近畿三十六不動尊霊場の参拝でお伺いしました、天台宗系の単立のお寺で寺格は大本山になります。 長等山圓満院といい御本尊は不動明王です。 不動尊霊場第二十五番札所で、別称で圓満院門跡と呼ばれています。 圓満院は寛和三年(987年)に村上天皇の第三皇子悟円親王により創建された天台宗の寺院です、三井(天台宗寺門派)三門跡の一つであり開基当時は「平等院」と呼ばれていましたが、藤原道長が京都宇治の地に建てた別荘をその子である藤原頼道の時代に寺院とするように命令が下されて平等院(後の圓満院門跡)の明尊大僧正によって完成しました。 悟円親王の子である永円親王が圓満院の初代院主となり三井平等院(大津市)の寺名を宇治(京都市)に譲りました、それが現在の「宇治平等院」となっています、一方の三井平等院(大津市)は明尊大僧正によって「圓満院」と命名し改名されました、悟円親王をはじめとして歴代皇族の入寺する門跡寺院となりましたが室町時代後期まで通称で改名前の寺名「三井平等院」と呼ばれていました。 不動堂三心殿(護摩堂)に祀られている木造金色不動明王立像は秘仏になっています、そのため御前立の不動明王像が祀られています。 宗教法人として平成二十一年(2009年)に墓苑事業等の失敗で多額の債務を抱え込み寺門派(総本山)から排除されています、お寺の文化財等は借金のカタに取られてしまいまた建物(宸殿を含む)九棟や庭園など土地約一万四千平方メートルが大津地方裁判所により競売にかけられ、甲賀市の宗教法人大岡寺に落札される前代未聞の出来事が起こりました。 国の重要文化財に指定されている「宸殿」は、江戸時代初期に京都御所から移築された柿葺(こけらぶき)の書院造りの建物です。 大津絵美術館は昭和四十六年(1971年)に先代門主が所蔵してきた古今の作品を公開する場所として宸殿の中の二間を利用して開館しました、大津絵は江戸時代に街道筋の土産物として大津の宿場で売られて...
Read moreThis shrine seems like a gem in the area. It provides a place for zen practice with friendly staff that speaks English and a very helpful monk. I will come back again for the zen ambience, nice vegetarian food, comfortable accommodation and...
Read more2024/11/17 関西文化の日で大津絵美術館を訪ねて伺いました。
2024/11/02放送のブラタモリ でも大津絵は紹介されていましたが、
圓満院の中に先代門主が収集した「大津絵」という江戸時代大津の宿場で縁起物のお土産として売られていた絵が展示されています。
大津絵は型紙刷りなどの手法を使い、熟練の絵師でなくても制作を手伝え、お土産として安価に提供できるような工夫がされていました。
ピカソも大津絵がお気に入りだったそうで 「猫と鼠」の絵を額装して大事に持っていたそうです。
圓満院の宸殿は徳川秀忠の娘、和子が後水尾天皇の后として御所に入る時に建てられた建物だそう。
狩野派の作品と伝わる金色着色の襖絵があります。
また、「三井の名庭」と呼ばれている庭園も観ることができます。
圓満院への途中、三井寺の門前に「三井寺駐車場」「三井寺観光駐車場」があり、係員がほぼ強制的に進路に立って誘導・料金徴収してくるので、うっかり入りそうになりますが、こちらは有料。
圓満院・大津絵美術館・開運そば利用の方は無料駐車場(約17台程度駐車可能)があります。
GoogleMapでは、「圓満院門跡・開運そば駐車場」 を検索して目指して。
観光駐車場の係員に停められたら 「圓満院に行きます」と伝えて 突き当りの三井寺の門の手前を右に曲がりましょう。
青い看板「圓満院門跡」が見えたら門内に入ります。
圓満院の門内には「開運そば」という美味しいお蕎麦屋さんもあります。
寺カフェ...
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