友誼商店の一角に小さなフードコートのような飲食コーナーがある。簡素な椅子と机がしつらえてある。初訪問は24年8月13日、立川の町はどこに行っても夏季休業中、この店でも日本語が殆ど通じない女性が二人だけ働いていた。昼過ぎの遅い時間のせいか客は誰もおらず厨士の女の子は、美味しんぼの山岡士郎のようにデスクで昼寝をしていた。母がよくいっていたけど「若いと眠いもの」。キッチンのカウンター越しに隠れて寝ていたのでこっちから声をかけてもスルーできるのがすごい。ちゃんと死角というものを計算しておられる。もう一人のスタッフは大きな声で呼びかけたら出てきてくれて日本人の好みの皿を熱心に勧めてきてくれた。
今流行りの蘭州ラーメンもあったけど、幅が2cmはあろうかと思われるきしめんのような「油泼びゃんびゃん麺」というのを注文した。ユーポゥ びゃんびゃん メン。 穴かんむりの下中央に言、その両脇に糸がしら、その下中央にに馬、両脇に長、左外側に2段に渡って長く月へん、右外側にりっとう、その下に心の字、そして全てを乗せて、しんにょう。たぶん。
注文後も寝ていたがしばらくするとやっと起き上がってきてくださって、なんかすごくめんどくさそうに生地を捏ね薄く伸ばし始めた。クスッ。なんかすごく時間がかかるなと思っているうちに着丼。本当に麺の生地を捏ねるところから始めていたようだった。なるほど。冗談ではないこともあるのだな。でも粉を中国まで買い付けに行っていたわけではないし、小麦を育てるところから始めていたわけではないからまぁ普通だったと思う。
でお味の方なのだが。山岡士郎が作ったのかと思った。それも冗談ではなく。これはすごい。銀座の岡星で出すやつ。あまりにも美味しいので目の色を変えてもう本当に夢中になってガツガツ食べてしまった。酸味・辛味・臭味が混然一体となって、(ごくり)この上もない華やかな味を作って、いや本当に漫画のように美味しかった。そして麺は手打ちなのだ。
しかし店は少し古く汚い。
早速仲良くなった中国からの留学生くん達(医療の関係)は中国っぽい料理を注文しておられた。ポテトとビーフの炒め物の西安風がとても美味しそうだった。どんな味なんだろう。次回はこれだわね。この歳で味が想像しにくいレシピもあるんだなぁ。
西安(旧称; 長安) から来たレシピがメニューに沢山ある。
もしや夏目雅子のような美男子ぜんとした若き日の玄奘三蔵も食べたかもしれない(食べなかったかもしれない)数々の肉料理、麺料理、ちょっとスパイシーで素敵でした。長安からトルファンへ、すっごい遠回りをしてテンシャン山脈を越え、K2は觔斗雲(中国のテクノロジーだったかも)で、そしてアッサムの近くのナーランダ寺院へ。
痺れたぁ。
もしや般若心経とはスパイシーなのかも?
後記;...
Read more「ちょっとだけ気分は中国なフードコート」2022/1/2
正月2日(日曜)の午後に利用しました。 入店してみると、フードコート入口で「遣りて」のオバちゃんに声を掛けられます。「ひとり?」と。てっきりフードコート全体を取り仕切るスタッフさんなのかと思って、「初めて来たのだけど、どんな料理があるの?」と尋ねると、「辛イノ大丈夫? ナラ坦々刀削麺オイシーヨ、日本人ミンナコレ好キネ」「アト、小籠包ミンナ食ベルヨ、ミンナオイシー言ウヨ」との説明。「刀削麺ト小籠包2個セット安イヨ1000円ネ、コレデイイ?」 すっかり圧倒されて言われるがままにオーダーします。料金は前払いで1000円をオバちゃんに渡し、「4番目ノテーブル座テヨ」で、配膳を待ちます。 後で気づいたのですが、このフードコートには4~5店舗がそれぞれ上海・東北・西安・台湾・四川といった料理を担当しているようで、お店の名前も実はみんな違っています。「友誼食府」というのはフードコートと食材売り場全体の名前らしいです。 で、入り口付近に居た「遣りて」のオバちゃんは、フードコート一番手前の「上海美食小吃」というお店のスタッフさんなのでした。どおりで自分のお店の料理だけを勧める訳なのでした。ハハハ、オバちゃんには敵いませんね。
