「幻の愛知県博物館」最終日に観にいきました。会場の冒頭にも紹介されていたように現在、愛知県には、県立の総合博物館はありません。しかしかつて存在していた「愛知県博物館」を様々な角度から紹介した展示でした。 展示品は植物の標本や朝日遺跡から出土した土器や木製品といった、いかにも博物館らしいものや、ドイツの陶磁器のような産業研究のための参考品とか色々あって興味深かったです。それにしても奥三河で採掘されている絹雲母(セリサイト)が化粧品のファンデーションの原料になっているとは本当に驚きました!やはり奥三河というところは鉱物資源が豊かな場所のようですね。 しかし数ある展示の中で、一番私の気を惹いたものは、かつての「愛知県商品陳列館」の建物です。絵葉書にあったルネサンス様式のあの堂々たる愛知県商品陳列館の建物はどうなったのでしょうか?特に説明は無かったと思いますが、今は残っていないと思われます。戦災で焼失したのか、はたまた老朽化で取り壊されたのか?ぜひ知りたいところです。 2023.8.28
「展覧会 岡本太郎」を観にいきました。こちらでは名古屋展ということで最初に《梵鐘・歓喜》や《若い太陽の塔》など愛知ゆかりの岡本作品が展示されています。中には今はもう失われてしまったかつて百貨店オリエンタル中村の正面を飾っていた巨大壁画《星・花・人》(マケットですが)も見ることができます。 こちらの壁画はオリエンタル中村が買収されて今の○越になったときに撤去されてしまいました。当時の経営陣としては経営母体が変わったことを人々に印象付けるために行ったのでしょうが、名古屋から貴重な岡本作品が失われてしまったという点から見れば、なんと短絡的な発想だったかと残念でなりません。こんな発想しか持ち合わせていなかったので、この百貨店は地域一番店になれなかったのでしょう。 それはともかく、現在《太陽の塔》は「諸般の事情」により会場から撤去されています。私は《太陽の塔》の背中にある「黒い太陽」が見たかったのに残念でなりません。私のように《太陽の塔》が見られなくなって残念に思っている方も多いと思うので、以前大阪会場で撮影した《太陽の塔》の写真も上げておきます。 グッズショップには実に色々なグッズが販売されています。中にはタローマンかるたやタローマンカードなどとても興味深いものもあります。しかしタローマンソフビ人形が1万6千円というのはいくらなんでも高すぎると思います。会場には《顔のグラス》が展示されていましたが、あれはウイスキーのおまけ(つまりタダ)として制作されたものです。この時、周囲は「こんなものを作ったら、私はタダのものを作る作家ですと自ら宣言するようなものだ」と猛反対したそうですが、岡本太郎は「タダの何が悪い!仕事が終わってタダのグラスでお酒を飲んでいい気分になって何が悪い!」と言って制作したそうです。そんな岡本太郎があんな高価なソフビ人形を見たら、私は激怒するのではないかと思います。 2023.2.27
追記 岡本太郎の言葉を紹介した部屋で岡本太郎が「芸術は爆発だ!」と叫ぶCMの映像が放映されていました。懐かしいですね。できれば《顔のグラス》のCMも放映してほしかったですね。 「どんなものにも顔がある。グラスの底に顔があってもいいじゃないか」
追記2 展覧会終了前にもう一度会場に足を運んだら、《太陽の塔》が展示されていました!このまま展示されることなく終了すると思っていたので念願叶って「黒い太陽」を見ることができて本当に嬉しかったです。 関係者の皆様、ありがとうございました! 2023.3.14
「曾我蕭白」を観にいきました。「奇想の絵師」といわれているだけあって作品は独特の雰囲気があります。特に描かれている人物の表情はかなりユニークですね。江戸時代の絵画であそこまで表情豊かなのはかなり珍しいのではないでしょうか。それから会場で知ったのですが、蕭白というと派手な色彩が思い浮かびますが、実は作品の多くは水墨画なのだそうです。意外ですね。 今回も色々グッズを買ってしまいました。一枚目の写真は会場に展示されていた「雪山童子図」のポストカードです。ポストカードの横に「人気No.1」と書かれていました。よく売れているようです。いかにも恐ろしげな鬼と法悦に浸っている(?)雪山童子の対比、鬼の青と雪山童子の肌の白と着物の赤の際立つ色彩が人目を惹くのでしょうか?雪山童子の話は仏教美術や説話に詳しい人にはよく知られた話です。それを蕭白が描くとこうなるのですね。 そしてもう一枚はダイカットポストカードです。大杯でお酒を飲んでいる人物は蕭白自身です。自ら描いたものなので自画像になると思いますが嬉しそうに、楽しそうにお酒を飲んでいる姿は「奇想の絵師」の意外な一面を見る気がします。この絵がどこに展示されているか、気になる方...
