子供の頃から市内に居住する者ですが、
こちらのお寺に伺うのは、初めてでした。
実は、ご縁があって、最近、
日光菩薩様の護符を頂き、
身につけるようになりました。
不信心なもので、
仏様、仏教に、知識がなく。
どのような仏様なのかも知らなかったのですが、とにかく一度お参りして、
ご挨拶したほうがいいかしら、と。
調べたところ、
市内では、日光菩薩様の像が、
こちらのお寺に安置されている事が判明。
良い機会なので、夫を誘って、一度、
お詣りをさせて頂く運びに。
当日は、雑用に追われ、
家を出たのが3時過ぎてしまい…>.<
本来なら、平日のこの時間は、
車で25分で着くはずなのですが。
ついさっき、午後2時のワイドショーで、
江の島前から生中継があったせいか
(快晴、気候がちょうど良く、
今日は、絶好のビーチでくつろげる日和!とレポートされ)
テレビを観た人達が一斉にビーチを目指した??
北鎌倉から八幡様の大鳥居前まで、
休日並みの、大渋滞ヾ(’O’)/
やっと覚園寺さんの駐車場にたどり着き、少し歩いて山門くぐり、
すぐの愛染堂にご挨拶したのが、
3時58分。
閉門4時…ギリ間に合った??
受付(ご住職?)では、
え、今からですか?4時閉門ですが…と、
かなり戸惑われながらも、
まぁいいでしょう、と言って頂けました😅
御朱印帳も、お預けできました。
誠に、申し訳ありません!
(日光菩薩様のご仏縁を、身をもって感じた次第です。有難うございました🙏)
注:何卒、この投稿を読んだ方が、
じゃぁ自分達もいいでしょ、と、
閉門ギリギリに入られるのは、
どうぞ、お控え下さいませ。
あくまで、その日はご厚意で入れて頂けたに過ぎず。お断りされる場合も多いかと。
お寺さん側にも、大変ご迷惑になります上、ご都合がありますから。
私たちも、急いでさっと拝観したため、
天然記念物の樹木数点、旧内海家、やぐらや六地蔵さんなど、見る余裕は無く😓
ーさて、お目当ての日光菩薩様は、
御本尊の薬師如来様の脇に、
月光菩薩様とともに、薬師堂に配置
と、前もって情報を入手ずみ。
時間的に、薬師堂を今、閉めますというので、あわててそちらへ直行。
扉をしめかけている最中に、到着。
急いで、仏様方にご挨拶をさせて頂きました。
実朝公が、大イチョウに隠れていた公暁に暗殺された時、
同行予定の北条義時が、白い犬の出現で
難を逃れたという伝説は、有名。
その犬は、戌神伐折羅大将のお使いで、
戌神伐折羅大将は、薬師如来様の眷属とされています。
義時は、大変に感謝し、大倉薬師堂(覚園寺)を建て、戌神伐折羅大将をお祀りされたそうです。
(実は、公暁に暗殺を焚きつけたのは、
策略家の義時自身で、
自分が暗殺現場に立ち会わずに済むよう、白い犬の話を作ったという説も、
ありますよね。)
当時の薬師堂、像は焼失し、現在のものは、足利尊氏の再建だそう。
天井画の龍にも、充分、歴史を感じることができます。
まずは中央の薬師如来様、
次に、左右の、日光菩薩月光菩薩に
お参りしました…が、
皆様もお気をつけて!
近眼老眼の私は、
左側が日光菩薩だと思いこんで
参拝したのですが、
な〜んと、日光菩薩様は右側❗\0/
(昔って、左側が、位が高いんじゃないのですかァ゙?ガ〜ン😢)
途中で気づいて、ご挨拶とご祈願を、
また最初から、やり直す羽目に。
いったい何やってるの…
せっかく遅れて着いても、
参拝の機会をあげたのに…。
と思っていらっしゃる?
