2025.6.20 「生國魂神社」 評価を付けるなどという行為は相応しくない、Osaka Metro谷町九丁目駅(近鉄奈良線大阪上本町駅)から、歩いて参拝できる由緒ある官弊大社です。 (Googleで官弊大社に少し触れます。) 官幣大社(かんぺいたいしゃ)とは、 日本の旧社格の一つで官幣社の中で最も格式の高いものです。 具体的には、 歴代の天皇や皇族を祀る神社または皇室が古くから崇敬してこられた神社が該当しました。例えば、出雲大社や宇佐神宮などが官幣大社として知られています。 現在の最高格は、京都の「上賀茂神社」だそうです。
生國魂神社も同じく官弊大社として、 「皇大神宮」という伊勢神宮(内宮)の御分霊をお祀りし八百萬神(やおよろずのかみ)の本宗として広大無辺の御神徳を授けられているとのことです。
40年ぐらい前、母親が生國魂神社の前にある「矢間(やざま)タバコ店(現在は自販機のみ)」併設の喫茶店で「雇われ店主」をしていました。 そして、 生國魂神社の(当時の)宮司様は、社務を終えて帰路に就かれるとき、喫茶店に顔を出され、わざわざ母親に、
「お母さん、そろそろ帰ります。」
と一言いただき、帰られていたとのことでした。 私も土曜日は午前学級でしたので、午後から一人、近鉄奈良線の額田駅から各駅停車に揺られ、大阪上本町にある母親の働く喫茶店で過ごしていました。 夏場は、生國魂神社の近くに森があり、一人でセミを取って遊んでおり、宮司様から「セミとり坊や」と名付けられてたそうです。
あるとき、はっきりと私は覚えていないのですが、宮司様が帰宅でもない時間に喫茶店に来られ、
「セミとり坊やがちょっと困ったところに入って、セミを採って遊んでいる」
と、ご来店されたようです。 慌てた矢間タバコのおばあさんと母親は急いで生國魂神社に向かうと・・・
小学校3年生の私は、整然と奥に白砂が整備された宮司様ですら神事以外御入殿されない「大御神殿」のなかに、勝手に入って(写真の大御神殿です。)木々で鳴いているセミを取り散らかし、あろうことか、セミをカゴに大量に詰め込み、グルグルと回して遊んでいたようです。
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母親は本当に腰を抜かし、地面にへたり込み、喫茶店オーナーのおばあさんは、呆然と立ち尽くされたとのことです。
母親はへたり込んだまま、「どうさせていただければよろしいでしょうか」と、(宮司様に)母子ともども警察に連れていかれることを覚悟したように宮司様にお訊ねしたそうです。 すると、宮司様は、「よく大御神殿内に入れたなぁと思って感心しました。」と言って「お母さん、坊やを怒ったら絶対にだめですよ。」と仰られ、私は宮司様に手を握られ、母親の元に帰りました。
このような経緯で、生國魂神社を存じて上げているということです。
40年の歳月を経て、 母親は79歳になり、昨年、脊柱管狭窄症の手術を受けても、杖がないと歩けない状態です。 訪問リハビリをお願いし、理学療法士の先生(女性)が週2回自宅に来てくれてリハビリを受けるようになりました。 結婚式の直前で、母親から(私が支払いを済ませ)花カゴと石切にある「シェ・アオタニ」でお祝いケーキと祝福カードを添えてお渡ししようとすると、 「本当に嬉しいです、ただ会社のルールもあって、利用者様からは受け取れないんです。」と、本当に申し訳なさそうにされているので、私が「カードの名前は母親からですが、代金の支払は私です。領収書も、間違いなく私です。ご迷惑でなければ一切遠慮しないでください。」と申し上げると、マスク越しですが目も満面の笑みで「それじゃぁ😚、遠慮なくいただきます!」と言ってくれました。
なんとなく、母親にリハビリしながら、色んなことを話してくれ、(先生の声が少々大きいので自然と聞こえてきます)「夫はとても優しい人で、晩御飯も私の帰宅前には作ってくれていて、お風呂も一緒に入ってるんです。」と、こちらが赤面してしまう内容を母親になんでも話されています。
そんな会話のなかで、一つ私も考える話がありました。 「いま31歳ですが無事に子供が授かれるか不安なんです。初産だし若くないし、毎週婦人科に通っているんです」と。
2025.4.24 私は突然死することもある特殊な不整脈を持っており、毎年、大阪けいさつ病院で心臓の検査を受けます。 検査結果を聴きに行く診察日でした。 幸い、顕著な異常はなく病院を後にして帰ろうかと思ったのですが、ふと、先生のこと(子授け)を思い出しました。 大阪けいさつ病院から生國魂神社までは成人の大人なら歩いて行ける距離です。私の足は、生國魂神社に自然と向かっていました。道は覚えていないのですが、感覚で歩き続け、40年ぶりに生國魂神社に到着しました。
昔の喫茶店はなく、矢間タバコ店の自動販売機だけで、チャイムも鳴らしましたが不在でした。
参拝すべく手と口を手水舎で清めた後、大御神殿へと静かに向かいました。 私は、本殿の前で、先ず、大御神殿内に入って、生き物(セミに限りません)を無用に殺すという天罰が下る行為を40年越しに心のなかで無心に謝罪しました。 そして、母親の健康長寿を願いました。 そして、理学療法士の先生の子授け安産を願いました。 社務所に立ち寄り、 巫女様に事情を話しましたら「水晶玉が付いているお守り」があり、その水晶に自分の成就したいことを願うということでしたので、一ついただき、先生に渡すことにしました。後日、自宅に来られた際「このお守りの水晶に願い事をされるとよいそうですよ」と先生の意思を確認して(何かご信仰があると失礼と思い)お渡ししました。 とても、喜んでいただけました。
2025.5.20 リハビリ当日でした。 先生から私のスマホに消えそうな声で、「体調が良くなく、お母さんのリハビリの日にちを変更してもらえないですか」とのことでした。私は「次の日でお願いします、お大事にされてください。」と伝えました。
2025.5.22 リハビリの先生は、火曜と木曜に施術に来られます。木曜は午後3時です。 私は午後2時30分に「夕飯に食べるもの買ってきます」と母親に伝え静かに自宅を出ました。 なぜか母親と先生だけにしたいという、感情が沸きました。