「坦々刀削麺」:850円(単品価格。税込、以下同) 味3.4点/CP3.5点 スープは殆ど辛くありません。獣系の出汁感があります。味付けは濃くありません。胡麻の風味も利いています。 辛めに味付けされたの肉(牛肉?)がトッピングされています。これをスープに解かすと、少しスープの味が辛くなります。トッピングは他にはもやし・水菜・かいわれが確認出来ました。 麺はシコシコ感があり、小麦そのものの味がします。歯応えのある水団(スイトン)のような食感です。悪くありません。 小ぶりな丼のように見えるのですが、麺はたっぷり入っています。 もっと辛くしたかったのですが、香辛料が何も無いのです。残念に思いました。
「小籠包(上海肉包)2個」:150円相当 味3.5点/CP3.7点 「坦々刀削麺」よりも前に「上海肉包」が配膳されました。焼き小籠包を美味しく食べる方法を記したガイドも一緒に持ってきてくれましたので、それに従い、①小籠包を小皿に移し、②中央に穴を空け、③あふれるスープを口に運び、④やけどに気を付けてスープを口でズズーっと、⑤残った具に黒酢かラー油でペロッと。ただし残念ながら黒酢もラー油もテーブルにはありません。「黒酢のような何かの調味料」がセットされたのですが、少し使ってはみましたが何の調味料なのかはわかりませんでした。見た目は黒酢なのですが、酢ではなくて違うもののような… 何だったのでしょう? で、味はまぁまぁ美味しい。中の豚肉が美味しいのです。少しだけですが、中華系のスパイスが利いています。熱々でなく少しぬるい状態だったのは残念。
「上海美食小吃」以外の他のお店にも興味深い料理がいくつかありました。 後客のおじさんがオーダーしていたのですが、「成都サンラーフェン」600円など辛くて...
Read more物販エリアのみ再訪(2024年9月)
冷凍マントウなど購入。以前より値上がりしたかも。 クレカが使えました。 ーーーーーーーーーーーーー
物販エリアのみ再訪:
台湾の鵞鳥油(フライドオニオン入り)を発見!現地で290~300元ぐらいするものが税込1580円。アマゾンはフライドオニオンなしのが+1000円。在庫がなくなったら是非購入したい。
お茶は業務用茶葉1キロがウーロン茶(税込1639円)、ジャスミン茶(税込み1960円)。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空いている時間を狙って行ってみました。
朝早かったからか、他の方のレビューに散見される入口そば上海料理のお店の女性スタッフによる呼び込みは受けずに済みました(男性スタッフのみいました)。
各店がトランスライトに加えて商品の写真を店舗エリアにべたべたと貼っているのですが、ごちゃごちゃしているため、お目当ての料理がどこの店にあるのかが非常にわかりづらかったです。お会計システムが面倒なので、ぱっとわかるとよいです。
朝食のお店で豆乳(Lサイズ 250円)を注文。何も言わなかったせいか温かいのが出てきました。メニューに温度表示がなかったし、聞かれなかったので、温かいのだけなのか不明。真夏なので、冷たいのが欲しかった。豆花(500円)がありました。
朝食のお店で料金支払いができるというレビューがありますが、物販レジに行って支払うように言われました。
奥から二つ目の台湾系のお店の水餃子(550円)はそんなにおいしくなかったです。冷凍で皮の触感はよくなく、皮と具が中で分離していました。冷凍から茹でるので、提供までに結構時間がかかりました。
四川料理のお店の酸辣刀削麺(700円)はまあ普通。全体的に、単純に現地テイストなのだと思います。スープは辛みよりも酸味が強烈。酸っぱい中にも味わいがあります。先に具をよそってから麺とスープを入れているので、麺の下に具がありました。トッピングの冷凍そぼろ肉にかなりのニンニクが使われていて、帰宅後もニンニク臭が残りました。
支払いのシステムは、 各店舗で注文→値段が記載された紙が巻かれたカードを渡される→物販エリアのレジでお会計を済ませる→店にカードを返却する のフローでオーダーが成立します。なので、各店舗で注文してカードを受け取った後で【物販エリア】のレジに行き、まとめてお会計をするとよいです。 リピするなら自分名義のカードを作成してもよさそうです。
お店のスタッフの方は皆さん優しかったです。
物販エリアを見る時間がなかったため次回見てみたいです。フードコートそばの棚に台湾で売られている商品が見えましたが、日本で販売される価格としては...
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