Shunjukusei wagyu and oden — Restaurant in Tokyo

乾いた空気が澄んだ青を映す、11月上旬の土曜日。秋晴れの陽光が木々の葉にさざめき、風は優しく、頬に触れるたびに季節の境を教える。 遠くから漂う笑い声も、静かに響く葉擦れの音も、どこか柔らかな響きを帯びている。 忙しさに追われる日常の一歩外で、時がほんの少しだけ緩やかに流れる。過ぎゆく秋の気配が、風に溶け込み、見上げた空の深さとともに胸に染み入るようだった。

その日、私は六本木界隈にいた。 麻布十番駅の7番出口を出て、六本木方面に環状三号線を歩くこと3分。 重厚なレンガ壁に包まれ、木々の緑が影を落とす、何とも洒落た雰囲気のお店が現れる。

店内は1階がカウンター席のみで4席ほど。 2階に上がると古民家風の空間が広がり、テーブル席が20席ほど用意されていた。 木の温もりとレンガ壁の重厚感が、時を忘れさせる静寂を醸し出す。窓辺に差し込む柔らかな光が、席ごとに優しい影を落とす。

本日は以下のメニューをいただいた。

◇有機野菜のグリーンサラダ 鮮やかな赤や黄、瑞々しい緑の葉野菜が織りなす一皿は、まるで秋の彩りを閉じ込めた絵画のよう。そこにふんわりと絡むのは、にんじんドレッシングの優しい甘さ。にんじん特有のほんのりとした甘みとまろやかさが、野菜本来の味わいを引き立てるだけでなく、全体に豊かな風味の層を加えている。自然がもたらす贅沢を存分に堪能できる一品。

◇極上牛赤身肉のタルタル 14日間熟成したランプの赤身肉の魅力が凝縮された一皿。 まず、肉の旨みが一層深まるよう出汁醤油でシンプルに味付けされており、上品で奥行きのある味わいに仕上がっている。そこに卵黄を絡めると、濃厚さが加わり、口の中でまろやかに溶けていく。 バゲットに乗せて楽しめば、香ばしいパンの歯応えがタルタルの滑らかさと対比を成し、さらに食感と味わいに豊かさが加わる。素材の持つ力強さと調和の妙が、ひと口ごとに心を満たしてくれる。

◇熟成牛タンバーグ 14日間熟成させた牛タンを惜しげもなく100％使用した「たんバーグ」は、肉好きの期待を裏切らない逸品。 つなぎを一切加えない潔さが、牛タン本来の濃厚な旨みと繊細な香りを引き立てる。ひと口噛むと、しっかりとしたゴロゴロとした食感が舌に心地よく、肉が持つ力強さをダイレクトに感じさせる。 そこに絡むラグーソースが、奥深い甘みと酸味でハンバーグのコクを包み込み、味の層を豊かに広げてくれる。熟成の妙が生んだ滋味を存分に楽しめる、大人のための贅沢な一皿。

◇熟成豚グリル 30日間熟成させた豚のロースは、まさに香り立つ逸品。ひと口頬張れば、脂身が舌の上でとろりと溶け、驚くほどの甘みが広がる。 シンプルな塩と胡椒、ナッツやクミン、コリアンダーを効かせたデュカ、そしてわさびという4種類の味付けが、豚肉の濃厚な旨みをそれぞれ異なる角度で引き立て、食べ飽きることがない。 付け合わせのキャベツにはレモンクミンが爽やかに香り、後味をリセットして次の一口へと誘う。熟成の奥行きと絶妙なアクセントのハーモニーが奏でる至福の味わい。

◇熟成牛すじのボロネーゼ 牛すじの繊細で深い旨味が、長時間煮込まれることで一層引き立ち、まろやかな肉のエッセンスがソースに溶け込む。口に運ぶごとに、肉の脂と野菜の甘みが豊かに絡み合い、トマトの酸味がその重層感を引き締める。 ただのボロネーゼではなく、時間と手間を惜しまずに作られたのを感じる。パスタに絡むそのソースには粉チーズのコクが絶妙なアクセントを加えており、完成されたバランスを誇る。

◇とろけるチーズケーキ 上のレアチーズは爽やかな酸味と滑らかさが口に広がり、下のベイクドチーズケーキは濃厚でありながらも決して重くない。表面の焦げ目が香ばしく、ほんのりカラメルのような甘さを添えて、全体に深みを加える。 バーナーで軽く炙られたことで、チーズの風味が一層引き立ち、口の中でとろける。。これは癖になるスイーツ。

