東京メトロ日比谷線/東急東横線の中目黒駅から徒歩5分ほど歩いた先のビルの地下1階にあるイタリアンレストランです。
初めていらっしゃる方への注意として、この場所は1階がtheGARDENというお店になっているので、まずはその看板を目指していただき、そちらのスタッフに「シンティッラの利用です」とお伝えすると、B1階へご案内いただけるという流れになっています。 また、こちらのお店は完全予約制なので、食事の際は要予約です。
今回は私と女性の友人1人でディナータイムに訪問。 席数は18席(2名席4卓、4名席1卓、個室1卓)あり、濃灰色の壁にスポットライトが各席に当たっているという、かなりシンプルな印象のお店。ちなみにこれは意図的であり、料理に集中してほしいという想いから、視覚情報を出来る限り排したとのこと。
ちなみに2023年度の食べログ イタリアン部門の東京都の百名店にも選出されています。
食事について、お料理はシェフのお任せコース(全10皿)16,500円(税込)とワインペアリング、他にもフロマッジオなどをオーダー。 それぞれの料理とワインのペアリングが絶妙で、まさに「食のエンターテインメント」を体感できる内容でした。
全体として、とても他の店では味わえないような独自性もあり、特にワインペアリングでは、自分は思いつかないような味わいが沢山あり、私自身も沢山発見があり楽しませていただいたので、コスパ的にも満足で、なんならすぐにでもリピートしたくなったほどでした。
ちなみにワインペアリングは11,400円。他にも、乾杯のシャンパーニュグラスが2,300円 、フォルマッジオ(4種)は2,800円 、ミネラルウォーターは800円、食後酒のデザートワインは1,550円でした。
お会計は現金の他、クレジットカードや電子マネーで支払い可能だそうです。QRコードに関しては決済不可なので注意が必要です。
私がこのお店の食事を済ませる頃には、お客の皆様が満足げに、スタッフの方に「とても楽しかった、また絶対来ます!」と感激の言葉を伝えていらっしゃったのが印象的です。 私自身も、帰る頃にはまた絶対に再来したいと誓ったほど素敵なひとときを過ごさせていただきました。 ランチメニューも気になっているので、是非またお伺いしたいと思います!
ちなみに下記は料理とワインのペアリングについての詳しい感想です。(11月末に来訪した際のメニューです。) ペアリングとの感想も含め、ご参考になれば幸いです。 【料理とワインのペアリングについて】 ・ポレンタ じゃがいも 毛蟹 タイムのふわふわの泡が毛蟹の濃厚な旨味を包み込み、爽やかな香りと贅沢な味わいが広がる一皿。
・チーズフォンデュのクロケッティーナ 鹿の燻製生ハム"スペック" カリッと揚がったコロッケ風の料理にスモーキーな鹿肉の生ハム「スペック」が加わり、奥行きのある味わいに。チーズのまろやかさを引き立てるペアリングワインも、飲みやすさと深みが両立していました。
・牡丹海老 オシェトラキャビア 紫蘇の香り × ロゼワイン 甘みたっぷりの牡丹海老にキャビアの上品な塩気が重なり、紫蘇が爽やかさをプラス。トスカーナ産サンジョベーゼのロゼワインは、温度を少し高めにサーブすることで柔らかな甘味を感じさせ、海老の甘さと見事に調和していました。
・猪と茄子のグラディナート × 白ワイン 野性味あふれる猪肉と甘味のある茄子がミルフィーユ状に重なり、熟成した白ワイン「ガヴィ」とのペアリングが驚きでした。爽やかなハーブ感と樽のニュアンスが料理を一層引き立て、ソムリエのセンスに感服。
・米澤豚とンドゥイヤのタリオリーニ × 赤スパークリングワイン スパイシーなンドゥイヤと米澤豚の甘みが絡む手打ちタリオリーニ。合わせたランブルスコ(赤スパークリング)は、濃厚なタンニンと爽やかな引き際が料理の脂と辛味を絶妙にまとめ上げ、楽しさを倍増させてくれました。
・香りを包み込んだラヴィオリ"トルテッリーニ" × オレンジワイン トリュフの香りと滋味深い出汁が特徴のラヴィオリに、フリウラーノ100%のオレンジワイン「ネカイ」を合わせたペアリング。単体では甘味のあるワインが、料理と合わせると絶妙な青っぽさを感じさせ、最後の余韻まで感動的でした。
・仔鴨と小さな楽しみ × 2種の赤ワイン ジューシーな仔鴨の胸肉にはウンブリア州の力強いサグランティーノ、濃厚なフォアグラのミニバーガーにはピエモンテ州のエレガントなバルバレスコをペアリング。どちらも料理の味わいを余すことなく引き立て、飲み比べの楽しさも味わえました。
・フロマージュ × ボジョレーヴィラージュ&ピコリット ヤギチーズ「スキクイーン」の濃厚な甘みとねっとりした食感には、軽やかな果実味のボジョレーが絶妙。青カビ系や熟成チーズには希少な甘口ワイン「ピコリット」が抜群の相性を見せ、塩気と甘味のハーモニーを楽しめました。
・ヴェッキオ・サンベーリのジェラート 熟成ワイン「ヴェッキオ・サンベーリ」を使用した大人なジェラートは、まろやかなコクと爽やかな後味が特徴。シンプルながら素材の良さが際立つデザートでした。
・チョコレート...
