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Ebisu Sushi Fuji — Restaurant in Tokyo

Name
Ebisu Sushi Fuji
Description
Nearby attractions
Ebisuminami-2 Park
2 Chome-11-1 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
Ebisu Shrine
1 Chome-11-1 Ebisunishi, Shibuya, Tokyo 150-0021, Japan
Ebisu Park
1 Chome-19-1 Ebisunishi, Shibuya, Tokyo 150-0021, Japan
Ebisu Statue by Shigeru Kinoshita
1 Chome-5 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
Ebisu South 1 Park
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−26−1 一公園中 1階
Ebisu Station East Exit Park
4 Chome-2-6 Ebisu, Shibuya, Tokyo 150-0013, Japan
Tokyo Photographic Art Museum
Japan, 〒153-0062 Tokyo, Meguro City, Mita, 1 Chome−13−3 恵比寿ガーデンプレイス内
LIQUIDROOM
3 Chome-16-6 Higashi, Shibuya, Tokyo 150-0011, Japan
America-bashi Park
4 Chome-20-55 Ebisu, Shibuya, Tokyo 150-0013, Japan
Ebisu-higashi Park
1 Chome-2-16 Ebisu, Shibuya, Tokyo 150-0013, Japan
Nearby restaurants
Cafe 8 Ebisu
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−16−12 ABC・MAMIESビル 3階
焼肉レストラン喜福世
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−16−11 ABC・WACOビル 3F
pizza marumo
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−11−13 恵比寿ヴェルソービル 1階
Mercer Cafe Danro
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−16−12 ABC・MAMIESビル 2F
Banderuola
2 Chome-7-5 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
ristorante della collina
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 2 Chome−9−4 2F
Ginza Steak Ebisu
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−16−8 恵比寿ホリックホテル 1F・2F
KNOCK
Time Zone, Ebisu Terrace, 1F, 1 Chome-17-17 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
Ebisu Shisha Club
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−8−10 MY恵比寿ビル 3F
Cheese Tavern CASCINA
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−11−2 DINING INNOVATION Bldg 1F
Nearby hotels
EBISUHOLIC HOTEL
1 Chome-16-8 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
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Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 3 Chome−11−25 プリンススマートイン恵比寿 1F
HOTEL 1.10.1 (ONE TEN ONE)
1 Chome-10-1 Ebisuminami, Shibuya, Tokyo 150-0022, Japan
Do-C Ebisu
1 Chome-8-1 Ebisu, Shibuya, Tokyo 150-0013, Japan
HEART HOTEL
Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 1 Chome−9−12 HEART HOTEL
The Westin Tokyo
1 Chome-4-1 Mita, Meguro City, Tokyo 153-8580, Japan
illi Lay Shibuya-Ebisu
Japan, 〒150-0011 Tokyo, Shibuya, Higashi, 3 Chome−23−4 ゼネラルビル渋谷東 3F
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2 Chome-23-7 Kamiosaki, Shinagawa City, Tokyo 141-0021, Japan
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Itos Ebisu
3 Chome-5-9 Ebisu, Shibuya, Tokyo 150-0013, Japan
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Keywords
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Ebisu Sushi Fuji
JapanTokyoEbisu Sushi Fuji

Basic Info

Ebisu Sushi Fuji

Japan, 〒150-0022 Tokyo, Shibuya, Ebisuminami, 2 Chome−8−5 岩崎ビル 1F
4.8(72)
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spot

Ratings & Description

Info

attractions: Ebisuminami-2 Park, Ebisu Shrine, Ebisu Park, Ebisu Statue by Shigeru Kinoshita, Ebisu South 1 Park, Ebisu Station East Exit Park, Tokyo Photographic Art Museum, LIQUIDROOM, America-bashi Park, Ebisu-higashi Park, restaurants: Cafe 8 Ebisu, 焼肉レストラン喜福世, pizza marumo, Mercer Cafe Danro, Banderuola, ristorante della collina, Ginza Steak Ebisu, KNOCK, Ebisu Shisha Club, Cheese Tavern CASCINA
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Phone
+81 3-5722-0147
Website
ebisu-sushi-fuji.com

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Reviews

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3.9

(106)

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Ebisu Shrine

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4.0

(322)

Open 24 hours
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Ebisu Park

Ebisu Park

3.9

(209)

Open until 12:00 AM
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Ebisu Statue by Shigeru Kinoshita

Ebisu Statue by Shigeru Kinoshita

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Open until 12:00 AM
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160-0023, Tokyo Prefecture, Shinjuku City, Japan
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Cafe 8 Ebisu

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3.7

(362)

$

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焼肉レストラン喜福世

焼肉レストラン喜福世

4.4

(171)

$$$

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pizza marumo

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4.4

(530)

$$

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Mercer Cafe Danro

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3.6

(247)

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Reviews of Ebisu Sushi Fuji

4.8
(72)
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5.0
1y

“日輪刀”で捌かれるネタ、確かな技術により提供される寿司と一品料理は、恵比寿の寿司屋さんに新たな有名店誕生の予感を感じさせます。

この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。

予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。

コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。

コースの内容は以下の通りです。

蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。

太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。

サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。

クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。

茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。

スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。

甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。

目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。

白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。

タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。

生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。

あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。

なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。

トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。

小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。

平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。

ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。

鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。

のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。

赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。

穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。

ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。

干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。

玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。

この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。

予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。

コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。

コースの内容は以下の通りです。

蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。

太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。

サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。

クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。

茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。

スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。

甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。

目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。

白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。

タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。

生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。

あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。

なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。

トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。

小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。

平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。

ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。

鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。

のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。

赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。

穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。

ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。

干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。

玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。

全体として寿司はもちろん、一品料理も手が込んでいて実に質が高いと感じました。齋藤大将をはじめとしてスタッフ全員がキビキビと動き、申し分ないサービス。

カウンターは満席で港区女子比率が低め、常連多め、なのがたまに聞こえてくる会話で感じられました。オープンして1年ちょっとですが、ちゃんと味が分かる客に愛されているのが分かります。

恵比寿は鉄板の有名寿司屋さんが少ないので、「恵比寿 鮨...

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5.0
23w

恵比寿で出会う、心を打つ本格江戸前鮨恵比寿で出会う!!!一貫ごとに余韻が残る、至高のカウンター体験!!!

