浜松町駅からほどなく、都会の喧騒を抜けた先にそびえるメムズトーキョー。その16階に広がる「シェフズシアター」は、まさに天空の劇場であった。子供の誕生日という特別な日を祝うため、このフレンチレストランの扉を開いた。 エレベーターを降り立つと、そこには息をのむほど開放的な空間が広がっていた。天井は高く、柔らかな光が差し込む店内は、都会の喧騒を忘れさせる静謐な美しさを湛えている。店名が示す通り、料理人たちが流れるような手つきで調理を進めるオープンキッチンが望める。まるで舞台を観るように、ライブ感あふれる料理の過程を眺めることができるのは、食欲をそそる最高の演出であった。そして、窓の外には東京湾の壮大なパノラマが広がる。湾岸に沿って連なるビル群は、まるで壁のようにそびえ立ち、その手前を悠々と行き交う船の姿は、都会のダイナミズムを感じさせる。夜にはきっと、宝石を散りばめたような夜景が輝くのであろう。 まずは、きめ細やかな泡が立ち上るノンアルコールスパークリングで乾杯。これから始まる美食の旅への期待が、胸いっぱいに膨らんだ。 隈元シェフが贈る、春の息吹を感じるコース 供されたのは、国際コンクールでの優勝経験を持つ隈元シェフが紡ぎ出す、ランチプログラム「Flowering Meadow – 野の花のささやき」。春の野に咲き誇る花々のように、繊細かつ彩り豊かな料理の数々であった。 アミューズブッシュは、五感を刺激する創造性豊かな一皿であった。 「ホタルイカのタルティーヌ、菜の花のジェノベーゼ」は、磯の香りと菜の花のほろ苦さが絶妙なハーモニーを奏で、春の訪れを感じさせる。 「美膳軍鶏レバーパテのマカロン」は、見た目の愛らしさとは裏腹に、濃厚なレバーのコクが口いっぱいに広がり、驚きと感動を与えてくれた。 そして、「桜エビのブーダンドッグ」は、香ばしい桜エビの風味と柔らかなブーダンが融合した、独創的な一品であった。 これらのアミューズブッシュと共に供された、未体験の深い味わいのコンソメスープは、これからのコースへの期待を否応なしに高める、確かな序章であった。 オードブルは、「桜鯛のファルシ、柑橘のタブレとモッツァレラチーズエスプーマ」。 春の花畑を思わせるような、息をのむほど美しい盛り付けに心が躍る。桜鯛の繊細な旨みと、柑橘の爽やかな香りが絶妙に調和し、モッツァレラチーズのエスプーマが軽やかな口当たりを添える。和の要素を感じさせつつも、洗練されたフレンチへと昇華された一品は、シェフの確かな腕を感じさせた。 メインは、季節の恵みを存分に味わえる「鴨肉のロースト、春野菜のタルト、ふきのとうのコンディメント」。 しっとりと火入れされた鴨肉は、噛みしめるほどに旨みが溢れ出し、濃厚な赤ワインソースがその味わいを一層引き立てる。添えられた春野菜のタルトは、彩り豊かで、野菜本来の甘みと香りが鴨肉との相性を高めている。ふきのとうのコンディメントが、ほのかな苦味と香りで全体の味を引き締め、奥行きのある一皿に仕上げていた。 そして、待ちに待ったデセールは、「苺とグリンピースバタークリームのフレジェ」。 まさかのグリーンピースが使われたデザートという、初めての組み合わせに驚きを隠せない。しかし、一口頬張ると、その独創性に感服した。グリーンピースの仄かな風味と、甘酸っぱい苺、そしてなめらかなバタークリームが見事に調和し、見た目も華やかで、忘れられないデザートとなった。 メインのデザートの後には、事前に依頼しておいた誕生日ケーキが運ばれてきた。シンプルな苺のショートケーキではあったが、真っ白なプレートにフランス語で「Joyeux...
