庚申堂(こうしんどう)は、四天王寺の境内にあるのではありません。かつて、四天王寺の境内は現在とは比べ物にならないほど広かったのです。こういう形式を、「境外堂宇」と呼びます。 山門には、「本邦最初」と添えて書かれています。山門前の石柱には「本邦最初庚申尊」と書かれています。庚申尊とは、十干十二支(じっかんじゅうにし)の暦の上で、60日ごとにある庚申の日(かのえさるのひ)に行われる信仰行事である。豊作(農業で作物が良くとれる)・福(良い事が起こる)・治病(病気が治る)など多くの現実的で身近な利益をもたらす神なのである。 申はモンキーの猿である。境内には「三猿堂」という三体の猿が祀られている。見ざる・聞かざる・言わざるの像だ。現実社会では言わないことが良い結果を招くことがあります。責任ある地位の人には是非きちんと物を言って頂きたい。庶民はそうもいきません。 往時の建物は豊臣秀頼再建と伝わっている。昭和20年の大阪大空襲で焼失してしまった。1970年(昭和45年)の万国博覧会時に前日本仏教会が休憩所として法輪閣と言う名前で建てた。万博終了後に四天王寺に寄贈され、現在は「四天王寺庚申堂」になっている。 境内にはきちんとしたトイレがある。というのも、庚申詣りが60日に一度あるからで、この日の人出が多いのである。 ちなみに、2025年には、4月21日・6月20日・10月18日・12月17日・2月20日・4月21日(旧暦だからかなあ?)となっている。庚申こんにゃくのお店が出て、3個入り300円で販売される。祈祷を申し込むと、無料券1個分がいただける。北を向いて黙って食べると願い事がかなう...
Read more四天王寺さんで知った、大坂夏の陣の激戦地を巡るスタンプラリーで知ってお参りしました。庚申堂さん目当てでなくて、ごめんなさい。 でも、こちらにお参りして、本当に良かったと思いました!皆様にもオススメです!本当に良いお寺様です
お猿さんに関連するお寺様の様です。でも、学問の方も司っているように見受けられました。
スタンプラリーを求めてお堂に入りましたが、優しい笑顔のお坊様に誘われて、御朱印を頂戴しました。(集めているので、もちろん良いのです)とてもソフトな語り口、見事な御手で、御朱印を頂戴しました。宝物です!もちろんスタンプラリーもありますよ!お隣には小さいさるぼぼ?見たいなのあって、願掛けに使うようです。とても可愛い和布が使われておりますよ。
こちらの境内にも、親子連れがいらして、こんなマスクの中年にも、ボクちゃんがお手ずから境内の砂利を渡してくださいました!ありがとう、ボクちゃん。またお会い出来るといいな、という感じで、ほのぼの、ホッコリできるお寺様でした
こちらを出てすぐの場所にある井戸は、そのあたりでも最も低地に当たる場所らしく、緩やかではあるものの、戦の際には重要な役割を果たしたとの事です。 また、お坊様のお話によりますと、駅から四天王寺さんは、昔は森の中の一本道だったので、すっと来られたものだったそうです。その時の風景を見てみたいですね。その道を歩いて...
Read more四天王寺から歩いてすぐの所にある「庚申堂(こうしんどう)」に行ってきました。十干の「庚(かのえ)」と十二支の「申(さる)」が合わさってるので、読み方は「かのえさる堂」。けど、一般的には「こうしん堂」と呼ばれてます。60日に一度、年6回やってくる庚申の日に参拝し、息災を願う全国の庚申信仰の総本山。飛鳥時代に大変な疫病が流行した際、御本尊である「青面金剛童子(しょうめんこんごうどうじ)」が現れ病が去ったと伝わる歴史あるお寺です。 住職さんに伺ったところ、御本尊が秘仏(御開帳は60年毎)として扱われているのはご利益が強すぎるからだとか。童子というワードから無邪気なお子を想像するけど、そんなの大間違い!強すぎるパワーは、逆に災いにもなるほどなんだって。そう聞くと、ほの暗さが落ち着く本殿では、御本尊を刺激しないよう心静かにお参りせねば。ちなみに、次回の御開帳は2040年(それもたった2日間だけ)。17年後、怖いもの見たさで青面金剛童子様を拝...
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