中目黒若狭@中目黒 ⚪︎和韓料理のいいとこ取り 感動口福体験 【食べログ】3.63 【価格帯】1人2万円〜 【アクセス】中目黒駅より徒歩5分 ……………………………………………………………
【お店の基本情報】 ●2024年4月に移転後オープンされた中目黒...
Read moreグルメな友達におススメされて初めてお伺いした「中目黒 若狭」さん。 中目黒から徒歩5分程度の立地で、こんな素敵な隠れ家一軒家のお店があったのかと、まず入っていくところから、ワクワク。 店内はとてもシックでありながら、随所にこだわりを感じる、素敵な内装とインテリアの数々。中庭があるあたりも本当に素敵。もともと、一軒家だったところをリノベーションして、このこだわり満載のお店が今年の4月に出来上がったのだそうです。 中目黒に引っ越してくる前は、東山にお店があったそう。こだわりは外観や内装だけでなく、お料理の方も素晴らしく、ビブグルマンを何度も獲得しているミシュランもお墨付き。
店主の若狭岳男氏と統括料理長の吉本宏蜜氏との距離が近く、こうした格式高い雰囲気を持つお店なのに、色んなお話が伺えるのも、非常に嬉しかったです。 韓国宮廷料理を食べるのは初めてで、色々お料理のことや、提供していただくお酒についてお話し出来て、お料理へのこだわりと愛情、お店をやっていく上での情熱を感じて、すべてを通じて素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
【Today's Course】若狭韓定食―18,200円(食材や季節で金額の変動有) -特に素晴らしかったお料理- ♦5種のバンチャン →バンチャンとは韓国語で「おかず」を意味するそうですが、前菜盛り合わせのような位置づけの一品です。私がお伺いした日は瀬戸内のワカメのナムル、いぶりがっこ、長野のかぼちゃ、はちみつとゆずで味付けされた柔らかなさきイカ。 どれも、非常に凝った味付けをされていて、非常に美味しかったです。 そして、提供していただくお皿はすべて骨董の和食器。これが大変美しく、テンションがますます上がります。 また、ワイングラスもすべて特注でデザインして作っていただいたというオリジナルの手作りのグラスだそうで、これもまた、上品で素敵。
♦スープ →アオリイカやジュンサイ、赤大根、白大根が入った味噌仕立ての少し酸味を感じるスープ。一番上にいくらが乗っていて、これが丁度良い塩味とコクをふわっとスープ全体に広がらせていて、今までに食べたことのない美味しさでした。
♦宮廷ポッサム →なんと、山梨の桃、ハマダイ、オオモンハタ、を白菜キムチで包んだポッサム。この食材の組み合わせが素晴らしく美味しい。食材だけ聞いていたら全く合わなさそうなのに、こんな奇跡が起こるのかっていうくらいに美味しかったし、驚いた一皿でした。 松の実がちょこっと添えられているあたりも、またさらに奥深い味わいになっていて、素晴らしかったです。
♦熊本のヒレスユック →熊本のあか牛を牛骨スープで低温調理したものに、淡路島の玉ねぎをじっくり煮込んだタレが掛かっています。ベビー春菊をお料理に添えて。 このスユック(お肉をゆでて食べやすいサイズにしたお料理)のお肉、箸で切れるほどに柔らかく、最近食べて牛肉の中で最も柔らかく、牛骨スープがお肉の美味しさをさらに倍増させていて、非常に美味しかったです。
♦宍道湖の穴子と韓国かぼちゃのチャプチェ →これまたチャプチェの既成概念を覆す一皿。コムタンスープにチャプチェと韓国カボチャ、その上に宍道湖の穴子の白焼き、その上にワサビが乗ったメニュー。鰻の白焼きに比べてすこしあっさりとしていながらも、身がやわらかくフワッとしていて、非常に美味しい穴子。それをコムタンスープを使うことで、チャプチェや韓国カボチャとの味をつないで、非常に上品な一皿に仕上げています。 これもまた、あっと言わされた驚きの美味しさを発見したメニューでした。
♦マナガツオのチム →韓国料理でチムは肉やお魚をマリネして蒸したもののことだそうですが、本日はマナガツオを使っています。下に旬のナスが敷かれていて、焦がし醤油とネギのソースでいただきます。上に乗った山椒の香りも非常に良くて、美味しかったです。
♦サムギョプサル...