Read more【世界的な名作『ロミオとジュリエット』をお料理でいただく格別な時間🥂✨】
昨年からずっと行きたいとリクエストをしていた メズム東京さんのレストラン 『Chef's Theatre(シェフズ・シアター)』 へ連れて行ってもらいました🌹
その理由は 『Romeo and Juliet(邦題:ロミオとジュリエット)』 のストーリーを表現したお料理を ご提供されているから。
2023年にやりたいこと、行きたいところが 早速叶ってとても嬉しかったです🤍
Chef's Theatreさんは 厳選素材を生かしたフランス料理を、 ビストロノミースタイルで楽しむことができるレストラン。
数々の受賞歴を誇るシェフが彩る 五感を魅了する料理をいただけます。
ホールスタッフさんも とても心地の良い接客で セリフを流暢に言ってくださることに加えて感動したのが 教養の深さです。
私が聞いたことにも (マニュアルにない内容でも) さらりと回答をしてくださり
「この作品についてとても 勉強しているんだなぁ」 と伝わってきました。
『Romeo and Juliet(邦題:ロミオとジュリエット)』 を基にしたランチ&ディナープログラムでは、 物語の前半をランチで、 後半をディナーで表現し、 ランチとディナーを合わせると 一つの物語が完成する構成。
→どちらも楽しめるっていう 発想もとてもオシャレですよね💍
ランチプログラムでは、 失恋したばかりのロミオが 仇敵の家の一人娘ジュリエットと運命的な出逢いをし、 永遠の愛を誓い合った二人が 密かに結婚式を挙げる場面まで再現されていました。
音楽も作品の中で使用されているものを BGMで流してくださるので より一層、一体感が芽生え 美しい時間が流れていました。
お店のHPに 〝ビストロノミー〟という単語が書かれていたので なんだろう?と思って調べてみました。
すると、 質な素材を活かした美食の〝ガストロノミー〟に カジュアルな大衆レストランという意味の “ビストロ”を合わせたのが「ビストロノミー」なのだそうです。
つまり カジュアルでリラックスした雰囲気の中で、 本格的なフレンチを味わえるお店🇫🇷
メズム東京さんが ラグジュアリーホテルで、 その中にあるレストランなので 個人的にはカジュアルに感じませんでしたが
(開放感のある大きな窓も、広い天井も 美しいインテリアや食器も すべてが心地よかったです✨)
〝ビストロノミー〟を代表する レストランなのだそう。
個人的にはデザートの 結婚式をイメージしているスイーツが 幸せな気持ちの中にも これからの道が不安定な未来を描いたという 繊細な感性に感動しました。
ミュージカルや戯曲など 他分野の芸術世界を お料理で表現される世界観は
美しさとユーモアを兼ね備えており とても好きです。
時間が許す限り、 なるべく作品を観て予習をして 訪れるのですが、
「このシーンを一枚のお皿で表現すると こういうイメージになるんだ!」
と知ったときに 作品もお料理も相乗効果で 魅了されます。
学んで身につけた教養と 表現される感性が結びつく時間って 記憶に残る格別な時間だなと感じさせてくれる レストランでした。
ご馳走様でした🤍
『Romeo & Juliet(邦題:ロミオとジュリエット)』 ランチプログラムメニュー
-Sad Hours.- 川俣シャモ / ビーツ / トマト [ペアリングモクテル(ノンアルコール)] ノンアルコールスパークリング/ピンクグレープフルーツ
-Only Love, Only Hate.- 鯛 / マスカット / 香草 [ペアリングモクテル(ノンアルコール)] マスカット/ピーチ/カモミール
-O… Romeo, Romeo!- 本日のお魚 / ニンジン / 海藻 [ペアリングモクテル(ノンアルコール)] マスカット/レモン/ミント/ローズ
OR
-What’s in a Name?- 仔羊 / アンディーブ / ズッキーニ [ペアリングモクテル(ノンアルコール)] グレープ/ローズ
-Love-Devouring Death.- 白胡麻 /...