【ここが魅力】 ★鮨とつまみの緩急ある流れが心地よく、一貫一貫に心が動かされる

★恵比寿とは思えぬ静かな雰囲気と、落ち着いたカウンターでの上質な時間

★日本酒のセレクトと提供温度の管理まで丁寧、鮨との相性を深く楽しめる

【お店の説明】 恵比寿駅から少し歩いた場所に佇む「鮨 藤」は、都会の喧騒を忘れさせるような穏やかな空間の中で、職人技が光る鮨と和のつまみを楽しめるお店です。店主の繊細な包丁さばき、ネタの扱い、そしてシャリの温度や酢加減まで妥協なく仕上げられた鮨は、目にも舌にも美しく、どれも記憶に残る一貫ばかり。コースはつまみと握りが交互に登場し、心地よいテンポで展開される構成が印象的。旬の素材を活かした仕入れと、それに合わせた日本酒の提案も絶妙で、鮨好きにはたまらない時間を味わえます。

【食べログ】 3.58 2025年6月時点

【食べログ百名点、食べログアワード受賞歴】 なし 2025年6月時点

【営業時間】 月・火・水・木・金・土 17:30 - 22:30

【定休日】 日曜日・祝日

【席数】 カウンター8席 個室1部屋

【立地】 JR恵比寿駅より徒歩6〜7分、 駒沢通り沿いの裏手に位置し、周辺は静かな住宅街

【予算】 おまかせ約22,000円〜

【雰囲気】 間接照明の柔らかな光に包まれた白木のL字カウンターが印象的。店内は落ち着いていて、客層も落ち着いた大人が中心。静かに鮨を味わいたい方には理想的な空間。

【サービス】 店主の方は寡黙ながらも真摯で丁寧。 スタッフの方も所作が美しく、タイミング良く提供される料理やドリンクの温度管理にも気遣いが感じられる。おしぼりや茶の差し替えも自然で、気配りが徹底されている。

【料理について】 ●秋田県 じゅんさい つるんとした食感が心地よく、清涼感のある一皿。季節のはじまりを感じさせてくれる前菜。舌の温度でじんわり広がる旨みが、食欲を自然と引き出す。最高のスタートです。

●蒸し鮑 肝ソース 柔らかく蒸された鮑はしっとりとした質感で、肝ソースがその旨みをさらに引き立てる。食べ終わったあと、シャリを加えてリゾット仕立てに。海の恵みが詰まった、記憶に残る一皿。

●白甘鯛のお刺身(5日熟成) ねっとりとした身質に熟成の旨みが凝縮。あえて刺身で供されることで、ネタ本来の魅力が引き立つ。山葵と醤油のバランスが絶妙。

●太刀魚の手巻き 炭火で炙った太刀魚は香ばしさと旨みが一体化。寝かせることで味に奥行きが出ており、シャリ・海苔・青葱・わさびが見事に調和。

●にたり鯨のお刺身 ごま油、玉ねぎ麹、塩の構成。驚くほど柔らかく、臭みも一切なく上品。優しい味付けが鯨の滋味を引き出していて、新鮮な感動がある。

●春子鯛 昆布締めの握り 昆布の香りと締め加減が絶妙で、白身特有の甘みが際立つ一貫。シャリとの馴染みも良く、仕事の丁寧さが伝わる。

●鯵の握り 鮮度抜群で脂のりが良く、口に入れると爽やかな旨みがふわっと広がる。シャリとの温度感の一体感が心地良い。

●しらすの茶碗蒸し 上品な出汁にしらすの塩味が溶け込み、優しい味わい。中に生姜と隠れたシャリがアクセントになり、食感の妙も楽しめる。

●自家製メヒカリの一夜干し あえて開きにせずふっくらと焼き上げることで、ジューシーさと香ばしさが際立つ。皮目の旨みと身のやわらかさの対比が秀逸。

●余市のあん肝の煮付け 夏でも脂のりがしっかりしており、煮付けの甘辛さと山椒の爽やかさが抜群の相性。ねっとりとした舌触りに、お酒が欲しくなる。

●甘鯛の松笠揚げ パリパリの皮とふわふわの身。少し寝かせた甘鯛が揚げることでより旨みを増し、温かいうちに口に入れた瞬間、幸福感が広がる。

●もずく酢 生姜 口直しにぴったりな一品。爽やかな酢と生姜の香りがリセットしてくれて、次の握りがさらに楽しみになる。

●本鮪大トロの握り(三枚重ね) 贅沢に三枚重ねられた大トロは、脂の甘みと旨みのボリュームが圧巻。シャリの酸味とぴったり合い、まさに至福。

●小肌の握り(3日熟成) 丁寧な締め加減で、酢と塩のバランスが抜群。しっかり旨みがありながら、余韻は軽やか。

●平貝の握り サクッとした歯応えのあとに、貝の甘みと炭火の香りがふわっと広がる。焼きの一手間が絶妙。

●礼文島のバフンウニ軍艦 口に入れた瞬間とろける濃厚な甘み。海苔とシャリのバランスも抜群で、磯の香りが余韻として残る。

●北海道トキシラズの握り 脂の乗った時鮭を炙ることで香ばしさをプラス。和芥子が全体を引き締めるアクセントになっていて印象的。

●にしん酢締めの握り 脂がのったにしんに優しい酢締め。口の中で脂と酢の旨みがじんわりと広がる。

●縞海老の握り プリッとした食感と濃厚な甘み。中の海老味噌が加わることで深いコクを感じる一貫。

●対馬産穴子の握り ふわっとやわらかく蒸された穴子に、上品なツメと柚子の香りが絶妙。余韻まで心地よい。

●干瓢巻き(細巻き) きちんと煮込まれた干瓢は甘さ控えめで上品。細巻きながらしっかり満足感がある。

追加 ●本鮪赤身漬けの握り 香り高い柚子と漬けの旨みがベストバランス。余計な装飾のない潔い構成が良い。

追加 ●鰯のたたきの握り 脂のりのある鰯をたたくことで口当たりが滑らかに。浅葱の香りが爽やかにまとめてくれる。

追加 ●北海道産ホッキ貝炙りの握り シャクッとした食感と甘みが際立ち、炙りの香ばしさが加わることで香りと旨みの層が深まる。

●芝海老のすり身の卵焼き 甘みのあるやさしい味。芝海老の旨みがほんのり感じられ、食後にも優しい印象を残す。

●自家製杏仁豆腐 とろけるような舌触りとミルキーな風味で、コースの締めにぴったり。余韻まで整えてくれるデザート。

【今日のイチオシ】 この日、特に感動したのは中トロの握り。脂の入り方、舌触り、シャリとの温度差、どれもが絶妙で、まさに鮨の醍醐味を感じられた一貫でした。

【ドリンクについて】 ドリンクメニューは、 日本酒を中心に、ビール、ワイン、焼酎も揃っています。特に日本酒は十四代や而今などの銘柄をはじめ、季節限定酒や珍しい地酒も用意されていて、料理に合わせた提案も積極的にしてくれます。冷酒、常温、燗の温度管理もしっかりされており、ペアリングで食の満足感が格段に上がります。価格帯は1合1,500円〜2,000円前後が中心。

【再訪】 鮨 藤は、何度でも訪れたくなるお店です。鮨そのものの完成度はもちろん、料理の流れ、店主の所作、空間すべてが洗練されていて、一回の訪問だけではその魅力を味わい尽くせません。次回は秋のネタを楽しみに、再びこのカウンターに座りたいと心から思いました。

【まとめ】 恵比寿という立地ながら、まるで隠れ家のように静かで上質な空間の中で、職人の技と想いが込められた料理の数々を楽しめる「鮨...

