Senshoji Temple — Attraction in Yamagata

最上義光公の末娘、駒姫の墓がある。 母はお妙の方。長兄は義康。伯母は保春院義姫。伊達政宗公とは従姉にあたる。

5人兄弟の末っ子ということもあり、大層可愛がられて育てられた。 11歳の時、秀吉の甥である関白秀次に拝謁。側室にしてとらすと言われるも、 父の義光が、｢都人の差し指と辱しめを受けぬよう、然と教育を施し、15となった暁には、必ずや御意に沿いまする。｣と言い事なきを得たが┈。秀次は待てず、義光は｢従わねば逆賊の汚名を終生まで被ることになる┈。お駒には不憫な思いをさせるが┈。｣苦渋の決断を以て、13歳の駒姫を側室に献上した。 1593年。秀吉の側室淀の方が秀頼を出産。 秀次はヤケになり、ご法度で禁止されていた比叡山(当時は神聖な場所)で鷹狩りを行い、罪のない町の人々を、刀の切れ味の試し斬りの生け贄としたのだ。摂政ならぬ○生関白との噂が上方中に忽ち広まったのだこれが秀吉の不興を買い逆鱗に触れた。命は助けられたが、関白と領地を没収され、身柄を高野山青巌寺に預けられ謹慎を言い渡された。 秀吉の巾着袋である石田三成がこれをいいことに、秀次殿が俄に殿下への謀反を企てようと画策しておりますると讒言して、謀反の罪を着せたのだ。

秀次には切腹の沙汰が言い渡された。(享年28歳) しかし秀吉の勘気はそれでは収まらず、彼の妻や側室、幼い子供たちにまで及び、 三条河原ですべて悉く処刑せよと言い渡したのだ。

秀吉の正室ねねや淀殿のとりなしによって秀吉が、｢お駒は秀次とは婚礼の儀はまだだから、鎌倉にて尼にでもさせよ。命だけは助けてやる。｣と命じ、使いの使者を向かわせたが一足遅く、駒姫の処刑は終わってしまっていた。

彼女の辞世の句 罪を斬る 弥陀のつるぎに かかる身の なにか五つの さわりあるべき

現代語訳 人は生まれながら五つの罪を持つと言いますが、これから斬られる私には何の罪があるのでしょうか。何の罪も犯していないのに斬られるのは悔しいです。

享年...

専称寺は、山形市緑町にある真宗大谷派の寺院。 文明15年（1483年）、本願寺第8世蓮如の高弟、願正が現在の天童市高擶に草庵を建てたことに始まる。第3世寿全のときに専称寺を号する。第4世乗慶の文禄4年（1595年）、最上義光の娘で豊臣秀次の侍女だった駒姫が、豊臣秀吉に謀反の疑いをかけられた秀次に連座し、わずか15歳で処刑されてしまうという事件が起こる。義光はこれに深く悲しみ、翌年駒姫の供養のため、駒姫の生母である大崎夫人が浄土真宗に帰依していた関係から、高擶にあった当寺を山形の二王堂小路（現在の旅籠町、山形地方裁判所、山形市役所の地）に移建した。その後慶長3年（1598年）に八町四方の寺領を寄進して現在地に移転、壮大な伽藍を建立し、13ヶ寺の塔頭を持つ寺内町を形成した。 境内面積は4974坪。本堂は大広間、表門とともに元禄16年（1703年）の建立で、現在でも山形市内における寺院の中で最も広大な建物であり、江戸時代中期の木造建築物としては東北第一とされる。書院・庫裏・鐘楼は慶長年間の建築。本堂の四隅にある力士像は左甚五郎作と伝えられている。山門を入って右側に立つ大イチョウは別名「雪降り銀杏」と呼ばれていて、根回りが7.5mある巨樹で、山形市の天然...

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