I know this place from the NHK documentary , and I managed to find it in my last visit to Tokyo. The cab dropped me near Uguisudani station cause the driver had no idea where this restaurant is, and I only had it from a screen grab from the Youtube video. I walked into a nearest digital shop, luckily their manager knows this place and spent 5 mins walked me to the door front. It's the same as in the documentary, everything is hand written in Japanese, I guess everyone else are locals except for me, who was there trying to see all these interesting ppl documented in the film. Ordering has been challenging for me but at least there are sample dishes you can choose from. Food actually tasted super normal, nothing outstanding at all, unlike those other places easier to find for tourists, this place tastes really are just a local shokudo to have your stomach filled, not for tourists. So if you are not going there because of , it's not that enjoyful, the taste is not going to...
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鶯谷駅北口の改札を出て、たった数歩で赤い提灯の下に滑り込むと、そこは“24時間営業”という言葉の意味をまざまざと思い出させてくれる時空のほころび——〈信濃路〉である。壁いっぱいに貼られた短冊メニュー、安酒が染み込んだ木のカウンター、そして客同士のあいだを漂う微妙な距離感。早朝でも深夜でもない奇妙な昼下がり、私はその場末感に身を委ねながら、かつて“文壇の破滅の無頼派”と呼ばれた小説家・西村賢太を思った。
西村は十七歳で家を飛び出し、鶯谷の三畳一間に住み始めたその夜に〈信濃路〉へたどり着いたという。――「中学を卒えて家も出て、鶯谷に三畳間の部屋を借りたその夜に〈信濃路〉を知った。」  彼はそこで170円のたぬきそばをすすりながら、店内に巣くう “誰も相手にせず誰からも相手にされぬ、無音と同義の喧騒” に、自分の居場所を見いだした。世間との不協和音をまとったまま、コップ酒を煽る群像の中に溶け込む歓び——それがのちの私小説に不可欠な“負の静脈”になった。
その私小説群の語り手こそ、作家の分身「北町貫多」である。『苦役列車』をはじめ多くの作品で、貫多は労働のあとに〈信濃路〉に転がり込み、ホッピーやカレーそばで小腹と自尊心を満たす。「この店で腹を満たすため汲々と労働に勤しんだ北町貫多」 ——そんな評言に思わずうなずく。貫多にとって〈信濃路〉は、労働と貧困と性欲が凝縮された“底辺東京”を体現する場であり、また同時に、彼が唯一“客”として遇される安全地帯でもあった。
実際の賢太は、その安全地帯でしばしば怒鳴り散らし、編集者を呼び出しては説教を垂れる。『一私小説書きの日乗』のある日の記述は痛快だ。――「夜八時半に一人で鶯谷にゆき、〈信濃路〉で飲んでいるうちにまた腹が立ってきて『新潮』誌の田畑氏を呼び出す。」  一方、別の日には痛飲のディテールが続く。――「深更、一時にタクシーで鶯谷へ。〈信濃路〉で、生ビール一杯、ウーロンハイ七杯。」  甲類焼酎「宝」をこよなく愛する賢太は、店ではもっぱらウーロンハイを手酌し、締めにラーメンライスを流し込む。痛風の薬を常飲しながらも、貫多同様“呑まなければ書けない”肉体を抱えたまま突っ走った。
そんな逸話を念頭に、私はホッピーの黒と赤ウインナー揚げを頼む。ウインナーの衣は厚揚げのように固く、ソースを跳ね返すほどの弾力。かぶりつくと、脳裡に貫多の歯茎が浮かび、その背後で賢太が笑っている気がした。ついで注文したカレーそばは、脂浮くスープが蕎麦の香りを押し流し、代わりに化調とスパイスの余韻だけを残す。これが330円である。貧の味わいを極限まで煮詰めたような一杯をすすりながら、私は“文学”という言葉が酷く場違いに思えて、むしろ心地よかった。
店の空気は、二十年前よりかなり穏やかになったらしい。グーグルマップのレビューには「最近は女子供も平気で入れる店になっちゃいましたね、昔は西村賢太とかが常連の頃はびびりながらお暇させて頂いた感じだったけどね」とあり、かつての“無頼派ホイホイ”ぶりは影を潜めている。だが、朝から酒を煽れる24時間営業という器が残る限り、客は自ずと社会の綻びを引き連れてくる。数杯のホッピーが回った頃、隣席の老人が小声で独りごちた。「ここはさ、しゃべらなくてもいいんだよ」。その言葉に、賢太が拾い上げた“無音と同義の喧騒”がまだ息づいているのを確認する。
思えば〈信濃路〉は“聖地”というより“取水口”だ。貫多はここで底辺の自意識を汲み上げ、小説へと濾過した。賢太は、貫多という仮面を通じて己の羞恥をさらけ出しつつ、最後には “書く”...