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【2023年8月】

食べたいジャンルは数あれど、やはり鮨は一番の好み。 この日は恵比寿にて鮨をということで伺う前からワクワクしていました。

こちらは2022年11月オープンのお店であり、恵比寿駅から徒歩5分くらいの少し静かなエリアにありました。 行灯を左右に携えた重厚な扉を開くと店内は黒基調の凛とした内装。 ジャズが静かに流れ、席間もゆったりと取られていました。

大将はオーナーでもある斎藤氏。 話をしていても終始気遣いが溢れる方なのですが、その気遣いや繊細さがきめ細かい料理としてにじみ出ていました。 特に面白いと思ったのは「白烏賊」や「トロ」「イワシ」などのミルフィーユのような握りであり、重層的な食感が印象的でした。

店内は8席のカウンターと6名の個室が1つ。 まだ他のお客さんがいらっしゃなかったので個室も見せてもらったのですが、こちらもゆったりとした贅沢な空間でした。

この日、私達はカウンターに居を得ました。 鮨はカウンターで頂くのが楽しいです。

お願いしたのは「おまかせコース」。 鮨以外にも繊細な料理が多く含まれており、鮨と共に和食も楽しめる内容でした。

■旬の食材を使ったおまかせコース 19,800円 【肴】蒸しアワビ、肝ソース+一口ライス 【握り】太刀魚 炭焼き 手巻き 【肴】シマアジ、鯨 【肴】ハモ、とうもころしの天婦羅 【肴】シラスの茶碗蒸し 【握り】白烏賊 【握り】時鮭 【肴】甘鯛の西京焼き 【肴】毛ガニ、カニ酢のジェル 【握り】トロ 【握り】小肌 【握り】石垣貝 【握り】ウニの軍艦巻き 【握り】イワシ 【肴】甘鯛の松笠焼き 【握り】ノドグロ 炭焼き 【肴】生いくら 【握り】穴子 塩 【握り】穴子 タレ 【握り】かんぴょう巻き 【握り】玉 【肴】味噌汁

■飲んだモノ ・生ビール x4 ・羽根屋 ひやおろし ・磯自慢...

