夜の部は17:00～だが人気店ということで開店10分前に到着。すでに2人のお客さんが並んでいた。これは期待が高まる！ 店が開き、いざ入店。 食券機は小・大ラーメン、 小・大ラーメン(肉増し)の4つとシンプル。 小が麺200ｇ、大が300ｇとのこと。 内装は小料理屋のような雰囲気でとてもラーメン屋には見えない趣のある店作り。

★良かった点★ 美味しい。上品な二郎といった感じ。 平打ちの麺にスープがしっかりと絡んでいて ただしょっぱいだけの二郎系ではない。 味は文句なし。行列の理由も納得できる。 それに加えてチャーシューが最高！ かなり肉厚で食べ応え抜群。 程よい甘みと塩加減、煮崩れしていない形状等、 店主の丁寧な仕事ぶりが窺える。 いままで食べたチャーシューのなかで ベスト5に入るほどの旨さ。

★悪かった点★ 先述した通りチャーシューが絶品なのだが、 開店時から「肉増し」が売り切れなのはいかがなものか。 ツイッターなどをやっているのだから告知するくらいの気遣いは出来なかったのか。開店前に並ぶ店なのだから張り紙でもいい。

そう、この店は気遣いが足りない。

後から来たお客さんが両替を頼んだところ、 「ウチは両替やってないんで！」と強い口調で一蹴。 いやホールスタッフ一人いるんだし、してあげればええやん。 嘘でも愛想で「すみません。千円札切らしてるんです」 くらい言えんのか。結局そのお客さんは帰っていった。

あと量が少ない。自分は麺大盛で野菜、ニンニク、脂をコールしたが 大食いの人ならペロリとイケる量。 普通のラーメン屋に比べてちょっと多いかな?というレベル。 二郎系としては落第レベルの少なさ。 あと脂が別皿というのも意味が分からない。

こんなことは言いたくないが内装や味にこだわりを持つのはいい。 しかしこの手の店はどこまでいっても二郎系なのだ。 悪い言い方をすればパクリだしどんなに頑張ってもその域から抜け出すことはできない。この店の店主は下手に客がついてしまってそれが全て自分の腕前だと勘違いしているのではないだろうか。いやいや。何度も言うが二郎のインスパイア。オマージュ。威張って営業するようなラーメン屋ではない(自分には威張っているように見えた)。 例えば中国に「石景山游楽園」という某夢の国をパクったアミューズメントパークがある。そこの経営者がいくらオリジナリティ溢れるミッ〇ーを努力して作ったとしても、それは褒められるものではないし、大手を振って営業するような代物ではない。

もみじ屋には「千里眼」という二郎系ラーメン屋を見習ってほしい。 千里眼は「愛想良し、味良し、量良し」の三拍子が揃っている。 初めて来訪したとき「二郎の上位互換」と圧倒された記憶がある。 先述した通り千里眼だって二郎のパクリには違いない。 しかし二郎特有の取っつき難さを払拭した功績には拍手を送りたい。 インスパイア店はこうあるべきだと思う。

間違いなくもみじ屋は二郎と比較してほぼ全ての面で劣っているというのが正直な感想。 もみじ屋に行くならすぐ近所のラーメン大に行くかな。 (※ラーメン大 下高井戸店の店員は愛想が皆無)

☆最後に☆ なんとなく威圧的なラーメン屋店主はよくいる。 二郎や一風堂、吉村家などが仮に威張ってたとしても、 個人的にはさほど気にならない。 自分のアイデア1つでシーンを築いたのだから。

だが、そのパクリ組もそれを真似して威張るのは甚だ可笑しい話だ。 客商売において頑固、威張る、斜に構える等をやりたいのであれば、 自分で１から何かを生み出し成功を収めるべきではないだろうか。