A short walk from the JR Kinshichō Station is 錦糸堀公園 Kinshibori Park. The park has a delightful statue of the oiteke bori Kappa (おいてけ堀「河童」) believed to live in the moats of the neighborhood.
The Origin of the "Kappa Moat". One of the Seven Wonders of 本所 Honjo In the past, there were many lonely moats around Honjo. A certain fisherman caught a lot of fish one evening. When the fisherman prepared to depart with his catch, his body felt tingly and cold and a voice from the moat said, "Leave them and go!". Upon hearing the voice, the fisherman abandoned his catch and fled as fast as he could from the scene. It is thought that the voice was a kappa living in the moats. The statue was erected in 1995.
Kappa are fond of cucumbers. The sushi roll with cucumbers in the center are called kappamaki...
Read more錦糸堀公園は、私が錦糸町を訪れるたびに、なんだかホッとするような、懐かしいような気持ちにさせてくれる場所です。お世辞にも立派な設備があるわけではないけれど、何より駅からの近さがありがたい。ちょっとした休憩に立ち寄るには、これ以上ないくらいちょうどいい公園ですよね。
でも、この公園、ただの憩いの場というだけではない、なんだか不思議な雰囲気をまとっているように感じませんか。それはきっと、昔の「錦糸堀」の跡地であることや、本所七不思議の「おいてけ堀」にまつわるお話が、今も息づいているからかもしれません。公園の入り口に佇んでいるあのカッパの像、あれを見るたびに、昔の人たちがどんな風にこの場所を語り継いできたのか、想像をめぐらせてしまいます。霊感が強い人は何かを感じるかもしれない、なんて話を聞くと、思わずあたりを見回してしまいますが、たばこを吸う若い女性や、ランチを楽しむサラリーマンの姿を見ると、やっぱり私は現実しか見えないのねと、少し残念に思いながらも、それがなんだか人間らしくて、ふふっと笑ってしまいます。
この公園は、ただの「通り道」ではない、人々の暮らしがそこにある場所だと、そう感じます。昔、このあたりに住んでいらした方が、おみこしを引いてお菓子袋をもらった話や、夏祭りで流しそうめんをしたという思い出を語っていらっしゃるのを聞くと、この公園が、多くの人にとってかけがえのない思い出の場所になっていることが伝わってきて、胸が温かくなります。時代は変わっても、この場所で育まれた人々の絆や温かさは、ずっと残り続けているのでしょうね。
それにしても、この公園の周り、特に夜になると、ちょっと独特な雰囲気があるというお話を聞きますね。ラブホテルの合間にあったり、ちょっと怖いお兄さんに出くわしたり、かつてはホームレスの方がたくさんいらっしゃったという話もあり、なかなかディープな場所なんだなと改めて感じました。でも、それが錦糸町という街の正直な姿なのかもしれません。むしろ、そのような環境でも、毎朝、町内会のご高齢の方々がゴミ拾いをしてくださっているというお話を聞くと、この公園が地域の人々に大切にされていること、そしてその人たちの結束の高さに、胸を打たれます。
でも、昼間に訪れる分には、本当にのんびりした空気が流れていて、心が落ち着くんですよね。ベンチに座って、缶チューハイを飲む女子や、日向ぼっこをする人たちを見ていると、ああ、みんなここでそれぞれの時間を過ごしているんだな、となんだか嬉しくなります。花壇が整備されていたり、芝生が綺麗だったり、公園全体が大切にされていることが感じられて、安心して過ごすことができます。
春の桜の時期は、また格別です。この公園の桜は、枝を剪定しすぎていないせいか、ダイナミックに咲き誇っていて、それがとても好きです。残念ながら、雨に濡れた桜を見た時には、誰にも見てもらえず可哀想に、なんて思ってしまったりもしましたが、そんな風に感じてしまうのも、この場所が持つ、どこか人間味のある雰囲気のせいかもしれませんね。
錦糸堀公園は、ただ広いだけではない、人々の記憶や歴史が深く刻まれた、そんな特別な場所だと感じます。この場所には、江戸時代から続く物語があり、そこで暮らす人々の温かさがあり、そして今を生きる人々の日常がある。それらがごちゃ混ぜになって、なんとも言えない、独特な魅力を醸し出している。そんな風に思います。これからも、この公園が、この街のちょっとしたオアシスであり続けてほしいと、...
Read more〜錦糸堀公園〜
置行堀 【おいてけぼり、おいてきぼり】 本所(東京都墨田区)を舞台とした 【本所七不思議】呼ばれる奇談・怪談 全エピソードの中でも落語他 多用されて有名になった。 置き去りを意味する「置いてけぼり」の語源とされる。 @江戸時代の頃本所付近は水路が多く、魚がよく釣れた。 ある日仲の良い町人たちが錦糸町あたりの堀で釣り糸を垂れたところ… 非常によく釣れた。 夕暮れになり気を良くして帰ろうとすると、堀の中から「置いていけ」という恐ろしい声がしたので、 恐怖に駆られて逃げ帰った。 家に着いて恐る恐る魚籠を覗くと、 あれほど釣れた魚が一匹も入っていなかった。この噺には他にも
【現場に魚籠を捨てて逃げ帰り、暫くして仲間と一緒に現場に戻ったら魚籠の中は空だった】
【自分はすぐに魚籠を堀に投げて逃げたが、友人は魚籠を持ったまま逃げようとしたところ、水の中から手が伸びてきて友人を堀に引きずり込んで殺してしまった】
【釣り人以外にも、魚を持って堀を通りかかった人が魚を奪われた】
【声を無視していると金縛りに遭った】
【逃げた先でのっぺらぼうなどのさらなる怪異に遭遇した】
などの派生した物語が存在する
東京の堀切駅近くの地にもかつて置いてけ堀と呼ばれる池があり、 ここで魚を釣った際には3匹逃がすと無事に帰ることができるが、魚を逃がさないと道に迷って帰れなくなったり、釣った魚をすべて取り返されたりするといい【千住七不思議】一つとされた また埼玉県の川越地方にも 【置いてけ堀】という場所があり やはり魚が多く釣れるにもかかわらず、帰ろうとすると「置いてけ、置いてけ」との声が魚を返すまで続いたという 本所の置行堀の怪異の正体は諸説ある。根強いのは河童の仕業という説とタヌキの仕業という説である 河童説は、本所の隅田川の他、向島の源森橋、江東橋の錦糸堀、仙台堀(現・仙台堀川)などに河童の伝承あることが根拠とされている。 タヌキ説は、隅田川の七福神めぐりの中の多聞寺に狸塚が存在することから、タヌキには存在感があることが根拠とされる。 本所七不思議にはタヌキにまつわる話が他にもあり、近づいても囃子の音の主が分からないという【狸囃子】 正体をタヌキとした【燈無蕎麦】や【足洗邸】の絵双紙も描かれている 置行堀のタヌキが、足洗邸と同様に屋敷から大足を突き出す怪異を起こしたとの話もある。 「お魚博士」として知られる水産学者の末広恭雄は置行堀を科学的な面から考察し、淡水魚のギバチが体表のトゲで大きな音を出し、実際にその音を化物と思って驚いた人がいたことから、置行堀の怪異があった時代にはそうした堀にもギバチがいたものと推測し、魚が盗まれるのは野良猫の仕業の可能性が強いと述べている。 他にもカワウソ・ムジナ・スッポンによる仕業などと様々にいわれており追いはぎに...
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