時間を見て家に帰宅すると母親が一言、 「先生、死産で、5.20に一人で婦人科に行って、治療30分で帰宅して、そのまま寝込んでたらしいよ」とのことでした。 その日はリハビリどころではなく、母親の前で、せっかく息子さん(私です)がくれた生國魂神社の水晶のお守りに願いを込めたら、本当にコウノトリがやってきてくれて「西田さんの息子さんのお陰やわ」と夫と感謝していたのに(自分の胎内で)命を育み続けることができずに哀しい想いをさせてしまった、と母親の前で泣き続けていたようです。母親は、「先生の代わりはいくらでもいる。自分の身体と胎内の命を安定期に入るまでは第一に考えなさい」と叱ったそうです。
その話を聞いて、私は再び生國魂神社に訪れようと思いました。
2025.5.26 この日は、生國魂神社にご参拝するためだけに出掛けました。 大御神殿の御神徳に、再度同じお願いをさせていただき、社務所の巫女様に事の経緯を話しますと、 「生國魂神社の境内には『鴫野神社』もあり女性の守護神が祀られております、ぜひご参拝されてください」と言われ、水晶のお守りはどうさせていただいたら良いかお訊ねしたら「水晶のなかに願いをこめて宿った命が、そこにあると思います、お母さん(先生)を守ってくれています。今度、無事に子授け安産が成就されましたら、お礼参りにお守りと一緒にご参拝ください」と言われました。 「鴫野神社のお守りもありますから願いをなされたら良いかと思います。」と、お言葉をいただき、今度は二ついただきました、一つは母親のお守りです。 ふと気づくと、私の後ろに何人か待っておられる方々がおり、皆様に謝りましたが、誰からも何も言われませんでした。私の話が終わるのを、お待ちいただいて本当に感謝です。
鴫野神社は、本殿からはなれ、ひっそりと佇まれております。当然、鴫野神社にご参拝されているのは女性の方々ばかりです。恥ずかしさもありましたが、神様に男性も女性も分け隔てないだろうと、心をこめてご参拝しました。 母親の長寿と、先生の子授け安産を。
ご参拝後、鴫野神社の周りを皆様が一周されてましたので、私は二周しました。 そして、帰ろうとすると、お百度参りの小さな石塔が建っており、時間的な制約もあり、母親、先生が授かった命、これから授かるであろう命の無事を石塔の頭を、ただ無心に三百回なでました。
2025.5.27 先生が母親のリハビリに来ていただいたので、今回アップさせていただいた写真と、新しいお守りと巫女様からのお言葉をお伝えしました。 先生は泣いておられました。 その週末に、旦那様と二人で生國魂神社にご参拝されたそうです。
私は大変な難産で母親の出血がひどく、後に「母子ともに救命することは困難かと感じた」と産科の先生に教えられたと母親から何度か聴いています。
命を授かるということは、当たり前ではないことを改めて実感しました。 先生、母親のリハビリをよろしくお願いいたします。
◯生國魂神社への行き方 ・Osaka...
Read moreIkutama Shrine, or 生國魂神社 (Ikutama-jinja) in Osaka, Japan, holds a rich history dating back over a millennium. Established in the 3rd century, it venerates the deity Wakumusubi no Kami, known for fertility and safe childbirth. Originally located near Osaka Castle, the shrine relocated multiple times due to wars and urban development. Its current site in Tennoji Park was chosen in 1873 during the Meiji era. The architecture showcases a harmonious blend of Shinto and Buddhist elements.
Ikutama Shrine hosts various festivals, including the vibrant Plum Blossom Festival, symbolizing the arrival of spring. Pilgrims and locals alike visit to seek blessings, particularly for familial prosperity and well-being. The serene surroundings and ancient trees contribute to the shrine's peaceful atmosphere, inviting visitors to connect with Japan's spiritual heritage in the...
Read moreA beautiful, spacious area with the main shrine in the center. I like taking the scenic park route to Ikutama shrine. It's not busy, and very easy to access; no stairs or hills, it is a flat area.
There is the goshuin-cho (500 yen) and the souvenir stamp on the left of the reception desk where you can get 2 free stamps! Very clean, well maintained property and if you come to visit in the right year, you can get your zodiac animal goshuin! This year is the dragon.
I highly recommend visiting Ikukumitama shrine for goshuin collectors and...
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