お店は京都上京区今出川にあるまだ新しい「小松」という名のリストランテです
雨上がりの住宅街、油小路と一条通りが交差するガラスに覆われた一軒のお店です
こちらのオーナーシェフは北浜のポンテベッキオ本店で長年勤められたのち前料理長の土谷シェフの後を引き継ぎ4年間に渡り有名店を支えた石田晋二シェフ
京都今出川に2021年3月オープンしたばかりで 聞けば「小松」という店名は母方の祖母の氏を残そうと名付けたそうで古民家をリノベーションした全面を覆うガラスはありったけの自然光を取り込み温もり溢れる佇まいとなっています
扉をゆっくり開ける… 反射して見えなかったガラスの向こうは穏やかな店内 飾らない笑顔が静かに迎えてくれました
シンプルで明るく広々としたカウンターは10席、デンマーク王室御用達カイ・ボイスンのカトラリーが並び 2階にはテーブル席も用意されているそうですが 今日はカウンター中央の特等席でランチを楽しませていただくことに。
本日は [ランチコース]¥5500(税込)+ノンアルコールスパークリングOPIA、ノンアルコールワイン をプラスしていただきたいと思います
◇ノンアルコールスパークリングワイン「OPIA」 ◆前菜 ・滋賀県小鮎のコンフィ 胡瓜の酸味のソース ・メロンのソルベ ・こだま西瓜とプリンスメロンの生ハム巻き
清水焼の作家さんにお願いして作ってもらっているという器たちはブロンズのような光を放つ前菜盛り合わせのひと皿から…
メロンのソルベは飲むことを知っていたかのようにノンアルコールスパークリングワインと円やかに溶け合いメロンの風味はやがてカクテルをいただいているような錯覚に陥る こんがりコンフィされた2匹の稚鮎 柔らかくホロリと口の中で解ける身と肝、添えられた胡瓜の歯応えと酸味が夏を思わせこの季節にぴったりの前菜でした
・自家製のフォカッチャ
◆パスタ2種
・沼島産鱧と賀茂茄子の冷静パスタ バジル フレッシュトマト 茗荷
・チーズを中に詰めたラビオリの様なパスタ ゴールドラッシュソース 削りたてのチーズとパンチェッタ
ごろごろ沢山の鱧が入った爽やかでひんやりとした冷製パスタ 艶やかな平打ち麺は踊るように舌を滑り冷静ソースの味を纏う とろっとした賀茂茄子と歯応えのまだ残るトマトの酸味でキュッと引き締められ刻んだ茗荷の香りが上品に広がり日本料理のような端正さを感じる
2種目のパスタからはチーズを包んだラビオリのようなパスタ もっちりとしたラビオリから溶け出す温かなチーズ、 ゴールドラッシュのソースは食材そのものの深い甘味と 濃厚でありながら軽やかにまとめられたパンチェッタと削られたチーズの香りが芳醇で食欲をそそるお皿です
◆メイン ニュージーランド産仔羊 赤ピーマン ウイキョウのスキャッチャータ(クタクタになるまで野菜を煮込む)
ラムチョップは私の大好物、ピンク色の断面に思わず喉が鳴った ミディアムレアに焼き上げられた仔羊にはポンテベッキオが得意とするスキャッチャータが添えられている ナイフを入れると柔らかに溢れる肉汁、クタクタになったウイキョウのねっとりとした優しいソースがよく合いノンアルコール赤ワインであることが悔しいほどのマリアージュを魅せる
◆ドルチェ ソルダムとシャンパンのソース 白桃 紅茶のグラニテ ミントを添えて
グラスの佇まいと曖昧な色合いと艶やかな白桃が大人の色気を感じさせる 崩したソルダムの酸味と甘味にシャンパン、紅茶のグラニテの合わせが深い大人のドルチェに仕上がっています
◆食後ドリンク エスプレッソ
◆小菓子 ・マカロン レモンホワイトチョコレート ・ヘーゼルナッツローストキャラメリゼ
ホワイトチョコレートのマカロンはコクの中にレモンピールが夏らしくほろ苦さと爽やかさがあり シナモンの香りが際立つガナッシュで絡めたホロリと解れるシュトロイゼルの舌触りはシンプルな姿からは想像もつかない美味しさでひと口にまとめられていた
非の打ち所がないメニュー構成、コストパフォーマンスの高さ 季節の食材の持っている本来の美味しさは最大限に活かされ上等なイタリアンへと姿を変える それは石田シェフの自然体であり持ち合わせた類稀なるセンスの創造なのであろう
京都「小松」と引き合わせてくださった方に深く感謝し 偶然の繋がりに改めて出逢いの不思議を感じた今日を心に刻みたいと思います あっという間に予約がとれなくな...
Read moreThis is an absolutely lovely Michelin star experience. Be prepared for multiple courses wonderfully prepared by the kind chef-owner, and for it to be exquisite. When we visited, we were one of two couples there for the evening, we sat at one of the ten or so seats that are arranged chef's table style, and it was delightful. All the food was amazing and inventive and delicious. More than that, it was a quiet,...
Read moreExcellent meal in Kyoto, yes, it is Italian kitchen, but with a Japanese touch. All dishes are served in a beautiful style, in a stylish restaurant with (typical Japanese) counter seating. Menu is served in Omakase style and we paired it with a lovely Japanese white whine: Solitude Terre de Yoichi. 2 appetizers, 2 pasta’s, a main with lamb and a lovely peach dessert. Highly...
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