🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳【私どもの再訪はありませんが、大クレームとなりました。流石に改善されると思います。】

私自身もサービスで身を粉にしてきたものですから、飲食店の苦労や仕方がない部分を重々承知した上で、「ここまで酷かったお店ははじめてである」と書かざるを得ない。

結論から先に申し上げると

家族内では最も大切な記念日の利用で、個室内での食事で熱源2つ、全く掃除のされていない埃まみれの壊れたエアコンとゴキブリの中で汗だくで湯葉を食べ、子どもは室内で熱中症レベルまで体調が悪化し、私はお金を払いました。

ゴキブリが大2匹、小6匹出現し(全て私が処理しました)、生後1ヶ月の新生児は熱中症の疑い、大の大人が3人立ちながら入れ替わり涼しい廊下に出て食事もままならず、女性は虫が怖くて床に足もつけられず、2万少々払って帰る、という(ここは地獄か？普段の行いそこまで悪かったかな？)なかなかできない体験でありました。

はじめはこんなこともあるよな、と思っていたんですよ。目上の方にご用意頂いた席で、すでに顔は泥まみれながら、私が場を繋がなくては、とむしろ奮起すらしていました。

スタッフの方が個室に入ってくるたび「ここ暑いですねえ！」と喋りながら配膳。 あなたたちは冷房の効いたところで報酬をいただきながら働いてそれを声に出すのか？僕たちは8月に礼服を着てこのまま汗だくで食事するのか？と内心思っていましたが、ここで私が苦言を呈すると台無しである、と考え場を繋ぐ。

その後、スポットクーラーをご用意頂き、和室に動力音の大きいスカイブルーの機械を導入。これは対応が難しいと思うがあれしかないと思う。結果的に温度は変わらなかったが、そもそも食事もできない子どもを連れてきた上で重なった私の罪は赦された…はず。

※後日部屋が空いていたことを知り、驚愕しています。今日の地獄はこの家族でいいか！ということでしょうか？

その後、やはりエアコンが壊れていると上を見上げますよね。

やはりというか、玉埃まみれの全く掃除されていないエアコンを16度でMAX稼働。(16度に設定できるエアコンも令和にどうかと思うが)そりゃ壊れるぜ、と思えば潜んでいた虫たちも限界が来たのか、自身では経験のない量のゴキブリがわらわらと。

これ、私がいなければ大騒ぎのレベルです。 食事中に見る量の虫ではなかった。

映像もあるが流石にお目を汚してしまうので見出しに絵文字(絵文字もキツイですよね、すみません。)にて。

そしてホイホイ出てくる新しいおしぼり。(これは僕が対処しろってことか？)と思ったがまだ我慢。かなりの量潰しましたので、おしぼり使われる方ご注意下さい。

さすがに食事中に虫をブチブチ潰す感触は気持ちの良いものではなく、その後私は一切の食事が喉を通りませんでした。衛生面的にもどうか…というところ。

会話はもはや食事中ではなく、昭和の虫がたくさんいた時代の話になってましたよ。今は令和です。

その後、相変わらず灼熱の室内には氷が溶けて机がびしゃびしゃのピッチャーがふたつ。

おしぼりは熱々のものが渡される。ここもドッキリかな？撮影かな？と思うレベルでした。

そして時間も早々に退出。 あの日、皆が熱中症にならないよう細心の注意を払い時間ごとに避難場所的に喫茶や食事を計画していたが、外が涼しく感じたのはここだけ。

そして、会計時に限界突破。 正直一銭も払いたくなかったが、(ゴキブリがたくさんしいる館内で作られた)食事は用意されているし、汗だくで畳も汚してしまった可能性があるので仕方なく用意する。

私でしたら、ここまで不手際が重なればお金は頂けません。 ブラックで保身的な言い方をすれば、自身で自腹を切り、どうにか上層に表面化しないように全力で努めて即改善、が飲食店的な目線です。

その横で店長と思わしき人間が申し訳なさの目尻だけは慣れた顔つきで何かを喋っているが、ここはもう正直何も入ってこない。

謎の手土産2袋を渡されそうになり、(そもそもこの一行の荷物量見ましたか？ゴキブリが出まくる場所のお持たせ、必要ですか？)とブチ切れそうになるがまだ我慢…できなかった。

この時点で、人のことを一切観察しないホスピタリティの持ち主が長であることが露呈。

流石にここからは声に出して苦言。 そもそも、謝罪は若輩者の私ではなく、終始落ち込んだ表情であった最年長者にまず向けるべきである、と。

なぜこれがわからないんだ⁈と戦慄しますが、「見る気がないからわからない。」これに尽きるな、と腑に落ちました。

私でしたら言われた時点で振り払ってでも走って謝罪にいきますね。それすらなく、すぐに業者を呼んで修理を〜、などと宣っておりましたが、それは私どもにはもう関係のないお話です。

エアコンの調子が悪いことに気付いていたか、すらあの埃まみれでは期待できませんが、起きてしまったことは仕方がないのです。

こんなに重なることがあるか？と内心思い、配膳のスタッフから笑顔が一切なくなる地獄と化したとしても、それをどう乗り切るか、どうご満足、向き合うかがサービスだと考えます。

たとえ、灼熱で全員汗の雫が垂れる室内にゴキブリが発生していた状況でも、です。予防や防止策もサービスですが、事故すら追究するのがサービスであると考えます。

料理人と即相談、驚きと喜びのある冷製の料理を急遽オーダー、そこで美味しいものを作りきることもサービス、できなくとも姿勢を見せるのが調理のサービスです。

ここが暑ければ全ての部屋が暑いと想定するべきで、今から全て氷冷温度のおしぼりを全力で作る指示であったり、長く冷える断熱構造のステンレスカップを今すぐ取り急ぎ買ってくる、薬局で冷感のあるものを買いに走る、それが冷えるか冷えないかは問題ではないです。ここは敢えて言葉を違えますが、その姿勢を見せ、恐縮のマウントを奪り合うのが攻めの現場サービスであると考えます。

あの状況で、お客さんより汗かかずしてあの場を乗り切ろうとすることそのものが怠慢である。

これも言葉に出せば非常に悪意感じる行動になってしまいますが、走り回って改善に努めていたことが伝われば、日本人たるもの、そこには礼を尽くさねばならなくなるのです。

それは全てのお客様の所作に現れているものであり、注意深く観察すれば全て解答が見えている至極簡単なもので、考えつくものを全てこなしてクレームになった時、その絞り出された純粋な苦言の角を取る作業が人生のクロージングを飲食業と共に生きる者の使命であり、それこそ地獄のような現場の業種、業態を「やっててよかった」と振り返って満足し去れると思うのです。

一個人では判断のつかない経費が含まれる突発的なサービスではブラックなエピソードも多々ありますが、結果的にこの系列全て、私どもの関係者全ての機会を損失する結果となったわけであります。

起きた後できる人は起きる前にもすでに動いています。

最後に謝罪されていた男性の方。 このようなことを書かれることは非常に心苦しいと思いますし、自身だけではどうしようもないこともあると思いますが、書かざるを得ない状況でした。

志した時は、もっと色々なことが視えており、もっともっとフレッシュな笑顔で、飲食業の真髄を追究されていたと思います。

どうか、あの体験を無駄にせぬよう、ご精進下さい。 私自身も多分なる気付きを得られるとても良い機会であった、あれは試練であったと認識するように努めております。