この神社が、奈良県奈良市と私の地元、福島県郡山市が友情都市である理由と言われ、両市には共に以下のような釆女物語があります。
奈良県奈良市に伝わる釆女伝説は、
【 奈良時代に、帝の寵愛を失った天御門の釆女( 帝に使える女官 )が猿沢池の畔にある木に着物を掛けて、この池に入水したという悲しい物語があります。その後、この悲しい釆女の霊を慰めるため同地に、この釆女神社が建立されました。しかし、亡くなった釆女の御霊が、入水した池を見るのは忍びないと、一夜にして社殿が猿沢池や鳥居に背を向け、西側を向き、現在の形になった】 と伝えられています。
そして、私の住む福島県郡山市にも同名の釆女神社があり、この釆女伝説と共通する物語があります。郡山市の伝説では、
【 釆女伝説の主人公春姫は、飢饉の際に都より遣わされた勅使である葛城王に気に入られ、「年貢を免除するかわり都に上り、帝に3年間使えよ!」の命を受けます。安積を救うため、春姫は泣く泣く愛する許嫁の ( 次郎 )を残し、葛城王と共に都に上りました。しかし都で過ごす内、ただ次郎に会いたいという寂しい気持ちだけが春姫の心に残りました。そして、中秋名月の夜。月見の宴にて春姫は、猿沢池畔の木に衣服を掛け、自身が入水自殺をしたように装いました。そのまま春姫は、身一つで傷だらけになり、必死の思いで安積まで走り帰ります。しかしそこで春姫を待っていたのは、残酷な次郎の死の知らせと、都からの後災を恐れた人々からの村八分でした。春姫は絶望から、次郎の後を追い、釆女神社横の、山ノ井の清水に身を投げた...
Read more采女神社は、三条通と興福寺五重塔や南円堂南の石段を降りた交点、猿沢の池の北西にある。高速餅つきの中谷堂はごく近くにある。采女神社は采女を祀る神社と思われるが、春日大社境外末社であって、祭神は事代主命だと言う?伝説によれば、その昔、天皇の寵愛が薄れたことを嘆いた采女が猿沢の池に身を投げたので、その霊を慰めるために、采女神社が建てられたという。(大和物語など)采女とは、現在の給仕、ウェイトレスだろうか?身の回りの世話もしていたらしいが。神社は当初東向きに建てられたが、池を見るのが恨めしいと言って、一夜のうちに、逆の西向きになったと伝えられる。毎年中秋の名月の日には采女祭りが行われる。また営業は日祝だけらしい。更に福島県郡山市にも采女神社と伝説があり、葛城王(後の橘諸兄)が巡察使として安積に来て、一人の采女を奈良の都に連れ帰り、帝の寵愛を受けたが、采女は残してきた許婚が気になり、衣を柳の木に掛け入水自殺を装い福島に戻った。しかし許婚は死亡しており失意により入水自殺したと言う。帝は寵愛したというから女帝ではなく、47代淳仁天皇だろうか?この話は柿本人麻呂も登場し、時代が合わない部分もある。件の采女は福島出身の春姫と言うらしく、その縁で、奈良市と郡山市は姉妹都市らしい。神社には采女祭りの期間限定で、願いが...
Read moreA small shrine at the end of Sanjo Dori by the Sarusawa lake. Edged by an orange wooden fence, you can get through the small tori to the shrine. Easy to miss if you don't...
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