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“日輪刀”で捌かれるネタ、確かな技術により提供される寿司と一品料理は、恵比寿の寿司屋さんに新たな有名店誕生の予感を感じさせます。 この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。 予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。 コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。 コースの内容は以下の通りです。 蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。 太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。 サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。 クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。 茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。 スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。 甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。 目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。 白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。 タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。 生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。 あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。 なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。 トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。 小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。 平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。 ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。 鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。 のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。 赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。 穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。 ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。 干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。 玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。 この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。 予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。 コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。 コースの内容は以下の通りです。 蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。 太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。 サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。 クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。 茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。 スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。 甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。 目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。 白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。 タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。 生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。 あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。 なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。 トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。 小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。 平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。 ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。 鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。 のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。 赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。 穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。 ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。 干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。 玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。 全体として寿司はもちろん、一品料理も手が込んでいて実に質が高いと感じました。齋藤大将をはじめとしてスタッフ全員がキビキビと動き、申し分ないサービス。 カウンターは満席で港区女子比率が低め、常連多め、なのがたまに聞こえてくる会話で感じられました。オープンして1年ちょっとですが、ちゃんと味が分かる客に愛されているのが分かります。 恵比寿は鉄板の有名寿司屋さんが少ないので、「恵比寿 鮨 藤」はその枠に入り込む可能性を非常に感じるお店でした。 恵比寿で安心して訪問できるオススメ寿司屋さんです。
すぎなおすぎなお
