クワンシン交差点の付近にある古い寺院です。長いあいだ、僧侶の住まない廃寺(ワット・ラーン)となっていて、たんなる寺院跡の遺跡でしかなかったのですが、2004年に復興されて現在に至っています。 寺名の「チェン・チョーム(เชียงโฉม)」は、この辺りの古い地名です。「チェン」は町という意味で、「チョーム」は「美人」を意味します。「チェン・チョーム」で「美人の町」という意味になります。 「美人の町」と呼ばれる由来について、伝説では次のように語られています。 ラーンナー王朝の創始者であるマンラーイ大王は、ドーイ・ステープの麓に広がる盆地平野に新たな都を築こうとして、ふさわしい場所を探していました。盆地平野の中で狩りを行い、建設地を見定めていたいたそうです。この寺院がある地域の辺りで狩りをしていたンラーイ大王は、そこで野営をして眠っていた時に、不思議な夢を見ました。とても美しい女性と出会い、その女性を追いかけましたが、姿を消して見えなくなってしまったのだそうです。恐らく、女性は土地神の精霊だったのでしょう。マンラーイ大王がこのような霊夢を見たことから、この場所は「美人の町」と呼ばれるようになったのだそうです。 この寺院がいつごろ建立されたのかは、よく分かっていません。『ヨーノック年代記』という史話集には、1545年にタイ・ヤイ族(シャン族)がチェンマイを侵略した際に、ワット・チェンチョームを通って進軍し都に進入した、という話があるそうです。このことから、16世紀の中頃には、すでにこの寺院が存在していたと言えるでしょう。創建時期はそれよりも前の時期になります。 その後、いつの頃かに荒廃してしまいました。復興ラーンナー王朝の時代に入ってからも再興されず、ずっと放置されてきました。2003年頃に、周辺の人びとが、チェンマイ僧界の有力者であるワット・ドーイステープの住職に寺院復活のための協力を要請しました(この住職さんはチェンマイの歴史的寺院の復興に強い関心のある方で、方々で復興や改修の事業を手掛けておられます)。 翌2004年に復興され、その後も建物などの整備事業が行われてきました。 もとはとても広大な敷地を有する寺院だったのですが、廃寺の時期に人びとが勝手に敷地を専有したため、かつてよりも寺域は狭くなってしまいました。寺域に私有地が入り組んでしまうかたちになっています。仏塔は本堂の後ろに建立されるのが一般的ですが、仏塔の辺りが私有地になってしまったため、そこに本堂を再建することができませんでした。ですから、現在の本堂は、仏塔から少し離れたところにあります。 この寺院の見どころは、「チェディ・プローン(เจดีย์ปล่อง)」と呼ばれる、とても珍しい建築様式の仏塔です。段々重ねの仏塔で、円形の各段に窓のように見える仏龕(仏像を祀る小空間)が設けられています。この仏龕は「プローン」と呼ばれています。仏龕(プローン)のある仏塔(チェディ)なので「チェディ・プローン」と呼ばれました。この仏塔は、寺院の創建時期に建てられたものではないかと思われます。 このような形式の仏塔は、チェンマイでは他にワット・プワックホンとワット・ラムプンでしか見られません。どちらも15世紀後半期に建てられた寺院ですので、ワット・チェンチョームもその時代に建立されたのかもしれません。 ワット・チェンチョームは、この珍しい仏塔にちなんで、「ワット・チェディ・プローン(วัดเจดีย์ปล่อง...
Read moreChedi Plong also called Chiang Chom temple is known for its characteristics of having many buddha statues around; only three temples in Chiang Mai have this interesting feature such as Chiang Rak temple and Chiang Yeun; all these temples are outside the moat. It is nice little peaceful temple which have beautiful thai art on church's window. Also a small house in temple for old people from this community to do some...
Read moreโครงการกราบพระนอน 99 วัด ปี 2567 วัดที่ 59 วัดเชียงโฉม (วัดเจดีย์ปล่อง) ช้างเผือก เมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่
พระนอนของวัดเชียงโฉม เป็นพระนอนปางโปรดอสุรินทราหู มีสามเหลี่ยมใต้พระอุระ พระหัตถ์ขวาหนุนพระเศียร ที่พระเกตุมาลาเป็นบัวตูม พระศกดำ มีไรพระศก พระโอษฐ์แดง ใส่ลายดอกบนสังฆาฏิ พระชงฆ์ดูเรียวยาว พระบาทเล็กซ้อนเสมอกัน ลวดลายบนฐานพระนอนทำได้สวยงาม ความยาวองค์พระนอนประมาณ 6 เมตร ประดิษฐานอยู่ในวิหารโถง วัดเชียงโฉม หรือ วัดเจดีย์ปล่อง ก็เพราะมีเจดีย์ใหญ่ที่ฐานเป็นสี่เหลี่ยมสองชั้น ตั้งแต่ชั้นที่สามเป็นวงกลมย่อขนาดซ้อนขึ้นไป ส่วน 7 ชั้นบนมีซุ้มจรนำรอบองค์ ชั้นที่ 7 ไม่ชัดเจนแล้ว การมีซุ้มจรนำหลายซุ้มหลายชั้นหลายขนาด น่าจะเป็นที่มาของชื่อเจดีย์ปล่อง ด้านหน้าเจดีย์มีวิหารแบบล้านนา ภายในประดิษฐานพระประธานปางมารวิชัย ที่สวยต้องใจก็ฐานชุกชีของพระประธานที่ทำลวดลายได้อย่างวิจิตรดูแล้วเพลินตาดี
วัดต่อไป วัดเจ็ดยอด พระอารามหลวง ช้างเผือก เมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ วัดก่อนหน้า วัดหลิ่งห้า สุเทพ...
Read more