広尾の住宅街にひっそりとたたずむ「アラジン」。
気取らないクラシカルな落ち着いた空間で、正統派フレンチをゆっくり味わえる。
5階建てのマンションのような建物の中二階。 道路に面した通路から階段を数段上がると少し奥まったところにお店の入口がある。
入口手前の左側には厨房がありシェフの顔が伺える。
シェフは数々の名店で腕を磨いたのち、「アラジン」の前任シェフ・川崎氏のもとでさらに経験を積み、2020年にその意志を引き継いで厨房を任された。
旬の食材を見極め、その持ち味を最大限に引き出す料理は、シンプルながらも深い満足感を与えてくれる。
扉をくぐると、落ち着いた物腰の熟練スタッフが迎えてくれクラシカルで静かな空気が広がる店内へ。
純白のクロスがかけられたテーブルが整然と並ぶ。
予約名を告げて席に案内されると、これから始まるコースへの期待がふくらむ。
《シェフおすすめランチコースS》
メインの肉料理は、追加料金で鴨胸肉から和牛サーロインに変更も可能とのこと。
鴨を楽しみにしていたので、そのまま鴨肉でお願いすることに。
まずは乾杯のシャンパンを頼んでコースが始まる。
〇 Laurent-Perrier La Cuvée Brut Champagne 1812
▪️アミューズ ・グジェール シュー生地にチーズの香る一口サイズの可愛らしい焼き菓子。
▪️ホッキ貝と筍のムニエル ・ホッキ貝 ・トマトのソース ・うるい
しっとりと火を入れたホッキ貝は、やわらかさの中に心地よい弾力を残す。 筍は風味豊かに香り立ちほどよい歯ごたえがアクセント。
爽やかなうるいと甘酸っぱいトマトソースが全体をやさしくまとめ春らしい一皿に仕上がっている。
〇 Domaines Schlumberger Les Princes Abbés Riesling Alsace
▪️ホワイトアスパラガスのシブレットソースと生ハム ・フランスロワールアスパラガス ・生ハム
ホワイトアスパラガスはほどよい歯ごたえを残しつつも、舌の上でほろりとほどけるような柔らかさ。
シブレットの爽やかな香りをまとったクリーミーでまろやかなソース。 アスパラの自然な甘みを引き締めつつ香り高く仕上げている。
しっとりとした生ハムの塩気と旨みがアスパラに絡み、甘み・酸味・塩味のバランスが絶妙に調和。
▪️ 鮮魚のポワレ・ハマグリ・春キャベツ ・ヒラメ ・春キャベツとハマグリのスープ仕立て
ポワレしたヒラメは、皮目は香ばしく中はしっとり感を残しふっくらと優しい口当たり。
春キャベツの甘みと香りがやさしく広がるスープは滑らかでまろやか。 そこにハマグリの旨みが重なり、奥行きのある味わいに仕上がっている。
〇 Domaines Schlumberger Les Princes Abbés Riesling Alsace
▪️鴨胸肉のロースト ・鴨肉 ・エシャロットビネガー
じっくりと火入れされた鴨胸肉は、しっかりとした弾力と、噛むほどにあふれる濃厚な旨み。 長く続く余韻が肉の力強さを印象づける。
エシャロットビネガーの酸味を効かせたソースが味に奥行きを与え、マッシュポテトと合わせれば滑らかな舌触りが加わり全体が一層まろやかに。
キノコやズッキーニのソテーもしっかり脇を固めて、食べ応えのある一皿に。
▪️甘夏とそのグラニテ・ヨーグルトムース ・ヨーグルトのムースと甘夏 ・グラニテ
甘夏のグラニテがさっぱりとした酸味を持ち、ヨーグルトムースのまろやかさと調和。
口の中で爽やかな甘さと酸味が広がり、さっぱりとした後味が楽しめる。
▪️...
Read moreお昼からフレンチを食べたいという時にピッタリな使い勝手の良いフレンチレストランを見つけました。 その名も"レストラン アラジン" 1993年創業の老舗です。 グルメな人が多い広尾という街で30年以上も愛される理由は、行けばよく分かりました。
まず驚いたのはお値段。 最近はランチでも数万円するフレンチも増えましたが、こちらはランチコースが5千円代。 お昼からビールでも1万円もしない良心価格。
そして、お料理も素晴らしい。 アミューズで出るクジュール(プチシュー)からテンション上がります。何個でも食べちゃいたい。 そして、前菜のババロアが衝撃。 ホワイトアスパラで作ったと言うババロアは、ぱっと見は綺麗なホワイトプリンのようですが、食べたらホワイトアスパラの味がふわぁ〜っと広がります。新玉ねぎのスープと合わせてなんとも上品な味わい。
接客も空間も素晴らしく、大満足なランチになりました!
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○店名: レストラン アラジン ○食べログ評価3.70(2025/04/25時点) 〇広尾駅徒歩12分 ○昼予算¥8,000/1人 ○東京都渋谷区恵比寿2-22-10 広尾リバーサイドG ○営業時間12:00 - 15:00/18:00 - 22:30 ※定休日: 水曜日 ※決済手段:現金、カード
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【予約可否】 可能
【オススメ利用シーン】 友人、同僚、恋人、家族
【混雑状況】 土曜日12:00時点で満席率5割ほど。 予約していたのでスムーズに入れました
【注文】 ◆ランチB(魚料理)コースP...
Read more15年以上ぶりに行ったが、昔の方が美味しい。
▪️グジェール →普通。
▪️フォアグラのフラントリュフ添え →やや塩強いがトリュフの香りは良い、フォアグラ、卵感は弱い。
▪️イカのバーニャカウダソース →1番美味しかった。塩気、うまみ、苦味、甘みのバランスが良かった。
▪️牡蠣のグラティネ →サバイヨン風のソースをグラタン仕立て。 好きなタイプの料理ですが、牡蠣自体のクオリティがやや低い。
▪️ヒラメのポアレブールブラン →美味しくない。魚の質も悪く、ポアレなのに皮目フニャフニャ、ブールブランソースにハーブや野菜でリッチ感を出そうとしているが、ソースが少なすぎる。
▪️蝦夷鹿シンタマのロティソースポアブラード →肉はしっとりしていたが、生蝦夷鹿にしては思いの外、血の感じが弱く物足りない。野菜はたっぷりでよいが、ローストした胡桃が多すぎる。ポアブラードソースは魚同様量が少なすぎる。野菜にソースが合わさり少なくなり、胡桃が強すぎてソースが物足りなく感じ、ソース本来のクオリティを下げている。要はアシェット全体のバランスが悪い。
▪️イチゴのコンポジョンソン →ビストロのデザートレベル
▪️リンゴのタルトフランベバニラアイス添え →美味しい。リンゴの酸味、タルトの香ばしさ、バニラアイスの甘み香り、バニラアイス美味しい。
味は物足りない評価となりましたが、1番レジトランとしてダメな部分は、
とにかく皿とグラスが汚い。
皿は指紋と水垢だらけ、グラスは拭いていない為に水垢がつき、グラスはメンテナンスしてないから曇っている。
あとは飲み切っていないグラスを下げるのもダメです。
値段は決して高くないですが、安くもないので最低限レストランクオリティのサービスとアトモスフィアは保ってほしい。
料理は価格と立地を考えれば、十分な気もしますが、また行きたいかと言われたら足は遠のく結果と...
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