心なしか、若干呆れて、
私を見おろされているような。
心の中で、平謝り🙇です。
大丈夫かなぁ…。
私の後ろでは、夫が、
先ほど扉を閉めていたお寺の方から、
ご説明を伺っていました。
薬師堂に参拝されると、
お堂や仏像について、
直接お話しをして頂ける事があるようです。
これは、素晴らしいですね👏
観光客で、大混雑する寺社ですと、
団体ツアーのガイドさんの説明を、
立ち聞き(笑)するしかないので。
私個人の感覚としては、
こちらのお寺のご仏像は、
かなり見応えがあり、
本当に良かった🥰です。
まだ参拝しておられない方は、ぜひ
一度足を運ばれてみて下さい。
鎌倉でも、こちらの薬師堂は、
強力オススメです✨
三体のご仏像と、
その他、眷属である、
十二支の護り神の大将像、
奥の像、天井の龍画も含め、
全体に、かなりのインパクトがあります。
三体のご仏像は、
他の鎌倉のお寺と違って、
かなりしなやかさ、女性的な柔らかさを
まとわれ、
月光菩薩様(最初、日光様と私が間違えてしまった)は、たおやかな表情の像。
他のお寺の観音様とも違い、
慈愛で救うという優しさではなく、
ふんわりとした独特な感じなのです。
月の光のよう。
日光菩薩様は、たおやかさの中にも、
凛とした、表情を浮かべておられます。
後から、ご住職も来られて、
ご説明をわざわざして下さったのですが、
参拝客の多くは、日光菩薩様の、
女性的な中にも、凛としたご尊顔を好まれるのだそう。
御本尊の薬師如来様は、毅然としながらも、たおやか、しなやかです。
他の鎌倉のお寺の仏像とは、
なんか、感じが違いますね…。
こちらならではの、個性を感じました。
眷属にあたる大将がたの像は、
薬師如来様を悪い者からお護りする使命なので、
対照的に、眼光鋭く、強い眼力に圧倒されます。動的で、迫力満点。
見応えあって、三体の仏様とのバランスが
ホントに良いです( ˘ ³˘)♥
なんか、ドラマチック。
時間のある時に、
一体一体、じっくり観たいなと思いました。
ところどころ薄くなっていますが、
天井の龍も良かった!
いにしえの歴史を感じさせられます。
ご住職自ら、途中からご説明頂き、
鎌倉殿の13人など、いろんな話題も。
やはり、日光菩薩様が、本日は
招いて下さったのかな、
ご仏縁で、参拝させて頂けたのかな…と、
あらためて思ったしだいです。
薬師堂の後、ご住職おすすめの奥のお庭へ、向かいました。
尚、写真撮影&スケッチは、
境内すべて禁じられており、写真は無し。
奥のお庭で出会った、とても愛らしい、
見たことのない、真っ赤な❗紫陽花。
これも写真がないのですが、
素晴らしい出会いでした♡∀♡
帰る時にお尋ねしたら、
ガク紅?とかそんな名前だそうで。
東慶寺でも見かけましたが、
そちらよりも真っ赤で、人生初の、
赤い紫陽花に、感動です。
これも、日光菩薩様のご霊験?かも…。
でも、絶対に、抜いたり切ったり、持って帰らないで下さいね。
この場所に在るからこそ、
この色で美しく、活きて映えるのです。
私は、そう思います。)
最後に、地蔵堂の黒地蔵様にお参りし、
御朱印帳を受け取って、
帰りました。
お寺の方のご厚意、ご仏縁に、
心から感謝いたしております。
ありがとうございました。
観光客が訪問するには、
バス停から少し離れ、鎌倉宮の奥、
細い川沿いの住宅街にあり、
観光コースには取り込みにくい所です。
ここが目的なら、良いですけれど。
その立地の点をひいて、4つ星評価に。
(駐車場はありますので、
道幅狭いですが、車が便利かも。)
仏様や薬師堂は、もちろん、5つ星★
オススメで、満足度高し。
あまり主張せずに、1株ずつ点在する?
珍しい紫陽花との出会いも嬉しい♪
(観光客が殺到しない分)
タイミングしだいでは、
親切に対応して頂け、
御朱印も書入れて頂けますので、
それも有り難かったです。
また、時間に余裕をもって、訪問したいです。
追記
こちらのお寺のパンフレット、
ちょっと、他のお寺と違います♪
なかなか斬新というか、ポップ!
ご注目下さいネ😊