亀戸。駅前の雑居ビルにある、日本人店主の営むインド料理が食べられるカフェがあると聞いていた。何度も行こうと思ったのだがどうもタイミングが合わない。1フロア1店の建て地の狭い雑居ビル。意を決して7階まで上がったこともあったが残念、やっていなかった。そんなこともあった。
やっと辿り着いたその店、
「カフェ・アチャ」
は驚きの繁盛店。 ランチピークを外し狙って入った平日の13時過ぎ。席は7割埋まっている。新規客もどんどんやってくる。客全員に「1階のエレベーターホールがビルの奥で3畳くらいで中華屋の勝手口になってて店員がそこに座ってタバコ吸ってるビルの7階の店にあんたなんで辿り着いた?」と聞いて回りたくなる気分なのである。
しかし、わかる。打って変わって「カフェ・アチャ」はおだやかで快適な店なのだ。店内はカレー店、インドカフェという空気はなく、音楽バー、ビニール盤カフェという風情。それもどんより系(そっちはそっちで好きだが)ではなくモダンで明るい落ち着いた感じがある。
ターリでやってくるセットはカレーの種類、数を選ぶことができる。欲張りなわたしは3種をチョイス。
「レモンえび・さつまいものパプー・ラールマース」
としてみた。
レモンえび、とても美味しい。おだやかまったり味だが素早い後味の消え方に爽やかさを感じ好感を覚える。エビと筍という組み合わせのセンスがどこか和の味を感じさせる料理。楽しい、美味しい。これはいいものだ。
さつまいものパプー、これはもうスパイシーポテサラと言っても首を横に振る人は居なかろう。さつまいもと豆を煮込んで粘度高く練り上げたとてもおいしいもの。練り上げた、とわざと書いた。そういう感じの仕上がりなんである。あまじょっぱくてわたしたち日本人の舌を鷲掴みにされる感じ。これはいい。タッパーに入れて冷蔵庫にしまい、おうちごはんのお惣菜として採用したい。
ラールマースはぎりっと辛い。辛くて大変なのだがどうにもスプーンを止められない。何かどこかクセになるものを持っている。まず初めに香ばしさと奥行きを強く感じるのだが、それが辛さに飲み込まれていく面白さがあった。それが面白くて何度もスプーンを口に運ぶ。たちまち汗だくになる。限定10食に間に合ってよかった。
生姜のピックルなど爽やかで、気が利いている。どの料理も大変美味しい。ずいぶんいいターリであった。 インド料理というジャンルに日本人のもつ繊細な部分や丁寧な仕事が上手に反映されているよいもの。ここに今まで来ていなかったのは痛手であった。
秋元店主と少しお話ができて、嬉しかった。
ビルの7階。それも大型商業施設でもなんでもない雑居ビル。なのに帰り際、14時で席の2/3がまだ埋まるのに驚いた。その理由もここで少し時間を過ごした今となっては納得だ。気持ちよく、居心地良く、料理がおいしく。スタッフの女性は気遣いと笑顔が嬉しい方々で。店主は腕があって雰囲気があって。なるほどなるほど、これはバランスというものがある。快適さのバランスだ。壁一面のレコード棚も大人っぽい雰囲気を作り出し、...
Read moreI was pleasantly surprised by the thoughtful menu items, the owners put in a lot of effort into ensuring that the food is authentic, it’s one of the best places to try out authentic thali-style Indian food. The menu had achari chicken and mutton rogan josh, both of which were delicious. The cafe itself has a great vibe, with a huge collection of vinyl records and good music playing behind the scenes, will definitely...
Read moreThe food was really authentic. One of the best Indian restaurants in Tokyo as the Menu includes Regional authentic Indian dishes as well. And the flavours are really similar to mom’s cooked food. Not like other Nepali/Indian restaurants with artificial colours and same taste everywhere. The Paneer cheesecake is amazing. The Chef is...
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