ある日、八王子の街を歩いていると、ふと歴史の香り漂う神社の前に足を止めました。そこは、八幡神社と八雲神社を合祀した八幡八雲神社で、八王子駅から徒歩約10分の場所に位置しています。この神社は、八王子の総鎮守として地元の人々に親しまれています。
境内に一歩足を踏み入れると、都会の喧騒が嘘のように静寂が広がり、心が洗われる思いがしました。参道を進むと立派な鳥居が迎えてくれ、その先には歴史を感じさせる社殿が佇んでいます。社殿の造りは荘厳でありながらも温かみがあり、訪れる者の心を和ませます。
この神社の歴史は古く、八幡神社は924年に武蔵守の小野隆泰が石清水八幡宮を勧請して創建されたと伝えられています。一方、八雲神社は916年に深沢山(現在の八王子城山)に牛頭八王子権現として祀られたのが始まりとされています。その後、江戸時代に両社が合祀され、現在の八幡八雲神社となりました。
参拝を終え、境内を散策していると、横山神社という境内社を見つけました。ここには、武蔵七党の一つである横山党の始祖・横山義孝が祀られているとのことです。歴史好きの私にとって、こうした史実に触れることができるのは大変興味深い体験でした。
また、地元の方々の話によれば、毎年8月に開催される八王子まつりの際には、この神社も祭りの中心地として大いに賑わうそうです。特に、神輿の渡御や伝統的な山車の巡行が見どころで、多くの観光客が訪れるとのことです。
一方で、初詣の時期には多くの参拝者で混雑し、境内の外まで列が延びることもあるそうです。そのため、ゆっくりと参拝したい方は、時期を選んで訪れるのが良いかもしれません。
さらに、神社の向かいには小学校があり、地域の子どもたちにも親しまれている様子が伺えます。地元の方々にとって、この神社は生活の一部として深く根付いているのだと感じました。
全体的に、八幡八雲神社は、歴史と文化が融合した魅力的な場所です。八王子を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。静かな境内で心を落ち着け、八王子の歴史に思いを馳せるひとときを過ご...
Read more祭神は、 八幡神社は誉田別尊 八雲神社は素盞鳴尊
武蔵国八王子の中央部に鎮座し、往古より両社と称し、 八幡神社は八王子創始の地主神で、又八雲神社は八王子の地名発生の神と言われている。
八幡神社の創立 924年 武蔵守隆泰が国司の時、此の地 へ、石清水八幡宮をまつり、国土安全を祈願したのが起源。 940年 隆泰の長子:小野義孝は、武蔵権之守に任ぜられて当地に乗り、父の遺志を継いで、八幡宮を再建 し、任期が満ちたので、此地に永住する事になった。 先ず小野氏を横山氏と改め、追々当地を開拓し、遂に 一村落を形造り横山村と呼んだ。 これが当八王子の始まり。 横山義孝は、武蔵七党の一つである横山党の始祖で、八幡宮を中心に祭政一致を行った。 境内にある 横山神社は開祖横山義孝公をまつった社で、その創立は1213~1218年と言われている。
八雲神社の創立 916年 大伴妙行 が、深沢山の頂上に奉斎し、天正年間に北条氏照が、この山に城を築いてから、氏神として崇敬した。 1590年 6月八王子城落城の際、城兵は天王の神体を奉戴し、川口村黒沢の地に秘かに逃れ、北条残党の氏神として、崇敬 した。 1598年 6月、大洪水のため、神体は流失し、八王子新町の北、板屋ヶ淵に漂着し、暗夜に 御光を放ち現れたのを、百姓五兵衛と言う者が発見。 自宅土間の臼上に移し、初穂の小麦を煎って供物とし、朝夕礼拝している内、ある夜、夢の中に不思議な神を受け、宿長:長田作左衛門の助力を乞い、八幡の社内に遷座した。 1653年...
Read more八幡八雲神社 八王子の八幡八雲神社の拝殿 所在地 東京都八王子市元横山町2-15-27[1] 主祭神 誉田別尊 素戔嗚尊 社格等 旧郷社 創建 924年(延長2年)[1] 例祭 7月23日、24日 / 9月15日 地図 八幡八雲神社の位置(東京都内)八幡八雲神社八幡八雲神社
八幡八雲神社(はちまんやくもじんじゃ)は、東京都八王子市元横山町にある神社。八幡神社(八幡宮)と八雲神社(天王宮)とを合祀したもので、誉田別尊(応神天皇...
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