久々の大鳥神社です。

お酉様の「一の酉」に行って来ました。

親しみを込めて呼ばれる“お酉様”は「酉の市」の事で、関東の晩秋から初冬に掛けてのお祭りになります。

熊手や食べ物などの露天がひしめき合い、とても賑わっていましたよ。

飛び交う威勢の良い粋な声を聞いたり、お商売をしている方の、高々と掲げた大きな熊手を眺めるのも、楽しみの1つです。

お参りの為の長蛇の列が出来ていましたが、思ったよりも進みは早くスムースでした。

酉の市は毎年11月の酉の日に行われ、最初の酉の日を「一の酉」、次の酉の日を「二の酉」といい、3番目を「三の酉」といいます。

「三の酉」まである年は火の用心に努める風習があります。

福を掻き込む熊手を縁起物として「勝利祈願・商売繁盛・家内安全・開運招福」を願って、多くの人が熊手を買い求め、お店や会社、ご家庭に飾ります。

指物（飾り）を沢山つけたゴージャスな熊手とは別に、小さな可愛い熊手や、シンプルな熊手守りなど、色々とあるので選びやすいでしょう。

ただ、初めの、ファースト・熊手は1番小さな物を選び、お商売の願いを込めて、年々大きくしていく慣わしがあります。

不幸があった場合は小さくするケースもあるそうです。

飾る方角も重要で、どの熊手も北に向けて飾るのは避けたほうが良いでしょう。

今はコンパスアプリなどがあるので、簡単に方角が分かりますね。

熊手は、熊手屋さんと値切るやり取りを楽しみ、値切った分はお店へ“ご祝儀”にするのが粋な買い方とされています。

縁起物なので、値切った値段で買って帰る野暮な事はやめましょう。

大鳥神社は目黒区最古の神社になります。

その昔、日本武尊が部下の目の病の治癒を祈願しに立ち寄った所、無事治癒した由緒あり、盲神（めくらがみ）と呼ばれるように。

この「めくら」が段々と訛り「目黒（めぐろ）」という地名の由来となりました。

場所は、JR目黒駅から権之助坂を下って、目黒川の橋を渡り、その先の交差点の所にあります。

ゆっくり歩いて15分くらい掛かります。