めて来るのかなぁ?… と思いつつ、蓋を開けていたら… 『すみません‼︎』…と、焦った仲居さんが(驚) どうやら、厨房で他の部屋の方のお料理と取り違えた様で… なかにはもう一匙いただいた人もいたので、結果そのままいただく事になりました。 反対に、我がグループの”揚物”は何処のお客様のお部屋へ? 人数も同じ6名のグループがおられたんでしょうね…
□揚物 海老、薩摩芋、筍、スナップエンドウの天麩羅
勿論、揚げたて…衣は薄めでさっくりしていて美味しいですね。
□食事 帆立の炊き込み御飯、香の物
”帆立の炊き込みご飯”は、帆立自体は小さめですが、出汁が効いています。 また、添えられた”柚子風味の御香香”が良い塩梅。
□留椀 あおさ汁
”あおさ”のみですが、たっぷりなので香りがスゴいです。
□水菓子 きな粉わらび餅
甘め控え目のデザート。
■お子さまランチ @2,750円
□揚物等 ハンバーグ、海老フライ、鶏の唐揚げ 春巻き、卵焼き
□茶碗蒸し
□お寿司 海老、いくら、まぐろ、玉子
□デザート アイスクリーム
な・なんと!…残念ながら二人共(特に男の子)”海老”が苦手との事。 …という訳で、お寿司の海老&一部海老フライはお母さんのお腹の中へ…
なお、お飲み物は…
■瓶ビール(super dry) 中瓶 770円 ■果汁100%オレンジジュース 660円 ■烏龍茶 550円
結果的に途中のアクシデントで、時間制限2時間のところ、反対に3時間超となりました(笑)
しかし、前回利用させていただいた『懐石 鶯啼庵』さんは(京王)八王子駅からタクシーで20分程と交通の便が悪い事もあり、会食等では再訪有りですね〜 なお、2023年にテレビ東京『タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって!』にて、”料亭の出し巻き玉子サンド”が紹介されていたそうです。
ご馳走様でした。
PS 閉館した京王八王子駅の商業施設『K-8』は、未だにそのままですね〜 ホントに商売下手な京王グループです…
#老舗料亭 #完全個室 #和室椅子席 #全席400席 #9階建て #創業80年 #最初は割烹旅館 #昔は結婚式場もあり #京王八王子駅...
Read moreある日の午後、八王子の静かな街並みを歩いていたとき、不思議な看板が目に飛び込んできました。その建物の4階、やや古びたエレベーターを上がると、小さな扉の先に現れたのは、知る人ぞ知る隠れ家的なお店。そのお店、どうやらこの街の食通たちの間では評判らしく、一度行ってみる価値があると噂されていました。入店した瞬間、ほんのり漂う出汁の香りに心を掴まれ、ここがただの飲食店ではないと感じさせられる雰囲気がありました。
まず驚いたのは、スタッフさんたちの柔らかい対応。丁寧でありながら気さくで、まるで家族経営の温かみが感じられるんです。それでいて店内の雰囲気は適度に落ち着いていて、友人同士でも、家族連れでも、仕事帰りのひとときにもぴったり。席数はそれほど多くなく、全体的にコンパクトですが、その分、他のお客さんとの距離感もちょうどよく保たれています。
さて、ここに来たからには、やっぱりあの名物を注文しないと始まりません。メニューを開くと、ずらりと並ぶ肉料理の数々。その中でも目を引いたのは、自慢の和牛を使った定食メニュー。今回は、ボリュームたっぷりの「和牛ステーキ定食」をいただくことにしました。価格は1,800円と、少し贅沢感がありますが、その分期待も高まります。ステーキは熱々の鉄板に乗って運ばれ、ジュウジュウという音とともに漂う香ばしい香りが食欲をそそります。口に運んだ瞬間、ジューシーで柔らかいお肉が舌の上でとろけて、甘みのある脂が広がりました。このお値段でこのクオリティ、なかなか他では味わえないと思います。
お肉だけじゃなく、付け合わせの野菜も見逃せません。しゃきしゃきとした新鮮な野菜が、肉料理の濃厚さを絶妙に中和してくれます。それに、炊きたてのご飯と、具だくさんの味噌汁も絶品。ご飯のおかわりは無料でできるというサービスも嬉しいポイントでした。
ただ、一つだけ気になった点を挙げるとすれば、混雑時のオペレーション。平日のお昼時に訪れたのですが、かなりのお客さんで賑わっていて、少々料理の提供に時間がかかっていました。とはいえ、これだけ人気のお店ですから、それも納得です。事前に予約しておけば、もっとスムーズに楽しめるかもしれません。
食後に出していただいたほうじ茶の香りに癒されながら、店内を見渡すと、多くのお客さんが満足そうに食事を楽しんでいるのが印象的でした。特に、常連さんらしき方々がスタッフさんと親しげに会話しているのを見て、地域に根付いたお店なんだなと感じました。
また、店内の装飾も味があります。決して派手ではないものの、木目調のインテリアや柔らかな照明が、どこか懐かしさを感じさせる空間を作り出しています。それがまた、このお店の居心地の良さにつながっているのでしょう。
「なか安」という名前に相応しい、お手頃価格で本格的な料理が楽しめる場所。贅沢な気分を味わいたいときや、特別な日のお祝いにもぴったりです。気軽に立ち寄れるカジュアルさと、上質な料理のギャップに心惹かれ、また訪れたいと思わせてくれるお店でした。
八王子のこの場所に立ち寄る機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてください。この隠れ家のような空間で味わう時間は、きっと心に残るひ...
Read more料理自体はさほど悪くないと思うものの、高級料亭として個室で宴席...
Read more