Yamanekoken — Restaurant in Nagoya

美味しい、の基準が変わるような、何か今まで感じていた『美味しい』と明らかに違うような感覚。 舌が旨いと感じると言うよりは、体が喜ぶような、これが美味しいというもんですよ、と体から教えられるような感じがします。食べたことないのに体は知っていたかのような不思議な感覚になりました。

まず、山猫軒さんの初回システムとしては、まず下調べです。口コミやFacebook、ホームページや食べログの説明欄等をよく読んで予約をします。覚悟と期待を作るこの調査がかなり重要です。『山猫軒』といえば、『注文の多い料理店』の店名で有名ですね。つまり、そういうことかもしれません。 当日は18:15集合。時間厳守。着席と共にオーナーの料理への宗教観にも似た熱いパッションとお酒の頼み方説明を聞きます。(約30分)この際に繰り広げられる意見に対して特に同意等はなくても問題ありません。どちらにせよ、料理を食べてから判断すれば良いと思います。 その考え方に対して引く人もいるかも知れませんが、そもそも実害はありません。美味しい料理を作る事に対する情熱が溢れて、少しの攻撃性を孕んだ言葉となっているだけで、最終的には美味しい料理に還元されているだけのようですので、まず引く前に料理への熱ヤベーなーと期待を膨らますのがこの時間の正解のようです。 お酒(グラス)の説明と少しのデモンストレーションが終わるといよいよ料理の時間です。

料金説明を忘れていましたが、スタンダードコース(初回は必ずこれ)￥15,000、これに飲み放題￥3,000を付けるのがベストチョイスです。ワインにこだわりがあったり滅茶苦茶詳しければ、より金額の大きい飲み放題コースを頼むと更に幸せになれるらしいですが、基本コースのコスパ凄まじいので、とりあえず最初はこれにしといてみてください。デザート等を最終的には頼むことになるので、１人￥21,000が初回の支払い額と思っておけばOKです。カード不可、現金のみです。 お酒は料理にあわせてスパークリングワイン、日本酒、白・赤ワインが出ます。合わせて15本くらいを好きな分量入れてくれる&お代わり出来るという、色々飲みたい人にとっては至高のシステムです。個人的には日本中に広がって欲しい。

料理を出す度にオーナーの説明が始まります。素材や調理法へのこだわりが異常で、マニアックで、聞く人によっては宗教的に聞こえるような、その料理説明を聞いている時点で料理への期待や疑いが大いに膨らみます。今まで各個人が学んできた料理理論と異なる部分も沢山あると思うので、ここで感じるのはプラスでもマイナスでも構いません。料理を食べて答え合わせをするのが楽しいのです。

料理一つ一つの説明はオーナーから聞くのが一番素晴らしく楽しいので、私が個人的に思った全体的な感想だけ。 とにかく、素材の脱水、素材への火入れが凄まじいです。素材にとことんこだわっているが故に、調理法はシンプルに、素材を活かすように、という形なのかと思うのですが、一つ一つがとんでもなくキチンとしているんだろうな、と思います。食べた時の食感のグラデーションと香りが凄いのです。 また、味に関しては特に醤油系の塩味と甘味のバランスが素晴らしく好みです。醤油の香りをあそこまで殺さずに作るのはどういうことなのか全く分かりません。 酒量もたっぷり普段なら二日酔い、お腹も満腹次の日は胃もたれか、と思いきや次の日は朝から腹ペコ元気です。 一言ではまとめきれないのですが、健康で滋養のある食事、とかそんな感じが一番しっくりくる気がします。

現在スタンダードコース２回目の山猫軒さん初心者の口コミですので、本当に理解しているかは不明ですが、なんといっても非常に美味...

今まで行ったお店の中で間違いなくワースト1です。

最初はよかったです。ワイングラスの説明から始まり、気分がよかったのかそのまま喋り続け、30分経ってようやくグラスにワインが。

確かに美味しい、でも次の瞬間目を疑いました。

あれだけ飲み口で味がとか空気がとかこだわりを語ってたのに同じグラスに違うワインを入れ、このグラスは高いから数を用意できず、同じグラスに次々注いで行きますとの事。

それ一番味が台無しになるんじゃ… ちなみに後半は同じグラスに日本酒でした。

鱧のお吸い物は素材の味を活かす為に鱧と塩だけとの事。うん、自分で作ります。片栗粉すらまぶしてなかったです。またウンチクが長いから語ってる間に温くなってる…

間違ったウンチクに大人ですからやんわりと指摘すると明らかに不機嫌ムードでいやそれはと被せてきました。歴史の事でしたからちゃんとWikipediaでも見せて話を正そうと思いましたが、それも幼稚すぎますしその後もどうせ被せてくるなと思い、相槌をしてやり過ごしました。

もうこの辺から正直かなり面白くなり、なぜ周りのお客さんは笑わないんだと思ってました。

最後はこれまた素材の味を活かしたウンチクを頂き、初めて作ったと言うプリンを頂きました。初めてって…それはもうただの素人のおじさんが作っただけのプリンです。そんな味でした。

店内は狭く、椅子は…新入社員でももっといい椅子に座ってるぞと思うくらい。ダンボールやおもちゃのアイスクリームメーカーの箱やらありました。途中これで作ったのかな…と邪念で笑いそうに。後半は座り心地のせいで地獄です。長々ウンチク聞かせるならいい椅子にした方が…

ネタとして友人やプロの料理人と再訪したい、そう思...

追記 2021ある日のクリスマスメニュー

曖昧な点もありますので参考程度に… お酒の写真はお任せのものとなります。

ハンマーヘッドシャークのフカヒレ&宇治田鶏のお出汁スープ

カラスミ餅とコチュジャンと邦美丸の海苔

5Lサイズの炒り銀杏

玄米ご飯 すっぽん 生カブ 生からすみ からすめんたいこ

お刺身 伊良湖の天然ふぐ　一晩寝かしたもの 伊良湖の天然ふぐ　今朝〆たもの 菜の花のからしあえ ふぐのにこごり 血合のある本マグロ 上品な脂の本マグロ

すっぽんのレバーと腸の佃煮と しょうがののった湯豆腐

すっぽんのスープ 白トリュフ

すっぽんのからあげ おやき風すっぽん雑炊

豚ホルモンとコチュジャン

生ハムメロン スライスの厚さ違い

フグのボリートとガーリックトースト

パンから時計回りで フランス　ペルシェ　ド　シェーブル　山羊のブルーチーズ フランス　ラングル　ウォッシュ スイス　ゾレット 洋梨

バスク豚のベーコン 兵庫のイノシシのサルシッチャ ポレンタ

椀物

マカロン ババロア 洋酒のケーキ

——————— 39セット！カツ丼メインでした。 カツ丼もさることながら、トマトとモッツァレラのサラダとレモン...