恵比寿で出会う、心を打つ本格江戸前鮨恵比寿で出会う!!!一貫ごとに余韻が残る、至高のカウンター体験!!! 【ここが魅力】 ★鮨とつまみの緩急ある流れが心地よく、一貫一貫に心が動かされる ★恵比寿とは思えぬ静かな雰囲気と、落ち着いたカウンターでの上質な時間 ★日本酒のセレクトと提供温度の管理まで丁寧、鮨との相性を深く楽しめる 【お店の説明】 恵比寿駅から少し歩いた場所に佇む「鮨 藤」は、都会の喧騒を忘れさせるような穏やかな空間の中で、職人技が光る鮨と和のつまみを楽しめるお店です。店主の繊細な包丁さばき、ネタの扱い、そしてシャリの温度や酢加減まで妥協なく仕上げられた鮨は、目にも舌にも美しく、どれも記憶に残る一貫ばかり。コースはつまみと握りが交互に登場し、心地よいテンポで展開される構成が印象的。旬の素材を活かした仕入れと、それに合わせた日本酒の提案も絶妙で、鮨好きにはたまらない時間を味わえます。 【食べログ】 3.58 2025年6月時点 【食べログ百名点、食べログアワード受賞歴】 なし 2025年6月時点 【営業時間】 月・火・水・木・金・土 17:30 - 22:30 【定休日】 日曜日・祝日 【席数】 カウンター8席 個室1部屋 【立地】 JR恵比寿駅より徒歩6〜7分、 駒沢通り沿いの裏手に位置し、周辺は静かな住宅街 【予算】 おまかせ約22,000円〜 【雰囲気】 間接照明の柔らかな光に包まれた白木のL字カウンターが印象的。店内は落ち着いていて、客層も落ち着いた大人が中心。静かに鮨を味わいたい方には理想的な空間。 【サービス】 店主の方は寡黙ながらも真摯で丁寧。 スタッフの方も所作が美しく、タイミング良く提供される料理やドリンクの温度管理にも気遣いが感じられる。おしぼりや茶の差し替えも自然で、気配りが徹底されている。 【料理について】 ●秋田県 じゅんさい つるんとした食感が心地よく、清涼感のある一皿。季節のはじまりを感じさせてくれる前菜。舌の温度でじんわり広がる旨みが、食欲を自然と引き出す。最高のスタートです。 ●蒸し鮑 肝ソース 柔らかく蒸された鮑はしっとりとした質感で、肝ソースがその旨みをさらに引き立てる。食べ終わったあと、シャリを加えてリゾット仕立てに。海の恵みが詰まった、記憶に残る一皿。 ●白甘鯛のお刺身(5日熟成) ねっとりとした身質に熟成の旨みが凝縮。あえて刺身で供されることで、ネタ本来の魅力が引き立つ。山葵と醤油のバランスが絶妙。 ●太刀魚の手巻き 炭火で炙った太刀魚は香ばしさと旨みが一体化。寝かせることで味に奥行きが出ており、シャリ・海苔・青葱・わさびが見事に調和。 ●にたり鯨のお刺身 ごま油、玉ねぎ麹、塩の構成。驚くほど柔らかく、臭みも一切なく上品。優しい味付けが鯨の滋味を引き出していて、新鮮な感動がある。 ●春子鯛 昆布締めの握り 昆布の香りと締め加減が絶妙で、白身特有の甘みが際立つ一貫。シャリとの馴染みも良く、仕事の丁寧さが伝わる。 ●鯵の握り 鮮度抜群で脂のりが良く、口に入れると爽やかな旨みがふわっと広がる。シャリとの温度感の一体感が心地良い。 ●しらすの茶碗蒸し 上品な出汁にしらすの塩味が溶け込み、優しい味わい。中に生姜と隠れたシャリがアクセントになり、食感の妙も楽しめる。 ●自家製メヒカリの一夜干し あえて開きにせずふっくらと焼き上げることで、ジューシーさと香ばしさが際立つ。皮目の旨みと身のやわらかさの対比が秀逸。 ●余市のあん肝の煮付け 夏でも脂のりがしっかりしており、煮付けの甘辛さと山椒の爽やかさが抜群の相性。ねっとりとした舌触りに、お酒が欲しくなる。 ●甘鯛の松笠揚げ パリパリの皮とふわふわの身。少し寝かせた甘鯛が揚げることでより旨みを増し、温かいうちに口に入れた瞬間、幸福感が広がる。 ●もずく酢 生姜 口直しにぴったりな一品。爽やかな酢と生姜の香りがリセットしてくれて、次の握りがさらに楽しみになる。 ●本鮪大トロの握り(三枚重ね) 贅沢に三枚重ねられた大トロは、脂の甘みと旨みのボリュームが圧巻。シャリの酸味とぴったり合い、まさに至福。 ●小肌の握り(3日熟成) 丁寧な締め加減で、酢と塩のバランスが抜群。しっかり旨みがありながら、余韻は軽やか。 ●平貝の握り サクッとした歯応えのあとに、貝の甘みと炭火の香りがふわっと広がる。焼きの一手間が絶妙。 ●礼文島のバフンウニ軍艦 口に入れた瞬間とろける濃厚な甘み。海苔とシャリのバランスも抜群で、磯の香りが余韻として残る。 ●北海道トキシラズの握り 脂の乗った時鮭を炙ることで香ばしさをプラス。和芥子が全体を引き締めるアクセントになっていて印象的。 ●にしん酢締めの握り 脂がのったにしんに優しい酢締め。口の中で脂と酢の旨みがじんわりと広がる。 ●縞海老の握り プリッとした食感と濃厚な甘み。中の海老味噌が加わることで深いコクを感じる一貫。 ●対馬産穴子の握り ふわっとやわらかく蒸された穴子に、上品なツメと柚子の香りが絶妙。余韻まで心地よい。 ●干瓢巻き(細巻き) きちんと煮込まれた干瓢は甘さ控えめで上品。細巻きながらしっかり満足感がある。 追加 ●本鮪赤身漬けの握り 香り高い柚子と漬けの旨みがベストバランス。余計な装飾のない潔い構成が良い。 追加 ●鰯のたたきの握り 脂のりのある鰯をたたくことで口当たりが滑らかに。浅葱の香りが爽やかにまとめてくれる。 追加 ●北海道産ホッキ貝炙りの握り シャクッとした食感と甘みが際立ち、炙りの香ばしさが加わることで香りと旨みの層が深まる。 ●芝海老のすり身の卵焼き 甘みのあるやさしい味。芝海老の旨みがほんのり感じられ、食後にも優しい印象を残す。 ●自家製杏仁豆腐 とろけるような舌触りとミルキーな風味で、コースの締めにぴったり。余韻まで整えてくれるデザート。 【今日のイチオシ】 この日、特に感動したのは中トロの握り。脂の入り方、舌触り、シャリとの温度差、どれもが絶妙で、まさに鮨の醍醐味を感じられた一貫でした。 【ドリンクについて】 ドリンクメニューは、 日本酒を中心に、ビール、ワイン、焼酎も揃っています。特に日本酒は十四代や而今などの銘柄をはじめ、季節限定酒や珍しい地酒も用意されていて、料理に合わせた提案も積極的にしてくれます。冷酒、常温、燗の温度管理もしっかりされており、ペアリングで食の満足感が格段に上がります。価格帯は1合1,500円〜2,000円前後が中心。 【再訪】 鮨 藤は、何度でも訪れたくなるお店です。鮨そのものの完成度はもちろん、料理の流れ、店主の所作、空間すべてが洗練されていて、一回の訪問だけではその魅力を味わい尽くせません。次回は秋のネタを楽しみに、再びこのカウンターに座りたいと心から思いました。 【まとめ】 恵比寿という立地ながら、まるで隠れ家のように静かで上質な空間の中で、職人の技と想いが込められた料理の数々を楽しめる「鮨 藤」。料理はどれも丁寧で繊細、一貫ごとに表情があり、心に残る時間を過ごせました。日本酒との相性も楽しめる構成で、お酒好きにとっても満足度は高いはず。 このレビューを見ている皆さんにも、是非とも訪れてもらいたいお店です。 ご馳走様でした!!!
あさんてあさんて
【2023年8月】 食べたいジャンルは数あれど、やはり鮨は一番の好み。 この日は恵比寿にて鮨をということで伺う前からワクワクしていました。 こちらは2022年11月オープンのお店であり、恵比寿駅から徒歩5分くらいの少し静かなエリアにありました。 行灯を左右に携えた重厚な扉を開くと店内は黒基調の凛とした内装。 ジャズが静かに流れ、席間もゆったりと取られていました。 大将はオーナーでもある斎藤氏。 話をしていても終始気遣いが溢れる方なのですが、その気遣いや繊細さがきめ細かい料理としてにじみ出ていました。 特に面白いと思ったのは「白烏賊」や「トロ」「イワシ」などのミルフィーユのような握りであり、重層的な食感が印象的でした。 店内は8席のカウンターと6名の個室が1つ。 まだ他のお客さんがいらっしゃなかったので個室も見せてもらったのですが、こちらもゆったりとした贅沢な空間でした。 この日、私達はカウンターに居を得ました。 鮨はカウンターで頂くのが楽しいです。 お願いしたのは「おまかせコース」。 鮨以外にも繊細な料理が多く含まれており、鮨と共に和食も楽しめる内容でした。 ■旬の食材を使ったおまかせコース 19,800円 【肴】蒸しアワビ、肝ソース+一口ライス 【握り】太刀魚 炭焼き 手巻き 【肴】シマアジ、鯨 【肴】ハモ、とうもころしの天婦羅 【肴】シラスの茶碗蒸し 【握り】白烏賊 【握り】時鮭 【肴】甘鯛の西京焼き 【肴】毛ガニ、カニ酢のジェル 【握り】トロ 【握り】小肌 【握り】石垣貝 【握り】ウニの軍艦巻き 【握り】イワシ 【肴】甘鯛の松笠焼き 【握り】ノドグロ 炭焼き 【肴】生いくら 【握り】穴子 塩 【握り】穴子 タレ 【握り】かんぴょう巻き 【握り】玉 【肴】味噌汁 ■飲んだモノ ・生ビール x4 ・羽根屋 ひやおろし ・磯自慢 純米吟醸 ---- なにはともあれ「生ビール」で乾杯。 良く冷やされたグラスにキレイな泡で登場したビールは天使の泡が残る入れ具合。 丁寧な入れ方に嬉しくなります。 料理の一皿目として「蒸しアワビ」が登場。 大きめに切られたアワビを肝ソースで頂くと、まぁ旨いに決まっています。(笑 肝ソースもしっかり頂きたいと思っていたら、一口ライスとスプーンも登場。 最初からリゾット風のアワビという贅沢なスタートでした。 カウンター内で焼かれていた「太刀魚」は目の前で備長炭を押し当てることで、食欲を掻き立てる匂いが溢れます。 風味が強くなった「太刀魚」をネギなども織り交ぜて手巻きに。 炭火によりパリッとした皮も含めて五感で楽しめる手巻きでした。 藁で炙ってから漬けにしたという「シマアジ」と玉葱麹を添えた「鯨」も登場。 「シマアジ」は甘さが出てくる漬け具合、「鯨」は獣肉のユッケかと思えるような味わい、どちらもねっとりとした食感にうっとりです。 最初から飛ばすなぁと喜んでいたのですが、ふわっふわに揚げた「ハモ」と「とうもころし」も続き、「シラスの茶碗蒸し」は生姜の風味と出汁のバランスが秀逸。 勢いが止まらずに握りに入りました。 「白烏賊」はまるでしゅうまいでも作るかのように丁寧に身を削いでいたのですが、それが握りとして登場。 烏賊特有のねっとり感マシマシとなり、塩味と共に楽しみます。 