Kohi Monogatari [The Story of Coffee]

北千住にあるレトロな喫茶店。 付近のサロンの予約時間まで小一時間ほどあったので、ふらっと入ってみました。

店内は意外と奥行きがあって、長めのカウンターの背後にはずらりと食器が並んでいます。 昔ながらの喫茶店らしく、常連客の談笑とジャズの音楽、アンティーク家具がひととき昭和にタイムスリップさせてくれます。

お昼時だったのでそこそこ混んでいましたが、カウンターはひとりしか座っておらず、テーブル席はまばらに空きがある状態でした。

オーダーしたランチセットは ・卵とチーズのオープンサンド ブラックペッパー風味 ・やさいサラダ ・マイルドブレンド 3点セットと珈琲で1040円です。 しかし最近カフェインの摂りすぎで体調がいまいちだったので、プラス料金で紅茶にしました（紅茶もカフェインは入っていますが、コーヒーほど反応しないので）

せっかくなので変わり種の紅茶が飲みたいと思い、目についたロシアンティー（アイス）を注文。 オーダーを取ってくれた女性にアイスだとジャムが溶けないと思いますけど…と言われましたが、10月とは思えないほど暑かったので了承して持ってきてもらいました。

出てきた紅茶はなるほど、普通のアイスティーと小皿のジャム。うん、溶けないよね！ でも結果的にオープンサンドの耳の部分に残ったジャムをつけて味変できたので、美味しくいただきました。

珈琲物語、という名前のお店ですし、本当はコーヒーを頼みたかったのですがカフェイン断ち期間なので仕方ない。 デカフェがあればいいのになと思いました。 世の中には完全にカフェインがダメな人だけでなく、珈琲の味が好きで普段は普通に飲んでいても、調子にのって飲む頻度が増えると動悸がしたり不眠になったり…で、しばらくカフェインを断って体調が良くなってきたらまた少し飲んで、と調整している人もいる…。

そんなことを考えながら溶けないジャムを無理やり紅茶と一緒に飲みこみ、お会計をして外に出ました。

カウンターにいたご夫婦、特におじさん（マスター？）はニコニコして感じがよかったですが、私がカウンター席を逡巡したからか、注意を無視してロシアンティーのアイスを頼んだからか（でもメニュー表には書いてあるので…）、女性の店員さんはついに一度も笑顔を見せなかったのが気になりました。 近所に住んでいたら、私の顔を見るだけで笑顔にさせるほど通ってやるのに！

まぁそういう日もあります。 胡椒のきいたサクふわのチーズトーストは美味しかったので、次は体調の良い日にコーヒーを頼んで私の珈琲物語を更新したいです。