Sumiyoshi Shrine — Attraction in Hakodate

こんなところに神社が！ 函館に生まれ育ってン十年。初めて（2021年）訪れた「灯台下暗し」的な神社です。立待岬が海水浴場だった幼少の頃、参道入口を何度も行き来したはずなのに。大人になってからは、車で何度も通りすぎていたのに。人生も終盤戦に差し掛かってようやく気付くとは…。

しかしまあ、それも無理からぬというか、この神社、二の鳥居が参道入口から少し離れている上、樹木が生い茂っていて、表通りからほぼステルス状態。偶然通りかかって「あら、こんなところに神社が」なんてことはまずあり得ません。あらかじめ知ってなければ辿り着くのはほぼほぼ不可能かと思います。偶然辿り着くとしたら、やっぱり春、桜の季節でしょうか。桜トンネルと化した参道に気付いたら、吸い寄せられるようにお導きを受けること間違いなし…かも知れないですね。

こちらの神社の魅力は、なんといっても拝殿までのアプローチではないでしょうか。参道入口、二の鳥居から続く坂道と、その奥に佇む一の鳥居。鬱蒼と茂る緑に覆われた階段と、微かに顔を除かせる一の鳥居。何やらスピリチュアル＆ミステリアスな香りがプンプンします。

ちょっと長めで（150mほどですが）けっこう勾配がきつい参道を登り、いい塩梅にくたびれた階段の前に立って見上げると、鬱蒼とした緑の結界の先に一の鳥居が、ひっそりと、しかし厳かに佇んでいます。気のせいか光のせいか、なんだか神々しい。睥睨されてるような気もしないでもありませんが。

期待にあふれつつ、草むした階段を登り切ると、そこには一面の荘厳な空間が…と思ったのですが、なんというか、けっこう草臥れているというか、ぶっちゃけ、ただただ古びた拝殿と草ボウボウの境内が…う～ん。思わずトホホです。

気を取り直して鳥居をくぐり、拝殿で礼をします。 北海道神社庁によれば、現在の社殿は昭和10年（1925年）建立とのこと。およそ100年前です。建物や碑を見た限りでは、改修された様子も窺えません。ひたすら古いだけですが、じっと眺めていると何やら趣さえ…感じないこともありませんが、それより虫刺されが心配です。何せ周囲は緑豊かな函館山の麓というか、プチ森林状態ですから。 手狭な感じもしますが、実は境内は750坪。大森稲荷神社より250坪多いんですね。ちょっと意外です。草むしりが大変そう…。

境内に社務所はありません。参道を道なりに進み、一の鳥居階段前で左に折れたらすぐの左手にあります。基本的に無人なので御朱印は別の場所で。拝殿にこぢんまりと「御朱印は山上神宮で」という貼り紙がありましたが、山上神宮ってこちらから3km以上あります。ほとんど函館山麓の端と端なんですよね…。

なお、参道は勾配のせいか、実際より長く感じました。頑張ってチャリで登りましたが、変速機無しの自転車ではムリですね。頑張って押して歩きしましょう。 入口から見ると一見行き止まりで、実はやっぱり行き止まりなのですが、一の鳥居の階段前で左にカーブして、200ｍほど道が続き、その先はなんと住宅地…スゴいなーこんな所に住んでるんだー。

駐車は社務所裏というか横というか、道路左側の空きスペースに3台ほど可能。でも、訪れるなら断然徒歩をオススメします。市電にガラガラ揺られ、谷地頭電停で降りて10分弱。山麓の街並の散策しつつ、立待岬まで足を伸ばして、ぐるり広がる海と山と空の絶景を堪能してはいかがでしょう。荒々しい函館山裏の絶壁から津軽半島、下北半島、汐首岬から大森浜に函館市街、その向こうに横津の山並。天気と気候がよければ突端のベンチで最高にゴキゲンな時間が過ごせます。というか実際に過ごし...

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JR函館駅前より車で10分。 函館山の麓、住吉町にある神社。

函館公園や谷地頭温泉より程近く、住宅街の中にひっそりと鎮座していました。

道路に面した第１鳥居をくぐると、なだらかな上りの坂道がず～～～っと続きます。 シーズンは過ぎてしまいましたが参道沿いにはソメイヨシノが植えられていて桜のトンネルのように美しいと思いました。

第２鳥居の先は階段。 やっと社殿に到着しました。

緑に囲まれた落ち着いたアットホームな雰囲気の境内。

神社の創立年代は未詳です。 口碑によれば、鎌倉時代に創建されたといわれています。 1934年（昭和9年）年に発生した函館大火により社殿が焼けてしまい、三吉神社跡地に仮殿を建立。 三吉神社と合併合祀の上で移転し、翌年、社名を住三吉神社と改称しました。 「すみよし」神社です。

ご祭神は ・上筒之男大神 ・中筒之男大神 ・底筒之男大神 ・三吉大神 など、合併合祀の関係で沢山のご祭神が祀られています。

境内に向かう坂の上からは津軽海峡と函館の街並みも望めました。 美しい景色にホッとします。

社務所は無人。 御朱印は山上大神宮で授与されます。

また、函館山七福神の一柱、寿老神の像を本殿内に収蔵しています。

狛犬が独特のキャラを出していて、可愛かったです。 ほっこり癒されました。

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