Read more☑︎3年連続ミシュラン「和韓融合」の感動体験 ☑︎料理へのリスペクトが素晴らしい ☑︎こだわりの詰まった内装にもため息 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほんっっっっっとに感動しました。 食事のお味、そしてお店の雰囲気や内装、接客すべてが素晴らしかったです。ここまで書くと大袈裟で嘘みたいですが、全てにこだわりを感じました。
ここは和×韓が融合したお料理を提供してくださいます。 正直、韓国料理は大味で辛さが際立ち、居酒屋のようなイメージが強かったのですが、ここに来てその印象が見事に覆されました。
全体的に素材の味が活かされていて、日本の馴染みのある食材に韓国のアクセントを加え、日本の出汁などの優しさが融合されていて、繊細な味わいでした。辛味も上品で、味のバランスが非常に良かったです。 全体的に、メイン級にお野菜が美味しいのも魅力です。
今回、料理を丁寧にご説明いただきました。 「手間をかける分だけ美味しくなる」と教えて頂き、食材、料理、お店への熱意とリスペクトがとても感じられました。その熱意が店員さん同士の温かい雰囲気を生み出し、全体の空間がさらに素敵なものになっていたと思います。
また、内装へのこだわりも素晴らしく、 高級感漂う落ち着いたシックな空間でありながら、どこか居心地の良さを感じさせる絶妙なバランス。 そして、料理が綺麗に見えるようにライトの色や角度、照度まで調整されていました。 お手洗いはなんと3室もあり、中には水槽が…それぞれ淡水と海水の金魚が泳いでいます。 さらに、高級ホテルでしか見たことのないハンドタオルもあり、こだわりの素晴らしさに最後までため息が出ました。
もう、すでに行きたいです!
今回は「若狭韓定食コース」を注文しました。 中でも特に定番とお気に入りをご紹介します。
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◯ 5種のパンチャン (さきいか自家製からすみ添え、菜の花、ごぼう、いぶりがっこのキムチ、あおさのりと数の子のキムチ)
和と韓の融合を感じるコースの始まりにふさわしい一皿。 他ではなかなか見かけない創作的な盛り合わせでした。 日本でお馴染みな食材だけど、韓国風味だったり、和を感じたりと、何を食べても美味しくて楽しかったです。 辛さのあるものは上品な辛さで、味も濃くなく、優しい味わいだからこそ、どれを食べても味を感じやすく、美味しくいただけました。
◯ かぶのポタージュ 韓国ではおかゆを食前に食べる文化があるそうです。食べる前に内臓を温めるんだとか! カブベースですが、お出汁も入っているようで、ポタージュの味がすごく優しかったです。 たらの白子もとろとろで絶品でした。
◯ ポッサムキムチ ポッサムとは「包む」という意味で、長い白菜で包まれています。 中には青森のリンゴとマダイ、サワラが使用されています。 キムチはニンニクや辛さが強く苦手な方も多いですが、こちらのキムチは酸味と甘さがバランスよく、辛さも上品で、お魚もしっかりと味が感じられ、とても美味しくいただけました。 上には松の実を砕いたものがかけられていて、歯応えがアクセントになっていました。
◯ ヒレのスユック これが本当に美味しかったです。 日本で言うしゃぶしゃぶに近いですが、違いは牛骨スープで低温で茹でるところ。 脳が肉だと認識できないくらい柔らかく、箸で簡単に切れます。 タレはリンゴを使っていて、自然な甘さでとても美味しかったです。 そして生の白菜がついていたのですが、厚みがちょうどよく、歯応えが絶妙で、冬の白菜ということもあり、甘くて美味しかったです。
◯ 選べるメイン(プルコギ) こちらは、正直お野菜もメイン級に美味しかったです! プルコギと聞くと、細切れのお肉と野菜が一緒に炒められているイメージだと思いますが、昔は全ての食材を別々に炒めていたそうです。 ここのお店では後者のスタイルで、お肉と野菜、それぞれの野菜に合った調理がされているそうです(手間がすごい…)。 お肉の部位はハラミで、卵黄を最後にかけていただきます。卵をかけることで、さらに香ばしさが増すそうです。 赤身の強い旨味を感じました。
◯ 〆(牛カレー、冷麺) 〆は、牛カレー、冷麺、ビビン麺、ユッケジャン、コムタン、ビビンバ、キンパ、海鮮丼、プルダック、キーマの10種類の中から2種選べます。 こんなに種類がある所は初めてでした! サイズは一口、ハーフ、フルから選べるのも嬉しいポイントです(写真は全部ハーフサイズです)。 • 牛すじカレー お肉がとろとろになるまで煮込まれていて、本当にトロトロ。辛さは中辛くらいで、スパイスが効いていて絶品でした。 牛すじカレーは大好きでよく食べますが、この美味しさにはなかなか出会えません。 • 冷麺 代表がメニューを考案したということで、こちらに。盛岡風の歯応えのある平壌冷麺です。 盛岡の冷麺より少しもちもち感がありました。 7時間もかけて作られるトロミのある美しい黄金色のスープは、昆布や野菜、鰹節などが入っており、作るのに7時間かかるそうです。 お出汁の旨味と甘味が絶妙に合わさって、絶品でした。
◯ 緑茶プリン 緑茶が入っているのに、見た目はほぼ白。 甘さもコクもバランスが良く、生クリームの濃厚さはありつつ、緑茶の爽やかな風味でさっぱり食べられます。 これは人気すぎてレギュラーになったそう。人気な理由がよくわかります。
◯...
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