◇季節のフルーツと自家製アイス その日は抹茶アイスであった。 ほんのりとした苦味とともに甘さが絶妙に調和する。コーンフレークの軽やかな食感がアクセントとなり、レーズンの自然な甘みがほのかに加わることで、全体にリズムが生まれる。アイスのまろやかさと、コーンフレークのサクサク感、レーズンのジューシーな甘みがひと口ごとに変化し、〆のデザートとして完璧。

熟成肉の深い旨味が口の中で広がるたび、至福のひとときを感じた。噛むごとに溶けるような食感と、肉本来の力強い風味が絡み合い、満足感は次第に胸の奥まで押し寄せる。 お腹は満たされ、心も満たされて、店を後にするとき、思わず軽く背伸びをしたくなるほど、幸福に包まれて...

2018年04月22日 【発酵熟成肉×酵素=身体美ランチコース】 言わずもがなな人気店。土日祝のみランチ営業。

「アップグレードステーキランチ」3,500円 通常は2,800円のステーキランチだが、EPARKグルメ予約オリジナルで前菜と肉をアップグレード。 以下がコース内容 ・本日の有機野菜スープ ・前菜 ・旬熟成オリジナルパワーサラダ 自家製酵素ドレッシング ・ステーキ(熟成牛・熟成豚各100g) ・ライス or フォカッチャ ・デザート(3種類から1つ選択) ・コーヒー or 紅茶 or カモミールティー

前菜は熟成肉入り生春巻。中にクリームチーズが入っている等ちょっとした驚きがあり、そのままでも美味しいが、別皿の柚子ソースをつけても美味。 有機野菜スープは野菜どっさりで濃厚な旨味。

旬熟成オリジナルパワーサラダは大皿にこれまた新鮮な有機野菜がどっさり。 いちご等のフルーツやスーパーフードもふんだんに入っていて、色々な食感と味が楽しめる。 自家製酵素ドレッシングは、ビーツ・塩昆布・だいこんの3種類。 素材の味が活きていて見た目も鮮やか。

メインの熟成肉ステーキは、赤城牛のしんたま40日熟成と、群馬県産愛豚もも30日熟成の2種類。 特製だし醤油か塩で頂くが、3種類の酵素ドレッシングもお薦めとのこと。 なお、本来はわさび付だが、わさび不要でオーダーしている。 熟成しんたまは、充分に食べごたえのある厚みながらしっとりしたやわらかさ。 熟成豚ももも極厚だが適度に柔らかく、引き締まった食感。 どちらも他の熟成肉店とは段違いの凝縮した旨味が堪能できる。 なお、色々と味付けの選択肢を試したが、結局は塩がイチバンだった。

デザートはロールケーキをチョイス。 ケーキ生地はとてもしっとりして美味いうえに、クリーム部分にはナッツ類が入っていて、食感や味のバリエーションも豊か。 爽やかな酸味のパッションフルーツソースも良好。

次の料理とのインターバルがほぼ無く、1時間ちょいでテンポよく楽しめた。

2018年05月03日 前回から2週間も経たないが、4/28～5/9の期間限定「GW特別ランチコース」3,500円目的で再訪。以下がコース内容。 ・スパークリングワインまたはソフトドリンク ・旬熟成オリジナルパワーサラダ 自家製酵素ドレッシング ・本日の有機野菜のスープ ・熟成牛100%自家製ハンバーグ ・熟成牛と熟成豚の炭火焼 ・ライス or 自家製フォカッチャ ・デザート2種盛り合わせ ・コーヒー or 紅茶 or カモミールティー 前回の「アップグレードステーキランチ」3,500円との主な違いは、前菜がハンバーグとなったのと、デザートが3種類から選択から2種盛り合わせ1択の2点。

最初に供される旬熟成オリジナルパワーサラダは、大皿に新鮮な有機野菜がどっさり。...

Went here on a Tuesday evening with a group of colleagues from work. Everything, from the food, to the wine, to the wine glasses, goes to show the utmost dedication to great food and great service. We had a course menu, steak was cooked perfectly , the wasabi condiment unexpected but surprisingly tasty with the steak. The stars of the evening for me were the chicken livers served 和风 style and the fish tempura. In this crazy culinary world fixated on $ and fame, so nice to have this oasis of pure goodness and...