Read moreMy first time savouring italian cuisine in Japan, and it was joy to the palate!
Located in the basement, the lights were dim with artistic videos projected onto the wall. It was slightly stuffy and it would be great if the ventilation can be improved.
Yet food was spectacular, really loved the presentation especially the glass plates, which really turned the food into art pieces.
Starting off with the really cheesy crochettina, moving on to the really smoky deer ham & fettine of suckling calf with cheese, the savoury starters were extraordinary with escalating complexity of flavours.
The charcoal grilled eel was so fluffy and held in the charred flavour. Traditionally being a classical japanese dish, the chef creatively gave it a twist by pairing with potato crema and beef frites, turning into a lighter dish with italian touch.
The umami from the hair crab embued into the tagliolini, and the creaminess from the ravioli paired with classically with freshly sliced black truffle. Unbeatable flavour combo!!
The highlight of the meal was the fillet canet, seared perfectly with pinkish core, the little heart-shaped gnocchi prepared specially for ladies really won my heart, how cute it is!
The dessert was top notch which was really memorable! The best quenelle of gelato I have ever had so far, permeates that perfect balance between wine and sweetness, made from Vecchio Samperi. It really marks the grand finale of this exquisite dinner in Tokyo!
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 チーズフォンデュのクロケッティーナ Cheese fondue crochettina
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 鹿の燻製生ハム”スペック”を添えて Smoked deer ham Speck
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 乳飲み仔牛のフェッティーネ ストラッチャテッラチーズとバジリコオイル Fettine of suckling calf stracciatella cheese and basil oil
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 穴子の炭火焼き 燻したじゃが芋のクレマと牛のフリット Charcoal-grilled eel Smoked potato crema and beef frites
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 毛蟹と唐墨の冷たいタリオリーニ Cold tagliolini with hairy crab and ink
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 香りを包み込んだラヴィオリ“トルテッリーニ” Ravioli “Tortellini”
꙳ ⋆ 𓈒𓏸 青森県産 フィレキャネットと小さな愉しみ Fillet canet from Aomori Prefecture
꙳ ⋆ 𓈒𓏸ヴェッキオ・サンペーリのジェラート Vecchio Sanperi gelato Gelato
꙳ ⋆ 𓈒𓏸チョコレート...
Read more中目黒のristorante scintillaさんに、ディナーで伺いました。 大通りから少し入った静かな立地にあり、扉を開けた瞬間から別世界。 白を基調とした空間は、過剰な装飾が一切なく、リネンの手触り、グラスの美しさ、カトラリーの静かな配置まで全てが「料理を最大限に味わうための舞台」になっていて、一皿一皿に対する期待が自然と高まりました。
この日のコースは、季節の素材を贅沢に使いながらも、決して主張が強すぎない構成で、全体を通して一つの「詩」のような流れが感じられました。 まず最初に出てきたのは「チーズフォンデュのクロッカンティーナ」と「焼きとうもろこしと鹿のスペック」。 ほんのひと口のサイズながら、素材の個性が引き立つ工夫が詰まっていて、サクサクの食感と香ばしさ、そして塩味のバランスが見事。まだ一皿目なのに、期待が確信に変わりました。
次の「太刀魚 青海苔のクレマと紫蘇の香り」は、和の要素が光る一皿。 太刀魚のふっくらした身と繊細な火入れ、そこに青海苔と紫蘇の香りがふわりと乗っていて、日本人としてどこか懐かしさを感じさせながらも、きちんとイタリアンの構成美がある。季節の移ろいを“香り”と“余韻”で表現した、静かに心に染みるお皿でした。
「優しく火を入れた赤城牛 焼き茄子...
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