Read moreチャーシューメン 650円
昨昼は少し遅め。
「年の暮れ近い12月30日午後14時、営業中の街中華」を自身の脳内フィルターに通すも... 反応示さず
【そういや〜近場で平日7:00から営業している大衆食堂あったな】ということでJR京浜東北線の鶯谷駅を下車、此方なら「醤油ラーメン」を嗜めることが出来たっけ。
信濃路 鶯谷店 東京都台東区根岸1-7-4 元三島神社 1F
北口改札を出て、昼過ぎでも賑やかな声が店内からこだまする。店外に貼ってある基本メニューを見ると、あるじゃん!「ご飯&麺類」の部に『醤油ラーメン 450円』 目線を下げると『チャーシューメン 650円』もある。
意を決して入店するも席は無いが、退店客とすれ違い様に空いたカウンター席に座っちまえば良いのだ。気の利く店員さんもその様子を先読みして卓上を片付ける。幸い、カウンター正面が 厨房洗い場(兼)デシャップ【料理をホールスタッフに受け渡す場所、所謂、飲食業界の専門用語】だったので、直ぐに片付き、厨房の様子も垣間見れるので好都合な場所だ。
厨房は複数人の若人が自国語で指示を出し合い厨房はホールへ日本語で声掛け合って、言語の切り替えを上手に使い分けていた。これは、なかなか良いパフォーマンス。ホールの目を意識した応対に、関心した。
ゆで麺機では、ラーメン、うどん・そば釜、パスタ等を一緒に釜茹でしていた。まあ食堂たるものはこう言うもんだ。ラーメンの麺は冷凍だったが、解凍〜茹で上がりまで2分未満、凄い時短だ!スープベースの汲み取り工程を見れなかったが、スープに茹で切りした麺を入れ、具材を丁寧に盛り完成。そのままデシャップ(当方)へスライド。デシャップから直渡しなので熱々!湯気も立ってすげ〜美味そう!
チャーシューは大判で5枚!これはお得だ。しかも厚めに切ってあり、口に含めば柔らかく仕上がっている。先週から数日食べたチャーシューの中でも一番の出来。コストパフォーマンスながらもこのチャーシューは美味い、美味過ぎる。これは「おつまみチャーシュー」でも食べてみたい。きちょ美味い筈だ。
麺は冷凍麺だけに、スープに長風呂させるほど水分を吸収してしまうので、チャーシューと麺と交互に食べる。麺は市販の「マルちゃん」生麺に似ている。舌触りがツルツルしていて、啜って噛むと「にゅる」って感じ。食堂の麺だもの、これくらいオーライ。
スープはその名のとおり醤油なんだが、甘い。カエシは蕎麦ツユだろう。食堂や蕎麦屋ならではの味。
気になったのはベース(出汁)。この味、時々遭遇するんだよなぁ。鶏ガラなんだろうけど、香味野菜か昆布かどんこ椎茸も入っている様な和風出汁って言うか......
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