2025·R7.8.9 姥神大神宮渡御祭の期間中での初訪問です。1971·S46.12.28に国指定重要文化財に指定されています。
建物は主屋,下ノ蔵,文庫倉,ハネダシの4種からなり、通りに面した主屋だけが店と住居で、残りの3棟は交易品などを保管する漆喰塗りの蔵。屋根には灰色の若狭瓦が葺かれています。
主屋と貴重品を納める文庫倉は明治20年代の建築、商品倉庫の下ノ蔵は明治時代末の建築、ハネダシはS56年の復元です。
現在の"いにしえ街道"の表通りに建つ主屋から海側に建つハネダシまでの4種4棟が緩やかな斜面に1列に並んでいるところを"トオリニワ"という1本の通路で結ぶ江差に特徴的な構造をしています。
越前石の土台にヒノキアスナロを主材料とした切妻造りと、江差の商家建築の造りを見ることができます。
元々は、近江商人の 大橋宇兵衛 が所有していましたが、1915·T4年に支配人をしていた近江出身の 中村米吉 が譲り受けました。1974·S49年に建物が江差町に寄付されてからは一般公開されています。その後1980·S551982·S57年にかけては保存修理工事(ハネダシの復元も)が行われました。
開館時間は917時、410月は無休、113月は月曜と祝翌日,年末年始が休館、入館料は大人300円。ただし、①ここ 旧中村家住宅...
ハネダシという町の通り(家の正面)から浜に向かって階段状に下がっている特徴的な建築が目を引く。 昔はこのような建築物が列を成して建っており、家の下の道路部分が昔は浜であったことが分かる。 建物の中はかなり広く、蔵や倉庫のような場所も沢山あり、相当な使用人を抱えてニシンを扱っていたんだろう。 博物館のように漁の仕組みや歴史などが書かれた説明もあり、勉強になった。 ニシンは大漁と不漁を繰り返すらしく、安定して漁れることはなかったという。 それでもこのような御殿が立ち並ぶほど往時は需要があったのだろう。 大正以降は二度と大きな群来は来なくなり、それ...
Read more江差町いにしえ街道の一角、ホンダのディーラーの向かいにある江戸末期から続く国の重要文化財となる商家。駐車場はないので建物の前の坂の上にある郷土資料館を利用します。土間から続く帳場にある受付で共通入場券にハンコを押してもらい入場。内部は修復してはいるけど長年続いてきた重厚さがあり、複数の棟をつなげた造りで中は外からの見るより広く感じます。2階は襖の裏側にある「隠し階段」とされる狭い階段から上り、普通の階段から降りる順路ですがどちらも踏み板が狭く急なので十分な注意が必要です。古い調度品等、当時の暮らしを感じ取れ、落ち着く雰囲気も好きな感じで...
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