昭和2年に京都大学が購入した口径30cm天体望遠鏡(⇒現在は口径45cm)屈折式天体望遠鏡は、珍しい重力駆動型日周追尾装置を使い、現在も学生教育や、見学会・観望会等で使用される現役の望遠鏡(2017年で90年目)
第3代台長を務められた故・宮本正太郎博士が手作りした球体の貴重な「火星儀」やアームストロング船長の足跡記念の灰皿も見られる。
花山天文台の初代台長の山本一清は、「星は沢山あって、とても少数の天文学者だけでは観測できない。市民の協力が不可欠」と考え、プロ・アマ問わず天文学の普及と観測者育成に心血を注ぎ、アマチュア天文学の普及に熱心に取り組んだ。
そのお陰で、太陽黒点観測の三沢勝衛、流星観測の小槙孝二郎、生涯に彗星12個、新星11個を発見した日本の「天体発見王」本田実、星図の草場修、火星観測の佐伯恒夫、反射望遠鏡の中村要、その後を受け継ぎレンズ磨きの名人として「レンズ和尚」と呼ばれた木辺宣慈、20世紀最大級の「イケヤ・セキ彗星」を含めた彗星6個と小惑星223個を発見した伝説のアマチュア天文家で、世界的に知られるコメットハンター関勉など多くの優秀な観測者が誕生した。
「アマチュア天文学の聖地」と呼ばれる由縁だ。
そんな日本のアマチュア天文学の聖地も資金繰りには苦しんでいる。
この施設を維持するために人件費が年間1,000万円が必要なのだが、平成30年に京大が開設した最新の望遠鏡を備えた岡山天文台(岡山県浅口市)への予算捻出の為に花山(かざん)天文台への支出が打ち切られ、財政難で存続は風前の灯火だった。
平成最後の年となった年に、創業100周年を迎えた建設用クレーン大手のタダノ(高松市)が、社会貢献事業の一環として10年間で計1億円を支援し、天文台は運営が継続されることとなった。
今後も一般からの寄付は募られるので、令和10年より未来にも「アマチュア天文学の聖地」花山天文台が存続出来る様に、見学...
Read more土日に特別公開されていたので行ってきました 最近は土日などに公開される機会を多く作られてるようなので、HPで確認されると、公開される日と、そこから事前予約出来るようになってもました 予約をしていたら、関係以外立ち入り禁止と入り口に書いてありますが、そこから入ることになります 道は舗装されていないとこを途中から行くことになりますが、突き当たりへ行くと建物があり、その広場に停めれます 広場のとこにある建物(新館)は公開とは関係ないので、上の本館を目指します そちらで受付があり、講演を聞きました この時(いつもかもしれませんが)講演されたのは柴田先生という太陽観察の第一人者の方でした 施設は4箇所拝見させて貰い、貴重な望遠鏡(3箇所あるものが全て別の種類)を見せて貰うだけでなく、実際写ってるものなども見学出来ました その全てが撮影OKというのもありがたかったです 天文台は日本で2番目に古い【1929(昭和4)年】大学天文台です 本館、別館、子午線館(歴史館)は当初からあるものだそうです 本館の望遠鏡には、訪れられたクイーンのブライアン・メイ氏と喜多...
Read moreまもなく一世紀の歴史を刻もうとしている市街地に近い場所にある天文台です。とても素敵なところですし、優しく案内、教えてくださるのでイベントがなくても行かれると満足できる、とてもオススメな場所です。土日に見学会があるので、予約するか事前に連絡して行きましょう。 雨の日に見学に行ったので、写真はあまり良くなくて残念ですが、アカデミックながら優しい雰囲気に満ちた素晴らしい場所でした。土日の案内ツアーでは、すべての観測施設を見て回れますし、初めての人にも分かりやすく天文学を教えてもらえるので、子供から大人まで楽しめると思います。アクセスは良くありませんので、将軍塚と合わせて向かうと良いかと思います。 大学の天文台としての役割は小さくなっており、来訪者が少ないと無くなってしまいかねない場所ですので、また行きたいと思います!みんなで...
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