色あいもルックスも美しい「時鮭」の握りは皮を炙ってから漬けにしていることから、味わいが濃厚に。 脂ののりも申し分ないです。 「甘鯛の西京焼き」を鬼おろしで頂いた頃に、日本酒に移行。 斎藤氏がオススメだった「羽根屋」の「ひやおろし」を頂きました。 まだ暑い中ではあるものの「ひやおろし」で秋の訪れを感じます。 しっかりとした味の日本酒はこちらの料理にも良く合っていました。 「毛ガニ」は「カニ酢のジェル」や胡瓜と一緒に頂きます。 ジェルの酸味の作り方がさすがで、まろやかながら、酸の利かせ方も良し。 箸休めとも言える爽やかな一品でした。 ここからは「トロ」「小肌」「石垣貝」「バフンウニ」「鰯」と握りが続きます。 「やま幸」さんの「トロ」は身がきめ細かく、ミルフィーユ風の握りで脂をしっかりと味わいます。 「石垣貝」は直前まで動いていたくらいに新鮮なモノが登場。 厚めでもあり、食べ応えのある握りでした。 「バフンウニ」はパリッとした海苔で軍艦巻きに。 滑らかさと濃厚さを兼ね備えたウニ、これも旨いです。 このあたりでさらに日本酒を。 再びオススメ頂いた「磯自慢」の透明感のある味わいはやはりそれからの料理にも良く合いました。 新鮮な「鰯」はこちらもミルフィーユ握り。 青魚特有の風味と生姜、ネギをバランスさせ、脂の旨さを引き出します。 「鰯」って旨いなぁ。 誰が弱いと思ったのかと思うくらい。 「甘鯛の松笠焼き」は美しく立たせた皮をパリパリ楽しみます。 「のどぐろ」は再び備長炭で焼くことで「のどぐろ」の皮の食感を増し風味も強めていました。 皮、身、シャリの食感の違いが面白いです。 「生いくら」はプチプチの大きな粒から溢れる濃厚さが、まるでTKGを食べているよう。 大好きな「穴子」は「塩」で登場し、珍しいなと感じていたら、次に「タレ」も登場です。 この2段「穴子」も嬉しいサプライズでした。 巻物は「かんぴょう巻き」なのですが、ワサビが入っているのが特徴。 この組み合わせ、私は初めてだったのですが、これも単純に合わせているのではなく、バランスが肝なのだと感じました。 最後に「玉」「味噌汁」「あがり」を頂いてフィニッシュ。 握りのシャリは小さめだったのですが、これだけの品数が出てくるとすっかり満腹に。 「握り」だけでなく、きめの細かい「肴」の数々もこちらの特徴でした。 横断して感じたのは食感へのこだわり。 それこそ色んな技を用いて、ねっとりだったり、パリッとだったりを演出されていました。 そんな演出もフルに楽しめるカウンターはやはり一等席でした。 また行きたいです。 ごちそうさま。
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“日輪刀”で捌かれるネタ、確かな技術により提供される寿司と一品料理は、恵比寿の寿司屋さんに新たな有名店誕生の予感を感じさせます。 この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。 予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。 コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。 コースの内容は以下の通りです。 蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。 太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。 サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。 クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。 茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。 スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。 甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。 目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。 白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。 タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。 生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。 あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。 なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。 トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。 小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。 平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。 ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。 鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。 のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。 赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。 穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。 ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。 干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。 玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。 この日は恵比寿で寿司を食べに2022年11月オープンの「恵比寿 鮨 藤」に訪問してきました。店名の由来は大将の齋藤聡氏の「藤」、そして以前のお店で一緒に修行されていた加藤氏の「藤」に由来するようです。 さらに「優しさ」や「歓迎」を意味する藤の花言葉も店名に込められた意味であるとのことです。鬼滅の刃でも話題になった藤の花、こちらで使われている包丁は“日輪刀”というわけですね。 予約の時間にお店に到着。店内に入り名前を伝えると、カウンター奥に通していただきました。カウンターは8席、他に6席の個室があります。 コースは19,800円の「おかませコース」1本、ギリギリ1万円台の価格設定は昨今の飲食店の価格高騰の流れからは、かなり抑えた価格だと思います。 コースの内容は以下の通りです。 蒸し鮑・・・柔らかな鮑を肝のソースをたっぷりつけていただき、残った肝ソースにシャリを入れてリゾット風にいただきます。 太刀魚・・・備長炭で皮目に火入れ、太刀魚の美味しさに香りのドーピング。太刀魚は常に美味しいですね。 サクラマス・・・北海道礼文島でとれた脂の乗ったサクラマスの皮目を炙ってから漬けにしたもの、辛子と山葵でいただきます。 クジラ・・・玉ねぎ麹でいただきます。特に良いものが入ったときしか仕入れないとのことで、確かに鮮度と質の良さを感じるクジラの刺身でした。 茶碗蒸し・・・フカヒレ餡かけがかかった茶碗蒸しで、下にゴハンが入っていて混ぜていただく一品。変わった趣向の茶碗蒸しですが、これ有りですね。 スミイカ・・・表面の食感と歯の通り、甘みある美味しさががとても良いイカ。 甘鯛・・・昆布締めにい、旨みが増幅されたアマダイ。 目光の一夜干し・・・太い骨を抜いて食べやすくしてくれています。こちらでは一品料理が充実していて、握り以外も楽しめます。 白魚の天ぷら・・・大葉で巻いた柔らかふんわりシラウオ。サックリ食感の先に柔らかなシラウオの美味しさ。 タラの芽の天ぷら・・・独特の苦味が実に美味しく、ホクホクとした食感の天ぷらです。 生わかめ・・・三陸の生わかめをシンプルに湯掻いたものをポン酢でいただきます。。焦げ茶色のワカメが湯掻くと深緑色に。これが見た目とかけ離れた美味さ! ワカメを美味しいと感じたのは初めてかも。 あん肝・・・6時間かけて血抜きし、臭みも雑味もまったくないあん肝。上にかけられた山椒が絶妙に合います。これ、絶品です。永遠に食べ続いえていただい美味しさ。 なまこ・・・コリコリ食感のなまこの酢の物。 トロ・・・高級寿司屋さん御用達の「やま幸」のトロ、食感を楽しめるよう3枚のトロをシャリに乗せ、完全にシャリを覆い隠すたまらない一貫。 脂のりが良く、トロける食感が口いっぱいに広がる実に美味いトロです。 