Afuri Sangenjaya

清潔感のある明るい店内。爽やかな香りがする。 流れてる音楽も洋楽ＰＯＰで若い。 いい意味でラーメンやっぽくない。洒落ている。 カップルや女性も多かった。

さて、オススメされるままにAFURIを代表する一杯なるゆず塩ラーメン1290円を注文。 淡麗、全粒粉入り小麦麺、炙りチャーシューを選択。 チャーシュー丼も気になったが、730円という強気価格に財布の紐が勝てなかった。ごはん一杯250円もなかなかだ。 ラーメンやと思って入店すると少し身構えてしまう価格設定である。

届いたラーメンはツヤッツヤのキラキラ。まるで宝石のよう。 味玉を中心に、チャーシューや水菜、海苔、配置のバランスが美しい。 真中に黄身の濃いオレンジ色と周りに拡がる黄金のスープが向日葵を想起させる。 ゴッホの絵画を眺めているかのようなうっとりとした気分である。

いっただっきま～す！

大きめのれんげですくってスープをすする。 サッパリ！！だがしっかり塩味があり、上品な濃厚出汁だ。 ゴクゴクと飲み干せる。 鼻をふわっと抜ける柑橘の爽やかな風味が涼しい。 水菜と柚子が爽快に後押しする。 風鈴の音が聞こえる。

味玉はとろとろねっとり。 スープがさっぱりしているおかげで、黄身の濃厚な旨味が引き立つ。

炙りチャーシューは香ばしく、噛むほどに肉のうまみが口いっぱいに拡がる。 ソーセージのようにジューシー。

綺麗に折りたたまれた麺様、全粒粉が香ばしい。 ぷちぷちと歯切れのいい細麺である。 爽やかなスープとの相性がいい。

全体的な印象として、ラーメンやというより高級そばやさんである。 飲み帰りには勿体ないと感じてしまう。 ゆっくり大切に味わって食べたくなる丁寧な味だ。

着色料、保存料、化学調味料（うま味調味料）のような人工的なものは一切使っていないというこだわり。 ラーメン、というと健康診断の敵というイメージだが、 AFURIのラーメンは身体を労わりたいときに食べたいようなプラスのイメージを持てる。

＋180円こんにゃく麺の選択もできるため、ダイエッターの女子にもおすすめ。 スタンダードな麺も全粒粉入りであるため、普通のラーメンよりも低GIで罪悪感がない。 このラーメンを食べてさらに痩せるなんて贅沢な幸せだ。

本日もご馳走様でした。