不退転法輪寺(ふたいてんほうりんじ)真言律宗、不退(ふたいじ)あるいは業平寺(なりひらでら)とも言われる。 第51代平城天皇が譲位後、住まわった地で、「萱の御所」とも言われた。皇子の阿保親王、その子で平城天皇の孫の、在原業平(ありわらのなりひら)もこの地に住み、業平が寺としたことから、業平寺とも言われる。 近代、しばらく無住であったが、明治に現在の住職の父か、祖父が入り、再興した。 寺の入り口の門は、南向きで、上方中央の蟇股(かえるまた)は、大きく、専門家が計測に訪れたこともある。鎌倉末期の建築で、昭和初期の修理の際に、一部板を入れ替えた部分もあるが、門に連なる土塀を含め、多くは鎌倉時代のもののままである。南門の正面には本堂、右手側には木々の間に多宝塔が見える。写真家の間では、他の有名な寺よりも人気のあるアングルである。 境内には、古墳時代の石棺がおかれている。近くから発掘された二基のうち、蓋のある一基は他所に移ったが、蓋のない一基が境内におかれている。 ご本尊は聖観音菩薩立像、平安初期の一木造り、顔がふっくらとしている、光背が蓮の花を開いたような柄で特徴的である、また、冠を結ぶリボンが付けられているのが珍しい、蓮台は開ききった蓮で過去、光背の蓮は今まさに開いている蓮で現在、左手の蓮は蕾で未来を表す。 本尊の周囲には、五大明王と地蔵菩薩が祀られている。五大明王のうち特に不動明王は、表情が柔らかく優しい。厳しい表情として作られるようになったのは、後年のことで、初期のものは、穏やかな表情である。藤原時代中期(平安時代中期)の作風である、玉眼は、後に入れられたものである。 地蔵菩薩像は、弘仁時代(平安時代初期)のもので、元は、多宝塔に安置された千体地蔵の...
Read moreUn lieu empreint de calme et de poésie, loin de l’agitation touristique. Futai-ji est un petit temple méconnu mais profondément touchant, imprégné de l’élégance du Japon ancien. L’ambiance y est intime, et l’histoire du temple liée au poète Ariwara no Narihira ajoute une belle dimension culturelle. Le jardin qui entoure le pavillon principal est simple mais apaisant, parfait pour une pause contemplative. Un joyau discret pour les amoureux d’histoire et de...
Read more■季節の花巡り🌸 2024.4/4再訪。写真追加 そろそろ有名なレンギョウが見頃かと思い訪問しました。 レンギョウだけでなく、雪柳や、椿(ヒシカライト等)、シジミバナなど、多くの花が咲いていました。花の寺の面目躍如といったところでしょうか。写真を追加してます。 お庭のお世話されるお寺さんに感謝しつつ、季節の🌸を楽しみたいですね☺️
■2023年 9月...
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