還暦を迎える歳になったのでここ数年ミシュラン店の食べ歩きをしていたのですが、住居地である大津にも名店有り、とのことで大津の名店もあちらこちら巡っています。そして、これまでに数々の名店に巡り合うことが出来ました。
今回はなかなか予約の取れなかった『自然坊たなか』 18時半に予約して行って参りました。
なかなか予約が取れないことで期待もかなり膨らんでいたのですが、私自身は仕事の都合で18時半の予約ギリギリに到着。 でも、何故か大将の機嫌は悪そう。「よろしくお願いします」と挨拶するも、「はあ」と無愛想な反応のみ。「少なくとも10分前には来とけよ」ってことなのかも?と頭の中で考えながら、恐縮しつつ席に着きました。・・・ただ、一流の料理人とはこんなものかも?という感覚があるので、この時点での違和感は然程ありませんでした。
連れである妻は電車の不具合で10分程遅れて到着となりました。妻が遅れることはもちろん来店時にお伝えし謝罪していたのですが、そのことも含め「これは怒ってるんだろうな」との雰囲気の中、妻の来店を待ちました。
店には既に2名×2のお客さんがいらっしゃいました。
妻が来店後1皿目が出されました。 妻はいつもの様に写真を撮って、食材をスマホでメモし始めました。別に他意は無く、単に自分自身の料理に役立てる為だけのことです。私は普通に食事を始めました。
と、その時、大将が妻に「食べる気あるの?」「なにしてんの?」と険しい表情で詰問。 続けて、「食べないなら、もう止めときましょう!」と3度ほど繰り返す。私は『すみません、メモしているだけです』と伝えたのですが、「もう止めましょうか」とご立腹したまま。 その時点で、私はまだその一皿目を平らげているわけでもなく、それ程時間が掛かっているわけでもないと思ったのですが、妻は大将の詰問に慌てて箸を動かして食すことになりました。
その後、大将は明らかに苛ついたご様子で、ぷいっと背中を向け、手に持っていた何かをキッチンの下の方に投げつけました。 ガシャーンと音がして店の中はかなり緊迫した雰囲気。しかし、皆さんは、動ずることなく黙々と箸を動かしています。
その時、お隣の二人組の内お一人が、ここの料理が一番美味しいんですよね~と大将に話し掛けます。大将は、少しバツが悪いのか、「こんなことは滅多に無いんですよ~」と言っています。
『たまにでもあったらあかんやろ』
この時点で、私的にはもうお金を払って店を出たくなったのですが、大将の奥さんがなんとか緊迫した雰囲気を落ち尽かせようとしている姿を見て、我慢することにしました。それにここで退店すると言い出せば、おそらく言い合いになってしまい、更に他のお客さんに迷惑を掛けてしまうことになりかねません。
その後は、感情を押し殺し普通に食事をして、大将の奥さんとも少し笑って話したりして、何事もなかった様に退店しました。
どうなん、これ?って感じですね。
昨年末、京都の未在を訪問した際、非常に品数が多いお店なので、なんだか早く食べろと急かされている感じがして少し焦ったりしたものですが、石原氏は当然ながらこれ程の無礼な対応をすることは無く微笑んでいたし、今年に入って訪店した凌霄...
Read more自然坊たなかさんでの食事が毎月の楽しみになってます。 今月はランチ(5,500円)で訪問しました。
ご夫婦で営まれているカウンター8席の小さなお店。 店内がいつも綺麗で気持ちがいいです。 お昼も夜も入れ替え無しでスタート。 一斉にお料理が運ばれ、丁寧に説明をしてくれます。
最初の一皿からもう素敵。 七夕をイメージしたそうです。 汲み上げ湯葉とお出汁、定番の燻製鯖に胡桃チーズ、厚みのある鯖寿し、青紫蘇をたっぷり使った出汁巻玉子 等々 すべて美味しかったです。 あと今回は「北島 吟吹雪...
Read more5年前に初めて訪れました。 今ではすっかり予約が取れない人気店になってしまいました。妻が1品毎に感動の声を上げるのが嬉しくて記念日にリピートしてます。
この店のおかげで和食が好きになりました。 茅の輪くぐりもここの料理で教えて貰いました。 シャイで気さくな亭主とひょうきんで天然な奥様の掛け合い漫才が面白いです。
美味しいという幸せが命を紡ぐ これからも大切な人と大切な時間を過ごしたい大切なお店です。
追伸: 亭主を嫌味ったらしく貶めようとする書き込みがありますが、自分はそのような変な客と居合わせてしまったことは1度も...
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