小鰭・・・酢と塩でしめて旨みを引き出されたコハダ。技術の高さが良く分かるリトマス試験紙のようなネタですね。 平貝・・・軽く炙ったタイラガイ、ギュッとした食感と鼻から抜ける香りが最高です。 ウニ・・・統一された輝く美しさのバフンウニ、見た目の美しさ通り実に美味しいウニです。 鰯・・・トロと同様に食感を良くするために3枚にしたイワシ、この食べ方はあまり経験がないですが、口の中にネタの香りが広がりやすく美味しくいただけます。 のどぐろ・・・こちらも皮目を備長炭で焼き、香り良く、皮と身の間の脂がとけた極上の一貫。のどぐろはどう調理しても美味しいけど、この食べ方が1番かもですね。 赤身・・・マグロの質の良さが一目で分かる美しさ。赤い宝石です。 穴子・・・ふんわり蒸しアナゴは寿司コースの終盤の訪れを告げるネタ。美味いけど寂しさを感じてしまう一貫です。 ボタン海老・・・大きいので半分に切って、ボタンエビの頭を焼いてから味噌を取り出して身に乗せていただきます。甘みと旨みが強い素晴らしい美味しさ。 干瓢巻き・・・一口で今まで食べてきたものとの違いに気付く、山葵をしっかり入れたかんぴょう巻き。サビ入り、美味いですねー。 玉子焼き・・・芝海老のすり身と山芋を練り込んだふんわり食感の玉。寿司のコースの最後のお楽しみですね。しっかり自家製で手間暇かけて焼かれた美味しい玉子焼きです。 全体として寿司はもちろん、一品料理も手が込んでいて実に質が高いと感じました。齋藤大将をはじめとしてスタッフ全員がキビキビと動き、申し分ないサービス。 カウンターは満席で港区女子比率が低め、常連多め、なのがたまに聞こえてくる会話で感じられました。オープンして1年ちょっとですが、ちゃんと味が分かる客に愛されているのが分かります。 恵比寿は鉄板の有名寿司屋さんが少ないので、「恵比寿 鮨 藤」はその枠に入り込む可能性を非常に感じるお店でした。 恵比寿で安心して訪問できるオススメ寿司屋さんです。
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恵比寿で出会う、心を打つ本格江戸前鮨恵比寿で出会う!!!一貫ごとに余韻が残る、至高のカウンター体験!!! 【ここが魅力】 ★鮨とつまみの緩急ある流れが心地よく、一貫一貫に心が動かされる ★恵比寿とは思えぬ静かな雰囲気と、落ち着いたカウンターでの上質な時間 ★日本酒のセレクトと提供温度の管理まで丁寧、鮨との相性を深く楽しめる 【お店の説明】 恵比寿駅から少し歩いた場所に佇む「鮨 藤」は、都会の喧騒を忘れさせるような穏やかな空間の中で、職人技が光る鮨と和のつまみを楽しめるお店です。店主の繊細な包丁さばき、ネタの扱い、そしてシャリの温度や酢加減まで妥協なく仕上げられた鮨は、目にも舌にも美しく、どれも記憶に残る一貫ばかり。コースはつまみと握りが交互に登場し、心地よいテンポで展開される構成が印象的。旬の素材を活かした仕入れと、それに合わせた日本酒の提案も絶妙で、鮨好きにはたまらない時間を味わえます。 【食べログ】 3.58 2025年6月時点 【食べログ百名点、食べログアワード受賞歴】 なし 2025年6月時点 【営業時間】 月・火・水・木・金・土 17:30 - 22:30 【定休日】 日曜日・祝日 【席数】 カウンター8席 個室1部屋 【立地】 JR恵比寿駅より徒歩6〜7分、 駒沢通り沿いの裏手に位置し、周辺は静かな住宅街 【予算】 おまかせ約22,000円〜 【雰囲気】 間接照明の柔らかな光に包まれた白木のL字カウンターが印象的。店内は落ち着いていて、客層も落ち着いた大人が中心。静かに鮨を味わいたい方には理想的な空間。 【サービス】 店主の方は寡黙ながらも真摯で丁寧。 スタッフの方も所作が美しく、タイミング良く提供される料理やドリンクの温度管理にも気遣いが感じられる。おしぼりや茶の差し替えも自然で、気配りが徹底されている。 【料理について】 ●秋田県 じゅんさい つるんとした食感が心地よく、清涼感のある一皿。季節のはじまりを感じさせてくれる前菜。舌の温度でじんわり広がる旨みが、食欲を自然と引き出す。最高のスタートです。 ●蒸し鮑 肝ソース 柔らかく蒸された鮑はしっとりとした質感で、肝ソースがその旨みをさらに引き立てる。食べ終わったあと、シャリを加えてリゾット仕立てに。海の恵みが詰まった、記憶に残る一皿。 ●白甘鯛のお刺身(5日熟成) ねっとりとした身質に熟成の旨みが凝縮。あえて刺身で供されることで、ネタ本来の魅力が引き立つ。山葵と醤油のバランスが絶妙。 ●太刀魚の手巻き 炭火で炙った太刀魚は香ばしさと旨みが一体化。寝かせることで味に奥行きが出ており、シャリ・海苔・青葱・わさびが見事に調和。 ●にたり鯨のお刺身 ごま油、玉ねぎ麹、塩の構成。驚くほど柔らかく、臭みも一切なく上品。優しい味付けが鯨の滋味を引き出していて、新鮮な感動がある。 ●春子鯛 昆布締めの握り 昆布の香りと締め加減が絶妙で、白身特有の甘みが際立つ一貫。シャリとの馴染みも良く、仕事の丁寧さが伝わる。 ●鯵の握り 鮮度抜群で脂のりが良く、口に入れると爽やかな旨みがふわっと広がる。シャリとの温度感の一体感が心地良い。 ●しらすの茶碗蒸し 上品な出汁にしらすの塩味が溶け込み、優しい味わい。中に生姜と隠れたシャリがアクセントになり、食感の妙も楽しめる。 ●自家製メヒカリの一夜干し あえて開きにせずふっくらと焼き上げることで、ジューシーさと香ばしさが際立つ。皮目の旨みと身のやわらかさの対比が秀逸。 ●余市のあん肝の煮付け 夏でも脂のりがしっかりしており、煮付けの甘辛さと山椒の爽やかさが抜群の相性。ねっとりとした舌触りに、お酒が欲しくなる。 ●甘鯛の松笠揚げ パリパリの皮とふわふわの身。少し寝かせた甘鯛が揚げることでより旨みを増し、温かいうちに口に入れた瞬間、幸福感が広がる。 ●もずく酢 生姜 口直しにぴったりな一品。爽やかな酢と生姜の香りがリセットしてくれて、次の握りがさらに楽しみになる。 ●本鮪大トロの握り(三枚重ね) 贅沢に三枚重ねられた大トロは、脂の甘みと旨みのボリュームが圧巻。シャリの酸味とぴったり合い、まさに至福。 ●小肌の握り(3日熟成) 丁寧な締め加減で、酢と塩のバランスが抜群。しっかり旨みがありながら、余韻は軽やか。 ●平貝の握り サクッとした歯応えのあとに、貝の甘みと炭火の香りがふわっと広がる。焼きの一手間が絶妙。 ●礼文島のバフンウニ軍艦 口に入れた瞬間とろける濃厚な甘み。海苔とシャリのバランスも抜群で、磯の香りが余韻として残る。 ●北海道トキシラズの握り 脂の乗った時鮭を炙ることで香ばしさをプラス。和芥子が全体を引き締めるアクセントになっていて印象的。 ●にしん酢締めの握り 脂がのったにしんに優しい酢締め。口の中で脂と酢の旨みがじんわりと広がる。 ●縞海老の握り プリッとした食感と濃厚な甘み。中の海老味噌が加わることで深いコクを感じる一貫。 ●対馬産穴子の握り ふわっとやわらかく蒸された穴子に、上品なツメと柚子の香りが絶妙。余韻まで心地よい。 ●干瓢巻き(細巻き) きちんと煮込まれた干瓢は甘さ控えめで上品。細巻きながらしっかり満足感がある。 追加 ●本鮪赤身漬けの握り 香り高い柚子と漬けの旨みがベストバランス。余計な装飾のない潔い構成が良い。 追加 ●鰯のたたきの握り 脂のりのある鰯をたたくことで口当たりが滑らかに。浅葱の香りが爽やかにまとめてくれる。 追加 ●北海道産ホッキ貝炙りの握り シャクッとした食感と甘みが際立ち、炙りの香ばしさが加わることで香りと旨みの層が深まる。 ●芝海老のすり身の卵焼き 甘みのあるやさしい味。芝海老の旨みがほんのり感じられ、食後にも優しい印象を残す。 ●自家製杏仁豆腐 とろけるような舌触りとミルキーな風味で、コースの締めにぴったり。余韻まで整えてくれるデザート。 【今日のイチオシ】 この日、特に感動したのは中トロの握り。脂の入り方、舌触り、シャリとの温度差、どれもが絶妙で、まさに鮨の醍醐味を感じられた一貫でした。 【ドリンクについて】 ドリンクメニューは、 日本酒を中心に、ビール、ワイン、焼酎も揃っています。特に日本酒は十四代や而今などの銘柄をはじめ、季節限定酒や珍しい地酒も用意されていて、料理に合わせた提案も積極的にしてくれます。冷酒、常温、燗の温度管理もしっかりされており、ペアリングで食の満足感が格段に上がります。価格帯は1合1,500円〜2,000円前後が中心。 【再訪】 鮨 藤は、何度でも訪れたくなるお店です。鮨そのものの完成度はもちろん、料理の流れ、店主の所作、空間すべてが洗練されていて、一回の訪問だけではその魅力を味わい尽くせません。次回は秋のネタを楽しみに、再びこのカウンターに座りたいと心から思いました。 【まとめ】 恵比寿という立地ながら、まるで隠れ家のように静かで上質な空間の中で、職人の技と想いが込められた料理の数々を楽しめる「鮨 藤」。料理はどれも丁寧で繊細、一貫ごとに表情があり、心に残る時間を過ごせました。日本酒との相性も楽しめる構成で、お酒好きにとっても満足度は高いはず。 このレビューを見ている皆さんにも、是非とも訪れてもらいたいお店です。 ご馳走様でした!!!
すぎなお