Read moreMesm Tokyo, Autograph Collection 《 Chef’s Theatre 》
お誕生日ディナーはこちらで🍽️ ちょうど3/1から始まった ディナープログラム 『Blooming Right – 春、躍動』 ¥ 15,800
デビューほやほやのコースをいただけたのも嬉しい💖
ランチコースは写真を見るとピンク色で華やかな印象だったのでより春らしいのかな?
ディナー「春の躍動」は春から初夏をイメージとのこと。
アミューズブッシュから 目を奪われる美しいお料理。
ミモザのグラスの器は、ちょうど3/8のミモザの日を彷彿させてとても素敵🌼 ほんのり蕗の薹の苦味がなんとも🌿
オードブルには、大好きなアスパラガスと車海老。 この季節のアスパラガスの美味しいこと。 ゼリー仕立ての前菜は大好物。
メインのお魚は、 コーラルピンクの珊瑚🪸とお魚に大きなハマグリ。 美味しいに決まってる〜💖 春を少し過ぎた頃に、 南の海では珊瑚の産卵🪸 美しいピンク色の卵が深夜の海に誕生していくと聞いたことがあって。 その景色が浮かび、梅雨前の穏やかな海に行きたいな〜と思いながら良い気分🏝️
チラッと見えている貝殻にはソースが入っているのよ🐚
メインのお肉は、国産牛のローストと旬の筍。 お肉は、ローストしたものとビーフシチューのようによく煮込まれたもの。 2種類の味が体験できたのも嬉しい。 ローストのお肉はちょうど良い焼き加減でとても美味しかった。 筍は、この季節に食べないわけにはいかない食材よね🎶
ここまででも十分に春の情景と味覚を楽しめた〜🌼🌿
デザートは、見目も可愛らしいレモンのコンフィ。 キャラメリゼのレモンの皮を砕くと 柔らかな生姜のムース。 レモンバーベナの香りもふんわりと漂い🍋 爽やかなスイーツの〆で嬉しい☺️
すでにお腹いっぱいになってしまった私たちは、 気の利くスタッフさんのお声がけで お部屋で小菓子とコーヒーを🥮
大画面テレビで藤井風さんのライブを見ながら いただきました☕️
ちなみに私は、お酒弱いので モクテルのペアリングで お料理に合わせたペアリングは やはり嬉しいよね🍷
「物語」を感じられるコースが私は好きで、 メズムのお食事やアフターヌーンテイー、 カクテルもまさに「五感」が喜ぶものばかり💖
大人アートな時間を過ごしたい方にはおすすめ🎨
✨メニュー✨ ディナープログラム 『Blooming Right – 春、躍動』 ¥ 15,800
春の芽吹きから新緑、初夏へと 変わりゆく情景を感じるディナープログラム
春ならではの躍動感を感じていただける ストーリー仕立てのプログラムを五感でお楽しみください。
『Blooming Right – 春、躍動』 ディナープログラム
・アミューズブッシュ 【ウドと細魚のマリネ、ハーブソース】 【うずらのフリット】 【エスカルゴのタルティーヌ】
・オードブル 【アスパラガスと車エビのシャルロット仕立て】 アスパラガス / 車エビ
・メイン【魚】 【アイナメのソテー、コキアージュのソースと海藻リゾット】 アイナメ / 海藻
・メイン【肉】 【国産牛のロースト、筍のアンサンブル】 筍 / 国産牛
・デセール 【地中海レモンバーベナ、しょうがのムースとレモンのコンフィ】 レモン / レモンバーベナ / しょうが
・スペシャルティコーヒーまたは紅茶 / 小菓子
■■ペアリングドリンク■■ コースメニューに合わせた、モクテルとワインのペアリングをご用意しております。
●モクテル(ノンアルコールカクテル)ペアリング 4,000円 ●ワインペアリング 8,000円 ※消費税・サービス料込
********* Mesm Tokyo, Autograph Collection メズム東京、オートグラフ...
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