赤酢の握りと丁寧なつまみで満たされたランチ!若き大将と語らいながら堪能した二時間
船橋駅南口の喧騒を背に路地へ折れ、控えめな行灯だけを頼りに暖簾をくぐりました。 カウンターは檜一枚板で八席。 一人客の私は中央に腰掛け、大将と軽く会釈しながら生ビールで喉を潤しました。
最初のあては白えびの昆布締めです。 上品な甘みが舌に乗り、昆布の旨味が追いかけてきます。 続いて瓶のロココビール。 フルーティーな香りが白えびの余韻に心地よく重なり、序盤から期待が高まりました。
次に藁で軽く燻した鰹。 藁の香ばしさと脂の甘さが共鳴し、日本酒へ切り替える好機だと直感。 不動の純米吟醸を一合。 キレのある酸が鰹の力強さを支え、杯が早い速度で空になります。
蛸の塩茹では柔らかさと弾力の境目を狙った火入れ。 味付けは塩のみで、素材に自信がある店らしい潔さでした。 ここでとうもろこしの茶碗蒸しが登場。 表面にポタージュをまとわせた二層仕立てで、口に含むと甘みと出汁の香りが同時に広がり、思わず頷いてしまいました。
握りへ移行する前にホッキ貝が供されます。 口の中に入れた瞬間、隣席から小さな感嘆の声。 私も同じ気持ちに。 今日のつまみMVPかもしれません。 日本酒を田中六五へ替えて合わせました。
ここで自家製ガリが登場。 角切りに近い厚めのスタイルで、程よい辛味と甘さがあり、箸休めと言うより一品料理の存在感。 握りへの期待が高まります。
ここから赤酢のシャリによる握りがスタート。 金目鯛の皮目を軽く炙った一貫は脂が溶け出し、赤酢との対比で甘さが際立ちます。 赤いかは包丁を細かく入れてあり、塩と酢橘でさっぱり。 鯵は島根からとの説明。 脂と旨味が強烈で、本日の握りナンバーワンと感じました。
鮪赤身と中トロは気仙沼。 赤身には塩釜の醤油が薄く塗られ酸味と旨味のバランスが秀逸。 中トロは筋目が丁寧に断たれ、舌の上で溶けるように崩れます。
続く小鰭は酢締め控えめで柚子の香りがふわり。 平貝は薄造りではなく厚切りで提供され、シャリと一体になる新しい食感でした。
車海老は人肌の温度で握られ、噛むたびに甘みが弾けます。 雲丹は利尻。 海苔の香りと共に一口で頬張る幸せ。
穴子は箸で持ち上げると崩れそうなほどふわりとしていたのが印象的でした。
玉子焼きは芝海老を使ったやや甘めのカステラ系。 しっとり感は十分ですが、もう少し海老の香りが前面に出ても良いと感じました。
最後は金目鯛のあらで取った味噌椀。 赤味噌と白味噌を合わせた優しい塩分で締めくくり。
良かった点は魚介の鮮度と仕事の確かさ、そして日本酒の取り揃えです。 各貫に合わせた温度管理も的確で、特に車海老と穴子の温度差は見事でした。
14500円という価格を踏まえると満足度は高く、都内同価格帯と比較しても遜色はありません。 大将の物腰は柔らかく、質問には丁寧に答えてくださり、一人客でも終始心地よく過ごせました。
船橋で本格的な江戸前を味わえる貴重な一軒として、再訪を...
Read moreスタッフは言われた配膳しか行えず、意思疎通は可能なものの、雑談が成り立たない程度に愛想もありません。 次のお酒もガリもお茶もお冷もこちらから言わないと出てこない始末。カウンターにも関わらずテーブルチェックがまるでなっていないです。 反面、日本酒はメニューにないものも用意されておりなかなか面白そうでした。
寿司やつまみは無難に美味しく、モノによってはなかなかいい仕事をしていましたが、大将の品出しのテンポも場を作る能力もイマイチ。言葉選びはめちゃくちゃに失礼。はっきり言って不快でした。
ホスピタリティは修行不足です。 サービス料を取らないからって何もかもが許される訳ではない。 レビューサイトが高評価...
Read moreJR船橋、京成船橋から徒歩4~5分、ロフトがあった場所の裏、2020年1月にオープンした江戸前鮨の素晴らしいお店です。お邪魔したのは3月の日曜でした。前日迄の予約が必要で、我々以外にはお客さんはいなかったので、大将と色々お話が出来てラッキーでした。料理はお任せのみです。前菜七品から握りと全てため息が出るほど美味しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。特にタコとノドグロの焼き物は絶品。タコは柔らかいのに崩れず噛みごたえもあり、自然の塩味が口の中にやわらかく拡がりました。ノドグロは油の乗りが絶妙で、身の旨味が余韻が楽しめました。またワインを飲みながらお鮨を頂けるのが嬉しいです。握りはどれもも...
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