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【2023年8月】 食べたいジャンルは数あれど、やはり鮨は一番の好み。 この日は恵比寿にて鮨をということで伺う前からワクワクしていました。 こちらは2022年11月オープンのお店であり、恵比寿駅から徒歩5分くらいの少し静かなエリアにありました。 行灯を左右に携えた重厚な扉を開くと店内は黒基調の凛とした内装。 ジャズが静かに流れ、席間もゆったりと取られていました。 大将はオーナーでもある斎藤氏。 話をしていても終始気遣いが溢れる方なのですが、その気遣いや繊細さがきめ細かい料理としてにじみ出ていました。 特に面白いと思ったのは「白烏賊」や「トロ」「イワシ」などのミルフィーユのような握りであり、重層的な食感が印象的でした。 店内は8席のカウンターと6名の個室が1つ。 まだ他のお客さんがいらっしゃなかったので個室も見せてもらったのですが、こちらもゆったりとした贅沢な空間でした。 この日、私達はカウンターに居を得ました。 鮨はカウンターで頂くのが楽しいです。 お願いしたのは「おまかせコース」。 鮨以外にも繊細な料理が多く含まれており、鮨と共に和食も楽しめる内容でした。 ■旬の食材を使ったおまかせコース 19,800円 【肴】蒸しアワビ、肝ソース+一口ライス 【握り】太刀魚 炭焼き 手巻き 【肴】シマアジ、鯨 【肴】ハモ、とうもころしの天婦羅 【肴】シラスの茶碗蒸し 【握り】白烏賊 【握り】時鮭 【肴】甘鯛の西京焼き 【肴】毛ガニ、カニ酢のジェル 【握り】トロ 【握り】小肌 【握り】石垣貝 【握り】ウニの軍艦巻き 【握り】イワシ 【肴】甘鯛の松笠焼き 【握り】ノドグロ 炭焼き 【肴】生いくら 【握り】穴子 塩 【握り】穴子 タレ 【握り】かんぴょう巻き 【握り】玉 【肴】味噌汁 ■飲んだモノ ・生ビール x4 ・羽根屋 ひやおろし ・磯自慢 純米吟醸 ---- なにはともあれ「生ビール」で乾杯。 良く冷やされたグラスにキレイな泡で登場したビールは天使の泡が残る入れ具合。 丁寧な入れ方に嬉しくなります。 料理の一皿目として「蒸しアワビ」が登場。 大きめに切られたアワビを肝ソースで頂くと、まぁ旨いに決まっています。(笑 肝ソースもしっかり頂きたいと思っていたら、一口ライスとスプーンも登場。 最初からリゾット風のアワビという贅沢なスタートでした。 カウンター内で焼かれていた「太刀魚」は目の前で備長炭を押し当てることで、食欲を掻き立てる匂いが溢れます。 風味が強くなった「太刀魚」をネギなども織り交ぜて手巻きに。 炭火によりパリッとした皮も含めて五感で楽しめる手巻きでした。 藁で炙ってから漬けにしたという「シマアジ」と玉葱麹を添えた「鯨」も登場。 「シマアジ」は甘さが出てくる漬け具合、「鯨」は獣肉のユッケかと思えるような味わい、どちらもねっとりとした食感にうっとりです。 最初から飛ばすなぁと喜んでいたのですが、ふわっふわに揚げた「ハモ」と「とうもころし」も続き、「シラスの茶碗蒸し」は生姜の風味と出汁のバランスが秀逸。 勢いが止まらずに握りに入りました。 「白烏賊」はまるでしゅうまいでも作るかのように丁寧に身を削いでいたのですが、それが握りとして登場。 烏賊特有のねっとり感マシマシとなり、塩味と共に楽しみます。 色あいもルックスも美しい「時鮭」の握りは皮を炙ってから漬けにしていることから、味わいが濃厚に。 脂ののりも申し分ないです。 「甘鯛の西京焼き」を鬼おろしで頂いた頃に、日本酒に移行。 斎藤氏がオススメだった「羽根屋」の「ひやおろし」を頂きました。 まだ暑い中ではあるものの「ひやおろし」で秋の訪れを感じます。 しっかりとした味の日本酒はこちらの料理にも良く合っていました。 「毛ガニ」は「カニ酢のジェル」や胡瓜と一緒に頂きます。 ジェルの酸味の作り方がさすがで、まろやかながら、酸の利かせ方も良し。 箸休めとも言える爽やかな一品でした。 ここからは「トロ」「小肌」「石垣貝」「バフンウニ」「鰯」と握りが続きます。 「やま幸」さんの「トロ」は身がきめ細かく、ミルフィーユ風の握りで脂をしっかりと味わいます。 「石垣貝」は直前まで動いていたくらいに新鮮なモノが登場。 厚めでもあり、食べ応えのある握りでした。 「バフンウニ」はパリッとした海苔で軍艦巻きに。 滑らかさと濃厚さを兼ね備えたウニ、これも旨いです。 このあたりでさらに日本酒を。 再びオススメ頂いた「磯自慢」の透明感のある味わいはやはりそれからの料理にも良く合いました。 新鮮な「鰯」はこちらもミルフィーユ握り。 青魚特有の風味と生姜、ネギをバランスさせ、脂の旨さを引き出します。 「鰯」って旨いなぁ。 誰が弱いと思ったのかと思うくらい。 「甘鯛の松笠焼き」は美しく立たせた皮をパリパリ楽しみます。 「のどぐろ」は再び備長炭で焼くことで「のどぐろ」の皮の食感を増し風味も強めていました。 皮、身、シャリの食感の違いが面白いです。 「生いくら」はプチプチの大きな粒から溢れる濃厚さが、まるでTKGを食べているよう。 大好きな「穴子」は「塩」で登場し、珍しいなと感じていたら、次に「タレ」も登場です。 この2段「穴子」も嬉しいサプライズでした。 巻物は「かんぴょう巻き」なのですが、ワサビが入っているのが特徴。 この組み合わせ、私は初めてだったのですが、これも単純に合わせているのではなく、バランスが肝なのだと感じました。 最後に「玉」「味噌汁」「あがり」を頂いてフィニッシュ。 握りのシャリは小さめだったのですが、これだけの品数が出てくるとすっかり満腹に。 「握り」だけでなく、きめの細かい「肴」の数々もこちらの特徴でした。 横断して感じたのは食感へのこだわり。 それこそ色んな技を用いて、ねっとりだったり、パリッとだったりを演出されていました。 そんな演出もフルに楽しめるカウンターはやはり一等席でした。 また行きたいです。 ごちそうさま。
あさんて

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