【追憶の軌跡】古き深き山形の食文化との巡り遭い。
山形駅前の夜の静寂。雪を反射する仄明るい街灯。 そこで訪れるものといえば、旅気分そのものであった。
ライトアップされた外観は、まさに山形を象徴するような佇まいでひと際目立っていた。 店内は座敷スタイルである。 すでにモツとビールで満たされていた体内は、おのずと日本酒を誘い出す。 メニューに目をやると、山形の銘酒たちのラインナップ、 そして聞き慣れない山形名物が連なっている。 まずは「初孫」をチョイスした。 後に引かない淡泊な風味は、易々と飲み干せる味わいである。 そこで登場したのは、「茄子の漬物」であった。 その外観からして茄子として見えず、 一口食すると辛味の効いたそれは、酒を欲する相性であった。 酔いの勢いに押されて、さらに「いなごの佃煮」と「くどき上手」を追加した。 想像ほどグロテスク感のない外貌から繰り出されるのは、 想像を超えた独特の甘みと固い食感である。 そこに「くどき上手」を流し込む。 甘みの強いこの酒と佃煮は、明らかにミスマッチではあったが、 それもまた山形の食文化の一端に触れた証しかもしれない。 すると店内にアナウンスが流れ出した。 「これから花笠踊りの実演が始まります。」 2名の女性スタッフが照れくさそうに踊りだす。 が、花笠を軽やかに回転させるそのテクニックは、 明らかに山形県民でなければ扱えないほど難解に見受けられた。 踊りも終わり、締めの「冷たい肉蕎麦」を食した頃には、 まさに最終バスの時刻が迫っていた。 車窓から見える風景は、対抗車線のヘッドライトの擦過、 そして夜空と蔵王の稜線の区別し難...
Read more「ここ一軒で山形県」と書かれた看板に惹かれて訪れました。店内は古民家の古材を用いていて風情があります。ぼっちもしくは少人数であれば、取り立てての特徴のない座敷よりも、古民具で飾られたカウンター席のほうが楽しめます。看板にいつわりなく、山形名物の芋煮、は日本海沿岸の庄内、内陸の最上、村山、置賜の各地方ごとのものが用意されているという凝りようで、特に指定をしなければ、山形市をふくむ村山地方のものをおすすめされます。もちろん芋煮以外の充実しています。惜しむらくは芋煮の分量がぼっちには多すぎて、それを頼むと他にあれこれと注文できない点にあります。大きめの汁椀サイズでの提供があればさらに楽しめたとは思います。 山形駅からすぐの好立地で、接客もこちらが恐縮するほどに丁寧です。仕事帰りで、手元に早送りボタンがあればそれを押したくなる気もしますが、観光での利用であればゆったりと楽しめます。日本酒の品ぞろえもまずまずで、安いお店ではないものの、価格あたりの満足度は十分に確保されています。 注意点は二つ。店頭に「満席」の貼紙があっても、客が一巡した二〇時すぎであれば普通に入店できたりもします。まずは木戸をくぐって店員さんに声をかけましょう。あと、営業は二四時までとされているものの、ラストオーダーは二二時です。地方都市の飲食店あるあるですが、公式の閉店時間にかかわらず二一時以降は空席が目立つようになります、二二時以降ともなれば、いつ「蛍の光」が流れ始めてもおかしくない雰囲気となるので、そう遅くならないう...
Read more山形旅行1日目の夜に訪れたお店。山形の名産物が一挙に食べられるとのこと、あとはホテルと駅から近かったこともあり伺いました。
金曜日の夜だったので念のため予約をしたのですが正解。人気店だったようで滞在中に何組も突然の訪問で断られていました。
天井の低いドアをくぐると中は薄暗く「THE・東北」というような空間が広がっておりワクワクします。木造建築で壁には花傘音頭の傘がズラリと並べられていました。今回はアラカルトで注文。
20時を過ぎたころから何やらスタッフさんが準備を始める。何やら店にいる全員で花傘音頭を踊る時間とのこと。急な踊りの誘いにビックリしながらも傘が配られ受け取りました。
若い男性スタッフさんたちが中央で踊って、それに合わせてお客さんも踊ったり手拍子したりとすごい空間。隣にいたカップルは恥ずかしそうに手拍子をしていたり奥にいたおじさん集団はチャキチャキ踊っていました。(自分も手拍子係)
・エイから揚げ ・山形県白鷹産馬刺し ・山形牛鉄板焼き ・こんにゃく焼鳥 ・塩むすび ・フグ干物 ・アユ干物
メニュー的には山形の名産を網羅しているような印象。海の幸も山の幸も山形牛まであってメニュー選びに迷います。どれも値段に対して量はやや少なく感じましたが日本酒などのアテにするにいいネタばかり。
山形の食事だけではなく文化も味わえる居酒屋。店員さんも若い男性ばかりでしたがめっちゃ丁寧で気持ちよかったです。山形旅行の際は是非訪れてみてはいかがでしょうか。...
Read more