昭和7年から平成12年まで使われていた配水塔。水戸の水道といえば江戸時代に徳川光圀が造った笠原水道が有名ですが、この低区配水塔が建てられたことで笠原水道はようやくその役割を終えたのだそうです。「低区」配水塔ということは「高区」配水塔もあるのか?と疑問に思いますが、やはりあったそうです。このレトロな『低区配水塔』は、低地である下市地区に水を供給するためのものであり、一方の上市地区への水は渡里町にあった『高区配水塔』に集められたとのこと。これら2つの配水塔に浄水場からの水をいったん貯めることにより、一定の水圧で安定的にそれぞれの地区に水道水を供給できたそうです。因みに現在の水戸市の水道水はすべて那珂川(枝内取水塔)から取水し、楮川ダム&浄水場や市内の配水タンクを経て各戸へ給水されているとのことです。
笠原水道は1663年から修繕を繰り返しながら269年間に渡り使用されましたが、この低区配水塔も2000年3月までの68年間使われていたそうです。水戸の人口と共に水道使用量も増え、こちらの給水能力だけでは賄いきれなくなったのでしょう。現在は国の登録有形文化財としてひっそりと佇むのみ…内部にも入れないので普段は全く賑わっていませんが、桜の時期や水戸祭りの期間はライトアップされます。近代水道百景にも選ばれており、給水塔マニアには有名な建造物なのだそうです。因みに設計・監督は後藤鶴松氏…この配水塔の起工式の日に生まれた娘さんに塔美子(とみこ)と名付けたという逸話が残っています。
公園となっている敷地内には、同じく洋風の流量計室と、茶室風の鍛冶舎(物置?)があります。尚、塔のそばにある鉄さびた龍頭栓は、逆川緑地の笠原湧水地や下市(ハミングロード)にある水栓と同じものですが、故障中な...
Read moreUma belíssima construção na região de Mito. Uma bela torre antiga que tinha a função de distribuição de água pela região, a construção é realmente muito bonita e interessante,e chama a atenção de todos que passam pela região.... hoje em dia, as construções são feitas apenas visando a funcionalidade, e é muito bom ver essas construções antigas que além da funcionalidade, possuíam um belo e detalhado trabalho de arquitetura para deixar a construção bonita e agradável, o local está registrado como patrimônio histórico e cultural da região e há um lugar com bancos para descansar e apreciar a beleza da construção,ótimo lugar para passear e fotografar, vale a pena conhecer,...
Read moreAn old water tower with European architecture flavour, rare in japan. It was used in past for distribution of water. It's nothing style. Surrounding area...
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