秩父を旅したときに、御花畑駅のすぐ近くにある慈眼寺を訪れました。ここは秩父三十四観音霊場の十三番札所で、「目のお寺」として知られているそうです。駅から徒歩数分という便利な立地なのに、境内に一歩入るととても静かで落ち着いた雰囲気が広がっていて、都会の喧騒から少し離れたような気持ちになれました。
山門をくぐると右手に経蔵があり、中には輪蔵が納められていて、自分の手で実際に回すことができます。これは一切経をすべて読んだのと同じ功徳を得られるといわれていて、とても貴重な体験でした。堂内の彫刻や天井画も見事で、細やかな意匠を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまうほどです。お堂自体は決して大きくはないのですが、古い木造建築ならではの風合いがあり、年月を経た佇まいがしっかりと存在感を放っていました。
境内は目の健康にまつわる祈願が特に有名で、御本尊は薬師瑠璃光如来。境内には「メグスリノキ」という珍しい木が植えられていて、その葉や樹皮を使った「眼茶」や飴が授与所で販売されています。御朱印を待つ間に温かいお茶をいただいたのですが、思った以上にすっきりとした飲みやすい味で、旅の疲れも和らぐようでした。お土産として買った飴も素朴な甘さで気に入ってしまい、友人たちにも配ったらとても喜ばれました。カードやPayPayで支払いができるのも便利で、伝統と現代的なサービスが自然に共存している感じが印象的でした。
訪れた日は平日だったのですが、地元の方々が参拝したり、併設の幼稚園から子どもたちの声が聞こえてきたりして、観光客だけではなく地域に根付いたお寺であることも実感しました。運が良ければ境内で猫が出迎えてくれることもあるそうで、私も小さなマスコットのような猫に会うことができ、とても和やかな気分になりました。
御朱印は種類が豊富で、観音様や薬師如来にちなんだものを選ぶことができました。御朱印帳に墨書きをいただきながら、これまで歩んできた旅路のひとつの記録が積み重なっていく感覚があり、すごく特別な気持ちになります。秩父札所巡りの途中で立ち寄る方も多いようですが、私は駅からのアクセスが良いので、ちょっとした小旅行や日帰り散策の目的地としてもおすすめしたいと思いました。
また、7月には「あめ薬師」という縁日や、1月の「初薬師」など特別な行事も行われるそうで、時期を合わせて訪れればさらに地域の文化を感じられると思います。実際、行事の日には薬師がゆのふるまいや特別なおみくじなどもあると聞き、ぜひ次回はそういう機会を狙って訪ねたいと思いました。
今回の秩父旅行では、秩父神社や市内の巡礼札所もまわりましたが、その中でも慈眼寺は特に心に残る場所でした。目に関するご利益はもちろんですが、静かに祈りを捧げながら、自分自身の健康や日常生活を見つめ直す時間が持てる、そんな大切なひとときになりました。東京からもアクセスしやすいので、また季節を変えて足を運んでみたいです。桜や新緑、紅葉の時期もきっと素晴らしいだろうと想像しながら、この小さなお寺で過ごした穏やかな...
Read more興味深い人に参考に成ればいいな〜! 慈眼寺は秩父観音霊場13番札所。 旗下山慈眼寺(秩父観音霊場札所13(番)から正式名称の曹洞宗 旗下山 慈眼寺. (秩父三十四観音霊場第13番札所).に訂正しておきました。(後で変更されるかも) ○【手水舎】を観てください。 ・水盤には洗心と彫られています。 龍の口から清水が出ています。 ・水の出る之は龍口(りゅうぐち)と謂います。家庭の水道は龍口と言うのは烏滸(おこ)がましいので蛇口と言います。 蛇は手足も無いし龍には負けてますからね。 ・龍口の爪指は三本と四本の物が有りますが、勿論四本の方が格上です。五本爪も有るのですが、之は中国の皇帝だけに認められる調度品などに使用されます。 ※あちらこちらの爪指を必ず確認していますが、水掻きの有るのは初見です!! 此処の住職さんは凄い意匠の龍口をお持ちですね。ぱっと見は何処にもある感じですが、水掻きのあるのはお寺のお宝です。 ○【経堂】 ・回転式の経堂を体験してください。 時計回りの右廻りに廻ってくださいね。 決して反時計回りの左廻りにしないでください。 と申すのも仏教の開祖お釈迦さまの周りを3回廻り、お釈迦さまの前に来たならお釈迦さまに向かって御挨拶をするからです。 之を【右繞三匝 うにょうさんそう】と謂います! ○【偏袒右肩 (読み)ヘンタンウケン】 インドでは右手が浄で、左手が不浄とされます。 お釈迦様や佛様の周りを廻る時に左廻りをする事は、不浄の左を向けてしまうからです。 お坊さんは僧衣を纒った時に不浄の左手(肩)を覆い右肩を出して居ますね。『偏袒右肩 』高貴な方には左を向けずに、浄の右を向ける作法なのです。 だから経堂ではお経の方に浄の右を向けて廻るのです。 ○【仏法僧】って言葉 ・仏はお釈迦様のことです。 (唯一無二の応身仏) ・法はお釈迦様の教えのことです。 高僧が結集(けつじゅう)してお釈迦様の従兄弟で多聞第一の阿難尊者が如是我聞と皆に伝えます。高僧達がお釈迦の教えをしたためました。「如是我聞」で始まるお経は良く聞きますよね! ・僧はお坊さん、當山では住職のこと。 ○【二尊の仏様】 ・仏様の写真は立像が阿弥陀如来、四十八の誓いを立てた時は法蔵菩薩でした!! ・坐像の仏様は観音菩薩、以前は正法明如来。衆生を救う為一段低い位(如来から菩薩)へ自らおりてきました🙏 背中の後はどちらとも舟形光背です。 ・先にお釈迦様のことを応身仏と言いました。阿弥陀如来は報身仏です。 因みに密教の尊格で大日如来は最高佛と謂われる法身仏です😬 法身仏 報身仏...
Read moreHello, thank you very much for your answer. I would like to send a simple mail letter to prior/director Nansen Osho. Can I send my letter to the same address that you wrote in the last answer? Thank you very much and...
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