Read moreWent to see Animal Animals Animals with old Japanese doors that were painted by old samurai guys in the Meiji period and what not because the Emperor had taken their swords away and made them paint furniture and stuff.
It was really good to see how good at painting the old guys were, I wish there had been a bit more English to explain things as I was too lazy to use my phone for each one.
I liked how...
Read more愛知美術館は「愛知芸術文化センター」の10階(8階)にあります 普通に1つの美術館だと思ってたのでそこに着くまで迷いました。アクセスは最悪です。人通りのない静かな道を通って階段降りてエレベーター乗って…と手順が多い
やっと着きましたが、現在はパッとした特別展示企画じゃないからか(スミマセン(^^;)人が少なくすぐにチケット買えました。特別展示料金払うと常設展示も見れるらしいですが興味ないので常設展示料金のみで(500円)受付のお姉さんの説明も対応も良かったです
受付で前もって撮影していいか訪ねたところ、「常設は全部撮影可ですがフラッシュ撮影と動画撮影はお止めください」とのこと。ほかの美術館と大体同じです
作品は柵やガラスで保護してるわけでもなく結構むき出し。ちゃんと管理されてるか不安になる の、くせに、作品に対して知人と「ここの造形凄いね~」と指さして鑑賞してたら各フロアにいる職員の人がツカツカ来て「触らないでください」と え?指差してただけなのに??離れたところから指で示してただけなのに???といくら言ってもスンッとしてそのあとノート取り出してひたすらカリカリ何か書いてる。絶対うちらのこと書いてる 他の職員も作品を撮影しただけでノート取り出してカリカリ…説明文小さすぎるから近くで見てたら職員がノート取り出してカリカリ…どのフロアの職員もお客を見てはノート取り出してカリカリカリカリ……めっっちゃくちゃ見張られてる、優雅に鑑賞できない…!職員を気にしながら作品見るという今だかつてないことでした。監視されてる気分でトラウマになります 作品もカメラ×みたいなのがあったような…受付で全作品写真撮影は良かったはずでは…?と思ってしまいました。実際(私含む)写真撮影してる人見るたび職員ノートに何か書いてましたしもし駄目な作品あったら消します
最初注意されたのが気にくわなくて他のお客さんにも注意してるのかとその職員を見てましたが、写真撮影してた人に注意してて大きめの声で閲覧してる人達には注意してませんでした線引きがわかりません 納得いかなかったのでその職員が交代で入れ替わった引き継ぎの職員(受付の職員さんでした)にたまらず事の経緯を説明。その職員は悪くないのに謝罪してくれましたが気分は最悪でした(カスハラとか言われるんだろうなぁ…)
肝心の作品は有名な画家の作品が大体1点ずつある感じです。(職員の監視も気になって)すぐに見終わります
利便性も悪ければ作品の管理も職員の態度もなってない 今まで色んな美術館行きましたが、これほど気分悪くなる美術館は初めてでした 東京の大きな美術館とかそれこそルーブル美術館とか監視官や職員とかいますがそれとはまた違う気味悪さでした。トラウマになりそうです
受付の人が良い人だっ...
Read more